菅野弁護士からお電話をいただきました。2月2日の公判前整理手続きでは、裁判官から弁護側と検察側の両方に今日までに対応するようにという宿題が出されたとのことでした。立証責任の70%は検察側に、30%は弁護側にあるのだそうですが、検察側は自分たちの主張に都合の悪い証拠は提出していないので、弁護側は証拠の開示を要求して、弁護側から証拠として提出するのだそうです。
弁護団6人全員は2月8日に第28回目の弁護団会議を開き、2月25日までに被害者遺族に被害弁償の申し入れをすることを確認したそうです。手記の出版については、出版社からとりあえず5万部の8%として約500万円を印税として市橋君に払えるとのことなので(もし10万部売れれば、その倍の約1,000万円)、被害弁償の申入書を日本の検察を通してリンゼイさんのご両親とその代理人の絹川健一弁護士に送る予定だとのことでした。
次回の公判前整理手続きは第13回が2月14日に予定されているそうです。次々回の第14回は2月25日に予定されていて、裁判へ提出する証拠はその時までに提出する必要があるとのことです。公判前整理手続きはいよいよ終了に近づいてきているようです。