2020年4月16日木曜日

ノースカロライナ州立大学からの依頼に対する回答として以下の短文を所定の枠内に打ち込み、1969年に大学から発行された英語コース受講証書のコピー1枚を添付しました。27才の時に日本から7月初めに現地に行き、私の主指導教員だったW.C. Dauterman 先生が私の英語力が不十分なことを心配して、秋学期が始まる前に、外国人のための英語の夏季集中コースを受講するように手配してくれました。50年前の私のアメリカ生活の出発点でした。

I am a 77 years old Japanese Professor Emeritus of Chiba University, Japan, who first Joined NCSU in 1969 as a graduate student working for Ph.D.  As a student, staff and faculty member of NCSU altogether for 10 years,  I have had an excellent experience in science as well as in international relation.  That changed my belief in nationalism to  internationalism.  I hope students can continue learning at NCSU despite of Covit-19 problem, for education you receive would always stay with you and help you to overcome whatever difficulties you may face in your future life.   

 
本当はもっとスペースがあればもう少し長いメッセージを書いて、何枚か見つけた下のような昔の写真を添付したかったのですが、ファイルは1つだけに限定されているらしく、添付できませんでした。
今考えると、大学近くのArmory(軍事教練用体育館)で、当時片言の英語しかできないでよくアメリカ人に空手を教えたものです。
私が師事したW.C. Dauterman 先生の研究室にはいつも世界中から多くの留学生が来ていました。写真に写っているのは(左から)リビア、ギリシャ領キプロス、インド、エジプトからの留学生でしたが、これらの人たちや、その他にも研究室に来ていた台湾、タイ、カナダ、イギリス、イスラエル、ブラジル等からの人たちとの交流を通して、人種、国籍、宗教は違っても人間は皆同じ人間ということを学んだことは貴重でした。
永久ビザ申請が却下されて日本に帰国するちょっと前に恩師の家族を自宅に招待して食事をした時に写真を撮ったのは1978年ですから、42年前になります。先生も、奥様も、弁護士になった長男のWalter Jr もすでに亡くなってしまいましたが、私の心の中ではいつまでも生き続けています。医師になった次男のJohn だけは家族と一緒にオレゴン州に住んでいます。