支援者の一人から、9月24日に開催された第5回公判前整理手続に関する毎日新聞の記事が送られてきました。
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市川市で07年、英国人女性リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22歳)の遺体が見つかった事件で、殺人や強姦(ごうかん)致死罪などで起訴された住所不定、無職、市橋達也被告(31)の5回目の公判前整理手続きが24日、千葉地裁(堀田真哉裁判長)であった。市橋被告の弁護団は、▽殺意の有無▽リンゼイさんが死亡に至る経緯▽強姦致死の成立ーーの3点が大きな争点になる見通しだと明らかにした。
これまでの手続きでは、検察側が性的暴行の直後に正面から、手で首を絞めたと主張する一方、弁護側は後ろから腕で首を絞めたと主張している。
菅野泰弁護士は「司法解剖の鑑定書によると手で絞めたような跡はなく、検察側の主張は不自然だ。市橋被告は『後ろから腕で絞めた』と主張し、その場合には暴行後に体勢を変える必要がある」と説明。強姦致死罪成立に必要な暴行と死亡の時間の近接度を争う見通しという。次回期日は10月18日。
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これで検察側と弁護側の主張の違いが整理されて明確になったようですので、10月と11月の公判前整理手続では、情状酌量の余地があるかどうかの検討に入るのでしょうか。
私は昨日からサウスカロライナ州のGaffneyという田舎町に住んでいる昔からの友人(ノースカロライナ州立大学時代の研究室の同僚であると同時によく一緒にフィッシングに行った仲間)Tate 君を訪ねて、今夕モーテルに帰ってきました。車でハイウェイを時速120Kmくらいで走って片道4時間くらいかかる距離です。昔は、チャールストンというサウスカロライナ州の港町から内陸部に向かう駅馬車の停留所もやっていたと生前のお父さんに聞きました。Tate 一家で440エーカーですから、53万8千坪(178万m2=7万7千町)という広大な土地を持っています。昔は一面綿畑だったようですが、今は森と牧場に変わっていて、弟の家族が住んでいる母屋は「風とともに去りぬ」という映画に出てくるようなプランテーションの白いペンキ塗りの2階建ての建物です。広大な牧場に放し飼いにされている牛を小型トラックに乗って見に行きました。Tate 君自身は、自分で建てた屋根裏部屋付きのキャビン(丸太作りの家)に住んでいます。友人と二人で訪ねたので、友人にはゲストルームを、私には夫婦の大きなベッドを提供して、自分たちはリビングルームのソファーで寝ていました。南部の田舎のアメリカ人には、お客さんをもてなすこういう考え方が今でも残っています。美人でスラッとしたスタイルの奥さんは、元々高校の物理の先生でしたが、今は刑務所の囚人(20才から70才くらいまでいる)の教師をしています。Tate 君が自分の家の森で銃でし止めた鹿の肉のハンバーガーや、手作りのアイスクリームなどをご馳走になりました。朝は雄鶏の鳴き声で自然に目を覚ましました。こういうのは、私にとっては最高に贅沢な生活です。
私が来年3月に東京農業大学客員教授を定年になったら、こちらに来て住まないかと誘われました。
帰り道の途中でCharlotte という町に寄って、先日私のモーテル に来てくれたDon Prpffer 君ともう一人別の友人のWayne Brown 君(やはり昔からの空手の弟子で、今は3つのレストランのマネージャーをしている)と会って食事をしてきました。皆、実の兄弟以上に親しい仲間たちです。