2020年5月8日金曜日

ノースカロライナ州在住の友人のBonnie さんがFacebook に看護師に感謝するカードをアップしました。5月6日はアメリカでは看護師の日らしく、5月6日~12日は全国看護師週間、5月12日はFlorence Nightinggale(フローレンス・ナイチンゲール)の誕生日で、国際看護師の日のようです。新型コロナウイルス(Covit-19)感染問題で医師・看護師ら医療関係者が自らも感染の犠牲になりながら必死の努力をしてくれていることに鑑(かんが)みて、感謝の気持ちを表そうということなのでしょう。アメリカ人らしいなと思いました。
ナイチンゲール(1820年-1910年)という人は、私の頭の中には名前の記憶だけしか残っていませんでしたのでネットで調べてみたら、当時クリミア半島を支配していたオスマン帝国と南下してきたロシア帝国が戦争をした時に、オスマン帝国の支援で参戦したイギリス軍の負傷兵を献身的に看護した人で、看護師の祖と呼ばれている人のようです。

1853~1856年のクリミア戦争 https://www.y-history.net/appendix/wh1202-009.html には、イギリス、フランス、サルデーニャがオスマン帝国を支援してロシア帝国軍と戦ったとのことですが、今地図を見ると遠く離れたイギリスがよくもまあ軍隊を送ったものだという気がします。当時は植民地時代で、西欧の列強諸国が世界に領土拡大をしていた時代だったのでしょう。
オスマン帝国の地図を見ると、横線の引いてあるクリミア半島部分は1812年までにロシアに割譲された部分に含まれていますので、クリミア戦争(1853年~1856年)よりも前です。ということは、歴史的にはクリミア半島の帰属は何回も変わったということでしょうか。最近もロシアはウクライナと戦争をして、2014年にクリミア半島を自国領に併合するという出来事がありました。
領土問題は、歴史をどこまで遡(さかのぼ)るかによって主権が変わってきますので、難しい問題です。

 

 
散髪に行く途中のヨガ教室の入り口に「オンライン」受付中の立看がありました。居酒屋、飲食店、カラオケ店、スポーツジム、ホテル、タクシー、観光バス会社、航空会社、各種イベント、・・等に加えてヨガ教室もお客が来なくてビジネスが厳しいので、オンライン指導で生き延びようとしているのでしょう。多くの飲食店は、テイクアウト(お持ち帰り)用料理を作って売っています。多くの人々の生活が成り立たなくなる大変な事態です。一日でも早く緊急事態宣言が解除されて、日常生活に戻れるようになることを祈ります。


床屋さんも、いつもより来客がずっと少ないと言っていました。
棚に白い大きなユリの切り花が1本飾ってありましたが、上の1つの花には雄蕊(おしべ)に葯(やく)が付いていましたが、下の2つの花の雄蕊には葯が付いていませんでした。床屋さんにどうしてか訊いてみたら、このユリの切り花は1本460円だったが、下の2つの花は買った時にすでに咲いていて花屋が葯を切除してあり、上の花は買ってきて花瓶に挿している時に後から咲いたので葯がそのままだとのことでした。葯が花や衣服を汚すので切除してしまうのか、葯を切除した方が花が長持ちするのかわかりませんが、葯もユリの花の一部なのに、生きている花を自然のままではなく、都合の悪い部分を切除して鑑賞するというのも、何か変な気がしました。