2月2日に振り込まれた方(2回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は144,000円、延べ223人からの合計額は2,702,565円になりました。ありがとうございました。この方からは手書きのメッセージが払込取扱票に添えられていました。「・・先日発売になった市橋さんの手記をやっと購入できました。2年7ケ月の間どんな生活をし、どんな事を思っていたのか、これから読んでみようと思っています・・」
別の支援者からは、払込取扱票には書ききれないからとメールでメッセージが届きました。出版された市橋君の手記を読んで、同じように感じた方がたくさんおられるのではないでしょうか。
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「手記」を拝読し、一気に数時間で読み切りました。幻冬舎の編集長が話されていた通り、市橋達也さんは、文才があり、感性(想像力)が豊かな方だ・・と思いました。そして「なぜ、事件を起こしてしまったか」については、やはり直接は触れてはいませんでしたが、日々の生活のなかでの、市橋達也さんの思い(心)が、とても伝わってきました。「手記」では「感謝の意味が最後までわからなかった」とあります。しかし、土工という心身共にきつい仕事に就き、様々な人間関係を通して、理不尽な相手に対し、「我慢」もできていたこと。良く世話をしてくれた方に対しては、「申し訳ない」と感じていたこと。そこから、いままで「当たり前」だと思っていた全てのことが、実は幸せな(恵まれた)ことだったんだ・・と気がつけたことは、2年7ヶ月かけて得ることができた、市橋達也さんの大きな「学び」だったのではないかと、私は思います。そして、市橋達也さんの恵まれた身体機能・探究心・感性を、今後は「社会貢献」に活かして頂きたいと、心底思っております。
最後に、「手記」のなか、市橋達也さんも言われていましたが、マスメディアのいい加減さ・「悪意」さえ感じられる報道には、胸が痛みます。他の話題に関しても、連日嫌気さえ感じます。しかし、このようなことに動じることはありません。私は、これからも「公正な裁判」が行われるよう、支援を続けていくだけです。私は、毎日祈り続けます。完璧な人間など、この世にひとりもおりません。もしいたら、この世に生まれて人生の経験を積む必要がありません。そう思っております。
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今日の日本有機食品認定連絡協議会第10期第1回定期勉強会における私の講演は、東京の京橋プラザ区民会館というところでありました。10時半から12時まで、皆熱心に私の話を聴いてくれました。何人かの参加者とは名刺交換しましたが、ほとんどがNPO法人として有機農業の認定に従事している方々で、中には岩手県や宮城県から来られたり、アメリカ人もいました。幹事の人たちとは近くのレストランで昼食をしながら質疑応答をしましたが、今までの勉強会で一番勉強になったと言って下さる方もいました。基本的には、有機農業を推進しようという立場の方々ですから、登録認可された農薬を適正に使えば健康にも環境にも問題はなく、生産者にも消費者にもベストな選択だという私の立場とはズレがあります。しかし、有機農業で農薬の代わりに病害虫・雑草防除に使われている代替資材は、活性のあったもので分析したものには例外なく農薬が混入されていたという私たちの今までの研究結果は、有機農業が適法に行われているかどうかを認定する方々にも、本物と偽物の有機農業を見分ける上で大いに参考になった筈です。