2024年5月15日水曜日

農薬工業会の第93回通常総会が東京(日本橋茅場町の鉄鋼会館)であり、その後の中村 純先生(玉川大学名誉教授)による特別講演「ハナバチ類のための資源創出事業」に参加して拝聴してきました。会場では撮影、録音、録画は禁止となっていましたが、講演スライドはプリントして資料として配布されました。中村先生は玉川大学での現職時代にはミツバチについて研究をされていましたが、今日の講演はミツバチやマルハナバチのような社会性がないハナバチ類を中心とした大変興味深い内容でした。私にとって特に興味深かったのは、最後の話題の耕作放棄地をお花畑にしてミツバチやハナバチ類の保全を図るという提案でした。現在、市民グループの「矢切りの耕地を未来につなげる会」と一緒に取り組んでいる矢切の高齢化して後継者のいない農家の耕作放棄地を生かす方法の一つとして、蜜源植物の栽培ができないか・・検討してみる価値がありそうです。なお、日本農薬工業会は今日から名称を変えて、Crop Life Japanとなり、日本語ではカタカナでクロップライフジャパンとなるとのことでした。社会的にあまりにも悪いイメージが一般化した「農薬」という言葉を避けるという狙いと、国際的にすでにCrop Lifeという言葉が定着している(Crop Life InternationalとかCrop Life Asiaとか)というのが理由のようです。
講演会後の懇親会にも参加して、松戸駅に帰って来た時には小雨が降っていました。道沿いのツツジの花が小雨に濡れて生き生きしているように見えました。