2010年10月21日木曜日

今日は知人の高校時代の先輩で、農業高校の教員を定年退職後吉備(きび)中央町議会議員をしているN氏の松山に入山し、松茸の生えているところを見せてもらい収獲もさせてもらいました。

N氏の口利きで吉備中央町の農林課長を訪問し、町が松くい虫防除のために4地区の松林(計341ha)で有人ヘリコプターによる薬剤散布を続けて松を守ってきたことの説明を受けました。車で回ってみたら、昨日見たほとんどが枯死した松林と違い、林道沿いの松も斜面の松も青々と元気よく見えました。単に松茸生産のためだけでなく、アカマツは町の樹でもあるので、町の誇りとしてこのアカマツ林を守っていきたいとのことでした。

2日間にわたって知人の車で山の中を走り回りましたが、岡山県がこんなに山だらけだとは知りませんでした。地面が隆起して間もないことを示す急峻な岩壁や、美しい山の景色と不釣り合いな、上流の新成羽(なりわ)川ダムの浚渫工事が行われていて清流(成羽川)に何ケ月も汚濁水が流され続けているためにアユもそれを餌とする川鵜もいなくなった現実(電力会社による環境汚染問題)や、山の上の集落に住む人達の厳しい生活の様子など、勉強になりました。