2月3日に振り込まれた2名の方の支援金が届きました。これで支援金の現在高は152,000円、延べ225人からの合計額は2,710,565円になりました。ありがとうございました。1名の方からは、メールでのメッセージもいただきました。
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先日ほど、市橋君に先生のような恩師がいらっしゃる事を知り、HPを読み心から胸が熱くなり涙が出てきました。拘置所にいる市橋君も、先生のwebと暖かい志に、きっと後悔してもしきれない思いに襲われていると思います。わずかばかりですが、本日カンパの振り込みをさせて頂きました。
市橋君については逮捕後からしか知りませんが、諸処の事情でマスコミに注目を受けることになり、加熱する報道に心を痛めると同時に今後の裁判の行方を非常に気にしております。まだ裁判も始まっていないのに「初めに結論ありき」というような世間の感情的意見はー「殺人罪」(刑法199条)を争う裁判員裁判において、どのような影響があるのか、極めて心配になります。
密室で人間が、どのような経緯で死亡したかによって罪状は変わってくるにも関わらず、マスコミが「初めに結論ありき」というのは、憲法で保障されている「裁判を受ける権利」の冒涜を国民自ら不本意に陥ってしまいかねない。この度の出版においても同様、決して被害者を愚弄する内容とは思えないのですが、未来において誰しも家族親族子々孫々、加害者にならない確証もない中で、出版社まで叩かれるような状況は、まさに「集団ヒステリー」パニック状態とも言えるのではないか?と懸念します。このような「犯罪者相手なら何を言っても、何をしても許される」(ましてや匿名で)風潮は、ヘイトクライム『憎悪犯罪』という新たな犯罪を生みだしかねない。
以前、林真澄被告の家が放火された時に、容疑者は「火をつけるとスカッとする、林真澄宅だからやった」と供述したそうですが、加害者や加害者家族が、大衆からの被害者とならないよう、我々国民は、冷静に、かつ平等に客観的に様々な事件に対峙せねばならないのではないか?と思います。
市橋君や、ご両親に伝えたい事は、どうかそのような感情に任せた憎しみの声は「対象は誰でも良いという一時的な憂さ晴らし」に過ぎない、市橋君を支援する人間は、本当に心から「市橋達也」という個人の復帰を真剣に支援し、適正裁判が行われる事を願ってることを忘れないで欲しいです。
理不尽な声が聞こえた時には、決して自暴自棄にならず、どうかこの「支援する会」を思い出して下さい。 自己の罪に向かい刑に服し、元気で社会に戻って来てくれると信じて待っています。
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ネット上には、市橋君の手記が出版されたことについて、批判的な書き込みが溢れているのでしょうか。私についても書かれたものがあるそうですが、私は気にしないことにしています。今はまだ忙しくてそういうものを探して見ている時間がないこともありますが、自分の顔も見せずに匿名でああでもない、こうでもないと批判してみせても、本心なのか無責任な言葉の遊びなのかもわからず、一々対応する必要はないと思っています。そんなことよりも、自分が今やるべきことは何かを見極めて、信念をもってちゃんとやっていけばよいのではないでしょうか。
今日の蔵前技術士会136回例会は、東京の大岡山駅前の東京工業大学蔵前会館というところで行われ、三賢憲治氏の「政府開発援助(ODA)円借款発電事業について」の講演に続いて、私は『「無農薬は安全」の虚構』について講演しました。無農薬栽培された農産物が、農薬を使って栽培された農産物よりも安全性が高いとは限らないという、科学的根拠を示しながらの私の話に多くの参加者が頷いてくれました。
参加者(50人くらい?)は東京工業大学の卒業生で技術士の資格をお持ちの方たちでしたが、90代をはじめ、80代や70代の、社会での第一線での活動を退かれた年輩の方が多いように見受けられました。高齢化社会の中で、社会から孤立しないように勉強会を開いて情報交換をしておられるようでした。現役時代は日本の発展を支え、豊富な経験をお持ちの方々ですので、私の方こそいろいろお聞きして勉強したい気がしました。