2020年6月20日土曜日

昨日"Some humour"(ちょっと面白い)と題した切り抜きを送ってくれたDr. Buck Grissom には以下の礼状のメールを打っておきました。新型コロナウイルス感染症の感染者数と死亡者数が何故日本はアメリカに比べて少ないかについては、世界各国の専門家によっていろいろな要因の解析が現在進行中でしょうから、多分彼からの返信はないのではと想像しています。
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Buck,
Thank you for sharing the 'some humour' that made me grin.
How is the situation of COVID-19 in the US? 
The TV news here reports that the COVIT-19 infection in certain states including Georgia in the US is increasing.  I hope you and your family are OK. 
According to statistics by John's Hopkins University, the US has the highest number of infection, 2,163,290 people infected and of death, 117,717 people died, as of June 18, 2020.  While in Japan, the number of infection is 17,668 people and that of death is 935 as of June 18, 2020.
It is a mystery why Japan has such a low casualty as compared to the US.  Do you have any idea with regard to this?
Naoki
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我が家の台所には松戸市産の枝豆が1袋ありました。妻によると今年の初物だそうです。さっそく茹でたものが朝食のお皿にでました。袋に記載されている料理法に従って沸騰したお湯に3分入れて茹でたそうですが、中の豆がちょっと固めだったので、4分半ぐらい茹でた方がよさそうだとのことでした。私にとっては味は美味しく申し分ありませんでしたが・・。沸騰時間の不足は、この袋に入っていた枝豆は多分収穫時期がちょっと遅かったので大豆になりかかっているからかもしれないと思いました。

 
園芸学部の研究圃場のスダジイの大木の高い所にあるハシブトガラスの巣はまだそのままですが、この頃は下を通ってもあまり親鳥に威嚇されることはなくなりました。もしかしたら卵が孵化しなかったのか、雛が死んでしまったのか、何らかの天敵に食べられてしまったのか・・と想像しながら下を通ったら、近くの電柱の上から親ガラスが1羽私の行動を監視していました。
ツバキにあんなにたくさんいたチャドクガの幼虫は強風と大雨の後、全く見えなくなってしまいましたのでどこかに移動して蛹化したのかと思っていましたが、今日は不思議なことに1頭だけ幼虫がいました。
園芸学部の旧正門の裏の坂道には、頭上の樹上で野鳥にでも攻撃されるのか、よくカブトムシやクワガタムシの死体が落ちていますが、今日はシロテンハナムグリ?らしい死体と生きて路面を這って移動しているカミキリムシsp. が見つかりました。









 
江戸川の葛飾橋から見る松戸市中心街の上空には、夏のような白い雲の塊が浮かんでいました。
堤防下の河川敷(松戸側)のゴルフコースの芝生が緑色が見事です。ゴルフコースの外側にはオギ(荻)原がありますが、よく見るとクズ(葛)の群落を取り囲んでいます。両方とも繁殖力旺盛な植物ですので、競争してオギがクズの拡大を食い止めているようです。
堤防斜面にはピンクの小さなネジバナの花が咲いていました。







 
江戸川堤防斜面や河川敷にいるカラスはハシボソガラスでしたので、やはり戸定ケ岡のような林地にいるのはハシブトガラスで堤防斜面や河川敷のような野畑にいるのはハシボソガラスのような棲み分けがあるのかもしれません。
上矢切の坂川近くの高圧電線鉄塔のハソボソガラスの巣にはまだ雛(幼鳥)が3羽いました。時々巣の上で立ち上がるのを見るとかなり大きく育っていますので、いつ巣立ちをするか楽しみです。



 
 
上矢切の農耕地にはいろいろな野菜が育っています。緑肥植物として植栽されているソルガムは連作障害を避けるためにネギやキャベツの栽培を休む年に土に梳き込む筈です。
偶然除草剤を施用している農家に出会いましたが、半袖で手袋も保護マスクも保護メガネも着用していませんでした。軽トラの荷台には各種農薬(殺虫剤、殺菌剤、展着剤)と一緒に非選択性除草剤ラウンドアップ(有効成分グリホサート)もありました。IARC(International Agency for Research on Cancer 国際がん研究機関)がグリホサートを発がん性グループ2A(人に対しておそらく発がん性がある)に分類して以来、世界的に禁止運動が展開され、日本でも週刊新潮の最近の連載記事で攻撃の対象にされて注目を集めている除草剤です。IARCがどういう根拠でグリホサートの発がん性をグループ2Aに分類したかについては白井洋一氏の農と食の周辺情報 
http://www.foocom.net/column/shirai/13092/ にも背景が解説され、否定的な見解が述べられています。この問題でよく引用されるセラリーニ教授の論文(2012年と2014年)についても経緯が紹介されています。
除草剤を散布していた農家は、自分がそういう除草剤を散布しているということは当然ご存じない筈ですが、Tシャツで手袋も保護マスクも保護メガネも着用なしで農薬散布をしていたということは、やはり農家に対する農薬の安全使用に関する普及・啓蒙がまだまだ不十分との印象を受けました。
ちなみにこの農家とは、散布終了後、自己紹介して言葉を交わしましたところ、木酢液を使っているとのことでしたので、木酢液は防除効果もないし発がん物質も含まれているので止めた方がよいとアドバイスしておきました。本来木酢液はずっと以前に日本全国の販売店から撤去されるべきものであったにもかかわらず、いまだに販売されて使っている農家がいるということには林野庁に責任の一端がありますので、私がいつかの時点で公表されていない毒性試験の結果を公表しなければならないかなと思っています。