大阪府から携帯でメールを頂いた方に2回返信しましたが、2回とも届かずに戻ってきてしまいました。以前も同じトラブルがありましたが、携帯のメールの設定を変えて頂かないと返信は不可能です。こちらからは他に連絡の方法はありません。
菅野弁護士の事務所を訪ね、石田弁護士も同席して、一昨日の夕方からテレビで報道された市橋君の手記が出版された経緯を伺ってきました。以前、リンゼイさんのご両親宛の謝罪の手紙がイギリスの新聞に掲載された時も、日英両国で批判を浴びましたので、今回はずい分気を使って慎重に対応されている印象を受けました。元々は、市橋君が民事裁判で被害者遺族から損害賠償を請求された時にご両親(市橋君の)には絶対に迷惑はかけたくないということから、刑務所の中にいて収入を得る方法として本の出版を考えたようです。昨年9月頃に幻冬舎という出版社から手記出版の提案があり、それに弁護団が協力して実現したようです。当初は1月28日にテレビ朝日と週刊新潮がアナウンスし、1月末に出版予定だったのが、あらかじめ警察に連絡をしたら情報が漏れてしまって、一昨日の放送になり、本の発売も早まって明日26日に全国の書店にならぶ予定だそうです。私は一日早く一冊頂いてきました。
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1,300円の本を初版は3万部印刷するそうですが、売れれば増刷し、仮に10万部売れれば8%の印税は1千40万円になります。十分ではないかもしれませんが、経済力のない市橋君がリンゼイさんのご遺族に弁償金を払える唯一の方法です。できるだけ多くの方が購入して下さることを期待します。
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1月11日に行われた第11回目の公判前整理手続では、検察側の主張する事実と弁護側の主張する事実がほぼ95%出そろったので、1月31日に予定されている第12回目の公判前整理手続までに、それらを裁判所が整理し、残りは、情状関係の資料があれば弁護側が提出するという段階だそうです。お互いの言い分の整理、争点の整理ができて、審理計画(公判の1日目に何を審理し、2日目に何を審理する・・など)を立て、実際の公判は6月下旬~7月中旬に行われる見通しとのこと。公判は約10日、その後評議(裁判官と裁判員の相談)が約3日で、その後判決となるそうです。
リンゼイさんのお父様と一緒に来日する指定弁護士は、日本とイギリスの両国で弁護士資格を有する日本人の絹川というお名前の弁護士だそうです。
市橋君の精神状態は、過去には弁護団が接見に訪れた時にかなり不安定(特定の話題について激高する)な時もあったようですが、現在は普通とのことです。市橋君自身は出来あがった本を見ていないそうですが、昨年12月末頃に書きあげて、やりとげたという一種の達成感はあるのではと想像します。事件そのものについて触れていないのは、これから裁判が行われるのだからという弁護団の指示によることのようです。