暦上は立冬だそうですが、秋晴れで爽やかな日和でしたので、散歩がてらに千葉大学園芸学部祭(戸定祭)を覗いてみました。例年通り模擬店や農産物の販売は活気を呈し、市民が大勢訪れていました。研究室の展示発表では、果樹研究室の柑橘展は日本全国からいろいろな柑橘類を集めて展示し、解説も力が入っていました。年によってテーマを変えて、輸入果物や柿や異なる果物を展示しています。市橋君が所属していた緑地環境学科関係では、戸定ケ丘キャンパスのデザインコンペの作品が合同講義室に展示されていて、制作者によって全く異なるイメージのキャンパス像ができていておもしろいなと思いました。
松戸市の緑の回廊として園芸学部とつながっている、隣接の戸定邸と戸定歴史博物館にも寄ってみました。大政奉還後の旧水戸藩主徳川昭武(徳川慶喜の弟)の別邸がきちんと保存されていて、無料のガイドが親切に説明をしてくれました。私は江戸時代に水戸と江戸を参勤交代で行き来する時に使った別邸と誤解していましたが、実際には明治になってから建てられたもので、よく徳川慶喜も訪れていたとのことでした。和風の建物も庭も資料が展示されている博物館も見ごたえがありました。
私は今週火曜には福島県勿来(なこそ)で、木曜には千葉県君津で講演があります。いつもは、間に合わなくて移動の新幹線の中や飛行機の中で構想を練ることもあるのですが、今回は比較的早く準備ができたので余裕です。