10月24日に振り込まれた方(4回目)と10月26日に振り込まれた2名の方の支援金が届いていました。これで支援金の現在高は43,000円、延べ180名からの合計額は2,314,565円になりました。ありがとうございました。
菅野弁護士から連絡があり、11月2日に弁護団会議を開いて、市橋君の指導教員の一人だったM教授と会って相談する日程の調整結果を11月4日に知らせていただけるということになりました。
支援者のお一人から、先日ニュースが伝えていた耳かき店員殺害事件の裁判を傍聴してきたとのメールをいただきました。亡くなった人を生きて返してほしいという被害者遺族の切々たる訴えに、多くの方々が胸を詰まらせて涙を流していたとのことでした。市橋君の公判でも、リンゼイさんのご両親の同様の訴えに、市橋君は自分の犯した罪がどれほど人を不幸にしたかをあらためて実感することになるのでしょう。
函館市湯の川温泉で開かれた農薬環境科学研究会は昼で終わって、エクスカーションとしてバスで道南地方農業の実態視察をして、今夕松戸に帰ってきました。七飯(ななえ)町は、プロシア人のR.ガルトネルという人が五稜郭を占領した榎本武揚(後に東京農業大学の創立者になった)と開墾条約を結んで明治2年に大規模な農場を開いて、リンゴを日本で初めて栽培した場所とのことでした。大沼国際セミナーハウスと城岱(しろたい)牧場を回って、函館空港に戻りました。大沼国定公園は紅葉が真っ盛りでした。城岱牧場は山の上の町営牧草地で、春から10月20日まで牛を預かって放牧するそうですが、ちょうど牛が下山した後でした。昨夜バスをチャーターして登った函館山から眺めた夜景は、さすが日本の3大夜景と自慢するだけのことはありました。津軽海峡を越えて、遠くに青森県側の灯りも見えました。
今回の研究会のテーマは、「土壌残留農薬の挙動と農作物及び周辺環境への影響」で、特別講演と7題の講演がありました。約100名の参加者が全国から集まり、熱心な討議が行われました。私は参加者の中で最長老に近い年齢だったからだと思いますが、情報交換会(懇親会)の中締めの挨拶を頼まれました。気持だけは現役のつもりでも、こういう挨拶を頼まれるようになったということは、私もそろそろ引退の時期が近づいたということなのでしょう。