2020年4月17日金曜日

成田市甚兵衛の森には樹齢300年と言われるマツの巨木が8本残っていますので、地元の造園業者/樹木医を中心にした甚兵衛の森を守る会が薬剤散布や樹幹注入や枯死木の伐採などの活動をして守っています。それにもかかわらず比較的若い木が1本だけ枯れかかっていましたので、その後どうなったか気になって今日視察に行ってきました。前回は針葉の一部にまだ緑色が残っていましたが、今回は新葉は全部枯死して茶色になっていました。ただ、樹皮はまだ幹にきつく巻いていて簡単には剥がれず、マツノマダラカミキリ幼虫が材部を食害している様子も見られませんでした。守る会が材片を採取してマツノザイセンチュウのDNA診断に出した筈ですので、陽性だったのか陰性だったのか確かめてみようと思います。前回木の頂端(樹冠部)を切って調査した時はマツノマダラカミキリによる後食(摂食)痕が見つかりませんでしたし、枯れ方がいわゆる松くい虫による被害と違うような気もします。

 
 
甚兵衛の森(甚兵衛公園)の駐車場入り口には、国の新型コロナウイルス問題の緊急事態宣言に対応して公園閉鎖のポスターが吊るしてありました。垣根のない公園でどこからでも入れますので、犬を連れた近所の人が散歩をしたり、若い男女がデートをしたりしていました。




 

 








梅園のウメの木には小さなウメの実がなっていました。隣りの養魚場との境に植栽されているウメの木には何本もオビカレハの幼虫が巣を張っていましたが、公園内の草刈りを受注した造園業者が殺虫剤を散布して消毒をしたのか、幼虫はほとんど死んでいて、生きている幼虫は1頭だけやっと見つけました。


 
 




 
 

甚兵衛供養堂前の渡し守甚兵衛翁碑の前には誰かが供えたお花がありました。軒下の木彫りの飾りは、渡し舟とマツの木と飛んでいる鳥(鳳凰?)が彫ってあり、見事だなと思いました。




北須賀地区の水田も帰り道の印西市吉高地区の水田も、すでに水が張ってあって田植の準備ができていました。農家の庭のビニールハウスには稲の苗が準備されていました。