2020年11月14日土曜日

朝5時頃目が覚めてみたら、松戸市上空には三日月が上がっていました。三日月の右斜め上には明るい星が輝いていて、右横にも よく見るとあまり明るくない星がありました。
名古屋大学農学部同窓会(セコイア会)関東支部総会が午後2時から4時までの予定でZOOMを使ってオンラインで開催されました。会長や司会の挨拶、 会計報告に続いて、学部長・研究科長の土川 覚先生のオンライン講演があり、農学部の現状や名古屋大学の現状について報告 されました。学部は生物環境学科、資源生物科学科、応用生命科学科の3学科制になり、大学院は生命農学研究科という名称の下に、 森林・環境資源科学専攻、植物生産科学専攻、動物科学専攻、応用生命科学専攻の4専攻制になっていました。文部科学省は大学を 3つのグループに分け、名古屋大学はスーパーグローバル創成支援の対象のトップAの13大学の一つに入っていました。ただ、予算は 自ら調達する民間企業型で、国から支給される額は私が大学院に在籍していた54年前に比べて極端に少なくなっているようでした。 常に外部資金獲得や、海外の大学との連携プログラムなど新しい事業の開発を求められ、一方で世界的なレベルの高い研究業績が 期待されていて、まるで競馬の馬のようにもっと早く走れと常に尻を鞭で叩かれているような印象を受けました。私はこんな時代に大学教員で なくてよかったと思うと同時に、大学はこんなに余裕のない状態で本当に基礎的なよい研究が出来るのだろうかと心配にもなりました。 講演の後は、2分間の休憩を挟んで、それぞれの場所での乾杯に続いて、一人3分ずつの自己紹介と近況報告をし、終わったのは予定 を30分オーバーして4時半ぐらいでした。 総会には名古屋から講演をされた土川先生の他に、関西支部の会員や海外(タイ)から参加した会員もいて、オンラインならではの利点 だなと思いました。32名の参加予定者で、実際に参加したのは29名だったとのことでした。