2020年7月1日水曜日

(一財)日本緑化センターの「ドローンによるきめ細かな薬剤散布の実証事業」(林野庁補助事業)の第1回目試験を茨城県日立市十王町伊師浜で実施するために、関係者が常磐線十王駅に午前11時に集合し、車で現地に向かいました。
散布を担当する茨城スカイテックは使用するドローン(ヤマハ産業用マルチローターYMR-08)を持参して、薬液タンク(10ℓ容量)に水を入れてノズルの具合その他チェックしました。
全員で散布予定林分(50m×20m=1,000m2)の測量をして水糸(みずいと)を張って囲んだり、飛散(気中濃度と落下量)調査用の三脚を設置する場所を決めたり、散布後に枝葉を採取して薬剤付着量を分析する試験木(林縁部1ケ所、林内の疎林部と密林部の2ケ所、各樹冠部と下枝部の2位置)を選定したりしました。
松林の中には枯死マツが1~2本ありました。まだあまり萎凋していない褐色の新葉が残っていますので、年越し枯れ(マツノザイセンチュウは入っているがマツノマダラカミキリは入っていないので、根系感染源にはなってもマツノマダラカミキリ媒介の感染源にはならない)ではないかと思われました。









ここの砂防松林の犠牲林帯と汀線との間には松林とほぼ同じ高さの砂の堤防が築造されていて、いろいろな海浜植物が自生していました。





予定した準備作業が終了後は、車で日立駅前のトーヨコインに行って宿泊しました。明日はホテルを朝4時半出発で早いので、懇親会はせずに夕食後は目覚ましをかけてすぐ就寝しました。