2020年3月21日土曜日

「週刊新潮」3月26日花見月増大号に掲載された農薬を悪者扱いする記事の中の悪質なデマについては一昨日すでに言及しましたが、もう一つ悪質なのは、特定の作物(お茶)の特定の農薬(ネオニコチノイド剤)の残留基準だけを他の国(スランス)の基準あるいは他の作物(米、大豆)と比較して、いかにも極めて危険性が高いような印象を与えて読者の不安感を煽っているということです。
登録認可された農薬は、ADI(Acceptibale Daily Intake 一日摂取許容量)に基づいて各作物(食品)ごとの残留基準が設定されていて、各作物(食品)全体からの摂取量がADIを超えないように(実際には水と空気からの摂取量も想定して、ADIの80%以下になるように)なっていますので、作物間の比較をして残留基準が高い低いというのは無意味ですし、国によって食生活(フードファクター)は異なりますから、特定の作物の残留基準を他の国の残留基準と比較して高い低いというのも無意味です。そういう背景を説明せずに、単なる数字の比較だけでいかにも日本の農薬登録制度に問題があって消費者の健康が脅かされているような印象操作を意図的にしているという意味で虚偽の宣伝に相当し、悪質です。

午後からいつもと違う道を通って江戸川堤防にウォーキング/ジョギングに出かけました。ピンク色の濃い花が咲いている樹がありました。1本は花びらの先が尖っているのでモモの八重咲きのような気がしましたが、違うかもしれません。もう1本はよく見ると花柄が長い花がありましたのでサクラではないかと思います。
大乘院のクロマツも、すぐ横の女體神社のクロマツもあいかわらず元気そうでした。両方とも幹に樹幹注入施工済票が留めてありましたので、殺線虫剤で松くい虫から守られています。大乘院の境内には白い花が満開のサクラの樹もありました。













ふれあい松戸川の木立の間からカワウが見えました。昨年の台風の時に江戸川もふれあい松戸川も大増水して、上流からいろいろなゴミが流れてきて、水位が下がった時に河川敷や川縁(かわべり)に大量のゴミが残されました。市民が川に沿って散策できるように松戸市役所の河川清流課が地元の造園業者に作業期間2月27日~3月19日で、作業内容「散策路の草刈り、折れ枝除去、台風等によるゴミの撤去」ということで発注したようです。今日は3月21日で作業期間は過ぎていますが、私が歩いてみると、根こそぎ流されてきた大木が放置されていて、大量のペットボトルや空き缶のゴミも放置されたままです。作業後の状態をチェックせずに、これで市民の税金が原資の作業料金を支払ったのだとしたら、発注者の怠慢です。





帰り道に見た民家の庭のモモの木には、白い花に一部赤い色が混ざっているのがありました。突然変異というよりも、昔接ぎ木をした時の赤色の遺伝子が残っていて一部発現したのかなと想像しました。