2020年7月10日金曜日

園芸学部の旧事務棟を解体した跡地の工事は、盛り土を掘り起こした後に砂利を敷き詰めで固めていますので、何か構造物を建てるのでしょうか。
研究圃場のツバキのチャドクガの卵塊はまだそのままですが、1つはふあふあが葉から剥がれて幼虫が孵化し始めていました。ここに卵塊がたくさんあるのを見つけたのは7月7日でしたから、3~4日で孵化し始めたことになります。
旧正門の裏に続く坂道には蛾が落下していて、アリの群れがたかっていました。アリにとてはご馳走を見つけたのかもしれません。
園芸学部構内を縄張りにしているハシブトガラスが電柱の上で周りを見回していました。









上矢切の荒れ地に自生しているオシロイバナは、やはり昼間は花がつぼんでいて夕方になると花が開くようです。
途中の大きなクスノキの側を通るとオナガが2羽いて、私を威嚇するように鳴きますので、近くで子育てをしているのかもしれません。
ツバメの巣にはまだちゃんと雛がいて親鳥が餌を運んでいました。
上矢切の坂川ではあちこちでミシシッピアカミミガメが甲羅干しをしている姿が見られますが、首を長く伸ばして辺りを警戒している様子は何となく滑稽です。非常に用心深く、私が近くでカメラを向けるだけで水の中に飛び込んで潜る個体もいます。
1羽だけ取り残されているオオバンは孤独そうですが、脚先が水をかく時に抵抗ができるようにか、ウチワのような変な恰好をしています。
















今日もハシボソガラスの雛(幼鳥)は巣立った鉄塔から200mぐらいの範囲にいました。畑の近くに黒いネコの案山子(かかし)みたいなものが放置してあったのは、カラスのような害鳥除けのつもりで設置したけど効果がないので放置したのかなと想像しました。









数日前に農家が家族でキャベツを収穫していた畑には、まだ収穫にはちょっと早過ぎたキャベツが半分ぐらい残っています。今日は農家が背負い式動噴で農薬を散布していましたが、帽子を被っている以外は保護具を着用していませんでした。近くに停めてある軽トラの荷台には農薬製剤の容器が置いてありましたので、写真を撮ってラベル部分を拡大したら、デュポン社が発明したジアミド系シアントラニリプロールと花王株式会社が製造した展着剤ポリオキシエチレンヘキシタン脂肪酸エステルのようでした。
この殺虫剤のキャベツに対する使用基準では散布時期は収穫前日となっていますので、残りのキャベツを1~2日後に収穫しても問題はありませんが、農家が半袖で手袋も保護マスクも保護メガネも着用せずに散布していることは気になりました。毒性は低い殺虫剤ですが、ラベルの安全使用の注意書きに「眼に対して刺激性あり」と記載してあるにもかかわらず、「保護メガネを着用してください」という注意書きはありません。風向きによっては舞い上がった霧状の散布液が眼に入る可能性がある筈です。いつか機会があったら農薬工業会の見解を訊いてみたいと思いました。