2月19日に振り込まれた方からの支援金が届きました。これで支援金の現在高は214,000円、延べ233人からの合計額は2,772,565円になりました。この方からはメールでのメッセージも届きました。
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2年前に読んだ本をきっかけで、事件をおこしてしまった人たちのことを考えるようになりました。それまでは、テレビの報道だけで知りえたことを、まるで自分の考えであるように錯覚し正義をふりかざしてたように思います。自分で考えてもいないのに、被害者の方の感情に乗り、犯罪をした者は許すべきではない、厳罰に処すべきであると、強く思っていました。
でも、それってテレビの影響をもろにうけてることに気がつきました。市橋さんの事件は、テレビの怖い影響下にあり危惧しています。
市橋さんの本も読みました。絵が印象的でした。あの絵を見ただけでも、真面目な几帳面で優しい人だと思いました。誰でも、失敗・間違いをおこします。怖くて逃げることもあります。間違いをおこした人を、みんなでよってたかって非難すべきではないと思います。
お名前を出されて活動されている本山さん、すごいと思います。何か、人手が必要な時は声をおかけください。
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ありがとうございます。支援者の中には匿名を希望する方もおられますので、市橋達也君の適正な裁判を支援する会は、支援者のプライバシーを守るために、最初から私一人で対応してきました。支援者の名簿/入金記録は、弁護団にもお見せしていません。昨日で、会が発足してからちょうど1年でしたが、今のところ私一人でも対応できる程度の活動ですから、お手伝いのお申し出はお気持だけいただいておきます。
今日は昼休みに江戸川の堤防を8kmジョギングしてきました。電光掲示板に気温は9度と表示されていましたが、風が強かったせいか、体感温度はもっとずっと低い感じがしました。支援者のお一人から要望がありましたので、市橋君の卒業論文のコピーと、1年生の時に受講していた「環境デザイン実習」の課題で市橋君が提出した作品がトップ8人の中の一人に選ばれて載っている小冊子moeを、宅急便で発送しました。
さっき、いい事があったので明るい気分になりました。学部生の時から私と空手の稽古を一緒にしている修士課程2年生のT君から電話があり、就職の内定をもらったとのことでした。市橋君の場合と同じように、彼も私の研究室の専攻生ではありませんでしたが、昨年の夏頃から私が紹介した四国のある会社の社長と何回か会ったり研修を受けたりして、当然採用されると思っていたのに、先月になって急に採用されないと知らされて、卒業を控えたこの時期にと本人も慌てました。当該会社にもいろいろな事情があったのでしょう。落ち込んでも仕方がないのだから、今からでも全力で求職活動をするようにと励ましておいたら、早速その結果が出て、私に報告の電話をしてくれたのでした。T君は、広島県出身で、大学院2年間も含めて大学6年間を生活費が安くてすむ学生寮に住んで(親孝行)、稽古の前に広い道場の床を自分一人だけでも黙々と雑巾がけするタイプの学生でした。私も嬉しくて、おめでとうと言ってやりました。今日、彼の所属する講座の修士論文発表会も済みましたので、これから勤務予定地の東京に住むところを探したり、少しずつ新社会人として生活していく準備をしていくのでしょう。こうして学生が巣立っていくのを見るのは、教師にとっては何より嬉しいことです。