Raleigh の辺りも急に秋らしくなり、Lake Johnson の周りをジョギングした後は長袖のシャツを着て、恩師の故W.C. Dauterman 教授のお墓参りに行ってきました。郊外の景色の良い丘の上に墓地はあり、色あせた古いお花(造花)を新しいお花と取り替えてきました。今までは1995年に63才で亡くなってからほとんど毎年来ていますが、これからはいつまで続けられるかはわかりません。
それから、入院している友人のFrank Peoples 君の奥さんのお見舞いに行きました。Rex Hospital からBlue Ridge Health Care Center (A Nursing and Rehabilitation Center) に移され、歩行練習その他のリハビリテーションの訓練を受けていました。日本でも千葉大学時代の同僚教授だったN君がリハビリセンターに入院していましたが、見舞いに行ってみたらリハビリは形だけで、人手不足のせいか実際にはほとんど歩行訓練もしてくれていませんでした。こちらもリハビリと高齢者の長期療養兼用の同様の施設ですが、リハビリ室を覗いてみたら日本と違ってまるで体育施設かと思われるほどいろいろな道具がそろっていました。友人の奥さんは今日は2時間半くらいいろいろな運動をし、補助具に掴まりながら40フィート(10m)歩いたと言っていました。アメリカの方が医療や介護はずい分進んでいるという印象を受けました。廊下の壁に看護士や介護士を対象の標語が貼ってありましたが、その中の一つは、「Never say "it is not my job" (それは自分の仕事ではないと決して言うな)」でした。
昼食後、友人達と入場料1ドル50セントの名画劇場に行き、SALT という女性スパイの映画を観ました。先日Karate Kid という映画を観たのと同じ劇場ですが、今日はよく注意をして見たら定員130名くらいの小さな劇場が13もありました。テレビやインターネットやDVDなどと競争して映画館が生き残る一つの方法として、多様な観客のために多様な映画を安い入場料で提供しているのでしょう。
映画の後は、Raleigh 近辺に在住のアメリカ人の友人達8人が近くのレストランに集まってくれ、私の送別の意味も込めて食事をしながらおしゃべりしました。