東京農業大学の食と農の博物館で総合研究所研究会生物的防除部会セミナーが開催されました。平成26年度第3回ですが、1995年の発足時からの通算では第61回になるそうです。
2題の講演がありました。1題目は農研機構野菜茶業研究所の佐藤安志氏による「チャの侵入害虫チャトゲコナジラミとその有望天敵シルベストリコバチ」で、2題目は有限会社サギサカの鷺坂祐志氏による「いちごのIPM-満足な結果とは?」でした。佐藤氏らの研究により、柑橘に寄生するミカントゲコナジラミとお茶に寄生するチャトゲコナジラミは形態学的には非常に良く似ているが、詳細に見ると区別がつき、ミトコンドリアDNAのCO1領域の延期配列でも区別がつくとのことでした。さらに、これらのコナジラミを宿主とする寄生蜂のシルベストリコバチにも、実はハプロタイプがあり、それぞれ日本に侵入した時期が異なると推察されるとのことでした。
鷺坂氏の会社は農薬の卸商ですが、それに加えてカブリダニのような天敵の販売やIPM(総合的有害生物管理)資材やいちごの苗の販売をしているとのことで、静岡県におけるいちご農家のIPMの普及状況について詳しく紹介しました。
両方とも大変興味深い講演で、よい勉強になりました。
セミナー終了後、近くの居酒屋に会場を移して懇親会があり、さらに意見交換を続けました。
明日は朝7時頃松戸を出発し、樹木医のA氏と一緒に2トン積みトラックを運転して南房総の和田浦に行き、千葉県南部林業事務所が伐倒して集積した松くい虫被害木を入手してくる予定です。館山の白浜ホテルに一泊して、明後日茨城県下館市まで運搬して、網室に入れる予定です。。
2015年3月24日火曜日
2015年3月23日月曜日
今日は千葉大学の卒業式で、千葉市のポートアリーナで行われた全学合同の卒業式後、園芸学部の学生はチャーターしたバスで松戸キャンパスに戻ってきて、学部での卒業生・修了生を送る会がありました。私も名誉教授として招待されましたので列席しました。
盛装をした女子学生たちがE棟横の満開のオオカンザクラの下で記念写真を撮っていました。送る会では、学部長(入院中なので副学部長が代行)挨拶、同窓会長挨拶、後援会長挨拶、学生代表挨拶に続いて、成績優秀者に対する学部長表彰が行われましたが、名前を呼ばれた9名全員が女子学生でした。
列席した名誉教授2名と同窓会長は学部長室に招かれ、学部幹部の教授数名と懇親会をしました。
送る会の始まる前に体育館の男子更衣室のモップ掛けとシャワー室のデッキブラシ掛けをしてから、江戸川堤防を8km 走ったり歩いたりしてきましたが、いつもよりも意識して走る距離を多くしました。
この時期にはあちこちで見られる光景ですが、オオカンザクラにはヒヨドリが来て花蜜を吸っていました。
盛装をした女子学生たちがE棟横の満開のオオカンザクラの下で記念写真を撮っていました。送る会では、学部長(入院中なので副学部長が代行)挨拶、同窓会長挨拶、後援会長挨拶、学生代表挨拶に続いて、成績優秀者に対する学部長表彰が行われましたが、名前を呼ばれた9名全員が女子学生でした。
列席した名誉教授2名と同窓会長は学部長室に招かれ、学部幹部の教授数名と懇親会をしました。
送る会の始まる前に体育館の男子更衣室のモップ掛けとシャワー室のデッキブラシ掛けをしてから、江戸川堤防を8km 走ったり歩いたりしてきましたが、いつもよりも意識して走る距離を多くしました。
この時期にはあちこちで見られる光景ですが、オオカンザクラにはヒヨドリが来て花蜜を吸っていました。
2015年3月22日日曜日
第1回みつばち百花セミナーは三鷹駅南口前の三鷹ネットワーク大学で午後1:30~3:30に開催予定でしたので、その前にみつばち百花代表理事の朝田くに子氏と玉川大学の中村 純先生と3人で駅前のレストランで昼食を食べながら若干の打ち合わせをしました。打ち合わせと言っても、今日の対話のきっかけにする報道記事は、東京新聞2014年11月25日に掲載された「話題の発掘」という紙面の[農薬大国ニッポンの逆走 「ネオニコ」拡大路線 ミツバチ大量失踪の「主犯」]という見出しの記事を使うということと、記事の内容について中村先生と私に質問をする、というだけの簡単な打ち合わせでした。
私は何も配布資料は準備をしませんでしたが、主催者側は上記の新聞記事のコピー、中村先生は一昨日の農薬学会大会の特別講演で使ったスライドのコピーを準備して参加者全員に配布しました。お二人ともパワーポイントスライドの映写も準備してありました。
参加者の座席は30席準備してありましたが、ほぼ全部埋まっていましたので多分参加者は30名ぐらいだった筈です。
最初に朝田氏がスライドを映写してみつばちコロニーの構成や各蜂の役割分担などについて基礎的な説明をした後で、参加者に3分間新聞記事を読んでもらいました。それから、中村先生にみつばちの専門家の立場からこの記事に関するコメントを求めました。先生は配布した資料とスライド映写をしながら、記事の不正確な点を指摘されました。次に、私に農薬の専門家としての立場からのコメントを求められましたので、事実に反する記述をいくつか指摘しました。
その後、参加者からの質問を受けましたが、中村先生に対する質問や私に対する質問が結構たくさんありました。
私に対する質問の中には、みつばちもネオニコチノイドにも関係のない、中国から輸入される農産物の残留農薬の安全性に関するものもありました。日本に輸入されているものは、きちんと検査がされて基準値を超える残留農薬が検出されたものは荷物の積み戻しか廃棄処分にされるので、流通はしていないという説明をしましたが、それでも不安なので自分は農薬は嫌いだと発言していました。
今までの農薬に対する片寄った報道で、農薬は危険という刷り込みがされていて、事実はそうでなく安全は確保されていても、それでも安心できないという典型的な事例でした。
事前のシナリオもなく、ぶっつけ本番に近い形のセミナーでしたが、本当に関心のある参加者が集まっていて、結果として有意義な会がもてたと思います。
私は何も配布資料は準備をしませんでしたが、主催者側は上記の新聞記事のコピー、中村先生は一昨日の農薬学会大会の特別講演で使ったスライドのコピーを準備して参加者全員に配布しました。お二人ともパワーポイントスライドの映写も準備してありました。
参加者の座席は30席準備してありましたが、ほぼ全部埋まっていましたので多分参加者は30名ぐらいだった筈です。
最初に朝田氏がスライドを映写してみつばちコロニーの構成や各蜂の役割分担などについて基礎的な説明をした後で、参加者に3分間新聞記事を読んでもらいました。それから、中村先生にみつばちの専門家の立場からこの記事に関するコメントを求めました。先生は配布した資料とスライド映写をしながら、記事の不正確な点を指摘されました。次に、私に農薬の専門家としての立場からのコメントを求められましたので、事実に反する記述をいくつか指摘しました。
その後、参加者からの質問を受けましたが、中村先生に対する質問や私に対する質問が結構たくさんありました。
私に対する質問の中には、みつばちもネオニコチノイドにも関係のない、中国から輸入される農産物の残留農薬の安全性に関するものもありました。日本に輸入されているものは、きちんと検査がされて基準値を超える残留農薬が検出されたものは荷物の積み戻しか廃棄処分にされるので、流通はしていないという説明をしましたが、それでも不安なので自分は農薬は嫌いだと発言していました。
今までの農薬に対する片寄った報道で、農薬は危険という刷り込みがされていて、事実はそうでなく安全は確保されていても、それでも安心できないという典型的な事例でした。
事前のシナリオもなく、ぶっつけ本番に近い形のセミナーでしたが、本当に関心のある参加者が集まっていて、結果として有意義な会がもてたと思います。
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