3月21日に振り込まれた方(13回目)の支援金が届きました。日本中の関心が大震災や大津波や放射能汚染問題に注がれている時に、市橋君の適正な裁判を支援する会のことを忘れずに、地道に振り込みを続けて下さりありがとうございます。これで支援金の現在高は109,000円、延べ256人からの合計額は2,909,000円になりました。
今日は千葉大学園芸学部では卒業式で、名誉教授の私も招待されたので列席しました。いつもは千葉市の大きな施設で全学部合同の卒業式を行い、その後チャーターしたバスで園芸学部に戻って卒業生を送る会を実施するのですが、今年は大学全体の式は中止になりました。それでも、卒業する学生にとっては一生に一度の記念すべき行事ですので、男子学生も女子学生も晴着を着て、式の後は庭に出て卒業証書を手に仲間たちと記念撮影をしていました。大学院に進学する学生も大勢いる筈ですが、この若者たちはこれから社会に出てそれぞれの道で活躍する一歩を踏み出すことになります。市橋君が手記の中で書いていた「感謝」という言葉が私の頭の中をよぎり、この学生たちは今、これまで育ててくれた親や家族に感謝しているだろうかと想像しました。そして、皆これからがんばれよと心の中で祝福してやりました。
先日死体で発見されたバングラデッシュからの元留学生の件で、松戸警察を訪ねて、担当した巡査部長から詳しい状況を聞いてきました。遺体は千葉大学法医学教室で司法解剖され、死因は脳内出血と判断され、外傷がなかったことから病死とみなされ、警察も事件性はないと判断したとのことでした。遺体は病院から、バングラデッシュ大使館の許可を得て葬儀屋に引き取ってもらい、そこからバングラデッシュに搬送され(費用はビジネスパートナーとバングラデッシュ協会の仲間が負担?)たのだそうです。すでに故郷の土に埋葬されたようですが、父親代わりの義兄は、本人が生存中にビジネス上のトラブルがあったと聞いていたことと、死体が発見された時の状況から、毒殺されたのではと疑ったようです。大使館には死因不明という最初の報告だけが渡され、その後明らかになった脳内出血の報告は渡されなかったようです。脳内出血の原因が、高血圧によるのか、別の原因によるのかは特定されていませんので、脳と血液のサンプルはまだ保管されているとのことでした。アパートに残された遺品の整理については、今日アパートの管理人を訪ねてみましたが留守でしたので、再度訪ねてどういうことになっているのか訊いてくるつもりです。それも遺族にとっては大事なことかもしれませんので。こういう事情は、早速バングラデッシュ在住の義兄にメールを送って知らせてあげました。