2010年11月4日木曜日

菅野弁護士から連絡があり、市橋君が卒業論文の研究で専攻した研究室のM教授とお会いする日程が決まったとのことでした。弁護団が3~4人で松戸の研究室を訪問予定ですが、私も当日は都合がつきますので同席させていただく予定です。先日報告しましたように、検察側がリンゼイさんの死亡推定時刻を変更することに同意したことで、死刑を求刑する可能性は小さくなったようですが、裁判では無期懲役(30年以上)が相当か、有期刑(上限30年)が相当かで審議が行われることになるのでしょうか。

東京農業大学世田谷キャンパスでは、10月28日から収獲祭(大学祭)が開催され、11月1日は厚木キャンパスの学生も参加した体育祭の予定でしたが、荒天のため順延になり、一昨日11月2日に行われました。グランドでは、学科対抗の応援合戦で、普段から練習をしてきた演舞を披露していました。チアリーディング部のスタイルのいい女子学生のまるで組み体操のようなピチピチした演技も見事でした。各々工夫を凝らした衣装や化粧で、若者たちがエネルギーを思い切り発散するのを見ながら感激しました。50年近く前に同じようなことをしていた自分の姿と重ね合わせ、こういう経済や生産とは縁のない無駄なことに熱中できることこそが若者の特権だなと思いました。若者はこういう経験を通して、友情が育まれ、仲間との連帯感が生まれ、共に成長していくのでしょう。
夕方暗くなりかかった中で、実行委員会(?)の学生諸君がてきぱきと後片付けをしているのも印象に残りました。教室の中の勉強とは違いますが、自主的なこういう活動を通して若者の責任感やリーダーシップが培われるのでしょう。

千葉大学園芸学部では、今年は明日11月5日が体育祭で、6日~7日が戸定(とじょう)祭(学部祭)のようです。研究室の展示発表や模擬店に加えて、野菜や花や果物のような農場生産物の販売もあるので、毎年市民が大勢足を運んでくれて好評です。