2020年5月19日火曜日

昨年までは江戸川堤防のトイレの建物の裏には野良猫の小屋と餌やり場が設置してあって、「動物の遺棄・虐待は犯罪行為です」という立て看板がありました。
水元公園Bブロックにも野良猫が何頭かいて、近所の住民が餌をやりに来ています。
園芸学部構内にも野良猫がいて近所の住民が餌をやっているので、ずい分前から事務部が猫の餌やり禁止の立看板を設置していますが、無視されて効果がないのか、最近は新しい掲示を設置しました。今度のは、「いい加減、お控えください」と半分丁寧な言葉使いで書いてありましたので、思わずニヤリとしてしまいました。
近所の住民にしてみれば、野良猫が可愛そうなので餌をやりに来るのでしょうが、大学としては構内が野良猫や野良犬の住家になっては困りますので、難しい問題です。
正しい処置方法は、市役所か保健所かに連絡をして捕獲してもらって飼育してもいいという里親を見つけてもらうということでしょうが、里親が見つからない場合は殺処分となる可能性が高いので、連絡をしたがらないのでしょう。



ツバキに発生しているチャドクガ幼虫は食欲旺盛で、どんどん葉を食べて大きくなり、食べ尽くした葉から新しい葉へ分散をし始めたようです。






アメリカオニアザミの最初の花が咲きました。全身を覆っている恐ろしげな刺(とげ)とは似つかないピンク色の綺麗な花でした。



 
水元公園Bブロックのケヤキの葉に潜行して食害しているのは、ヤノナミガタチビタマムシの幼虫だと思いこんでいましたが、どうも間違いで、発生してきた成虫を見るとニレハムシのような気がしてきました。5月5日に採取してきた被害葉を解剖して出てきた幼虫はニレハムシの幼虫だったようです。山梨県がネットにヤノナミガタチビタマムシによる被害葉として公表した写真に似たような褐色の食害痕が写っていたので誤解してしまいました。ヤノナミガタチビタマムシの方の食害痕は赤丸で囲った部分だったようです。




 


水元公園Bブロックのケヤキの葉には、緑色や朱色の虫癭が付いている葉がありましたが、こちらの方は解剖してみたら、ケヤキフシアブラムシと思われる有翅虫が出てきました。