2020年5月20日水曜日

成田市の甚兵衛の森を守る会の吉岡賢人氏(樹木医/造園業)から連絡があり、今年第1回目の松くい虫防除の薬剤散布を5月26日(火)の朝4時に実施するとのことでしたので、私も当日は松戸を朝2時に出発して車で現地に向かうことにしました。今年は作業者暴露の調査は実施せずに、代わりに高所作業車から散布する薬剤の周辺環境への飛散(ドリフト)調査を化学分析コンサルタントと一緒にすることにしました。ちなみに、第1回目はスミパインMC(有効成分フェニトロチオン23.5%)の50倍希釈液を1,000ℓ散布予定です。
日本緑化センターは林野庁支援の実証事業として、無人ヘリコプターとドローンで松くい虫防除の薬剤散布をして、防除効果や薬剤付着量測定や周辺への飛散調査を実施する予定ですので、計画を立てる上での参考に当日視察に来ることになりました。

園芸学部構内のA棟横にはアオギリの木がウチワのような大きな葉をつけています。A棟前の庭の小さな池には近所の子供達4人が父親らしい人が付き添って遊びに来ていました。新型コロナウイルス問題の緊急事態宣言で学校が閉鎖されたことで、父親や母親が子供達と野外で過ごす時間が多くなったのだとしたら、むしろ予想外のいい効果なのかもしれません。




園芸学部構内のチャノキ(4~5株並んでいるので、昔植栽したのでしょう)には、ツバキと同様にチャドクガがたくさん発生していました。今年は例年に比べてチャドクガが第発生しているようですので、何らかの理由があるのでしょう。
旧正門手前の斜面に自生しているクワノハイチゴの実は、黄色に熟したものを通り掛けに5~6個ずつつまんで食べていますが、食べなかった実の黄色い粒々(つぶつぶ)は地面に落下していくようです。粒々が落ちた後には白い芯みたいなものが残っています。次世代を作る種子は、黄色い粒々の中に入っているのか、残った白い芯みたいなものの中に入っているのか・・。





 



坂川沿いには河津桜が両岸に何本も植栽されていますが、幹から樹脂みたいなものが分泌されていました。http://www.hananokai.or.jp/sakura/sakuramihonen-info/sakuramihonen-info1/sakuramihonen-info-list10/ コスカシバという桜の害虫の幼虫が材部を食害しているのだとしたら、どれぐらいの被害になるのか要注意です。