2020年8月7日金曜日

園芸学部研究圃場の植物工場横のツバキと作物の畑に面したツバキと旧農場本館横のチャノキからチャドクガの幼虫が見当たらなくなったのは蛹化する時期になったからかもという私の想像は間違っていました。今日は夕方5時頃観察に行ったら、全部の木にチャドクガ幼虫がまだいました。日中暑い時間(太陽が当たっていれば気温が30℃でも葉面温度は35℃~40℃になり得ます)に日蔭の葉裏に隠れるのかどうかわかりませんが、一時的にどこかに移動して見当たらなかっただけのようです。
旧正門に下りる坂道に落下していたカブトムシとクワガタは、まだ腹部を食いちぎられた間もないらしく、手足をしきりに動かしてもがいていましたが、すでにアリにたかられていました。












石の塀を横に這って伸びているツタ(蔦)がありました。地面から生えるツタが光合成をする場所を求めて上に伸びていくのは当然ですが、横に伸びたり、下に伸びたりするのは空いているスペースを求めてでしょうが、植物がどちらの方向に空いているスペースがあるかどうやって認識するのか、面白いなと思いました。植栽学の研究者にはすでに解明済のことかもしれませんが・・。
シオカラトンボの雌が小さな蛾を捕まえて、石の壁に留まって食べているのを偶然見ることができました。食べることに夢中で、カメラを近づけても逃げませんでした。
アゲハチョウsp.の幼虫が寄生していた柑橘の葉は、どこにも蛹が見つかりませんでしたし、若齢の幼虫もいつの間にかいなくなっていたのは、どうも人間が気がついて除去したようです。側を通る度に一応覗き込んで見ていますが、今日は少し縁の方を巻いた葉がアゲヤチョウsp.の幼虫にそっくりなことに気が付きました。幼虫がこういう色や模様になったのは、擬態かもしれないなと思いました。










江戸川堤防の手前の松江鉄工の社長とは以前から顔見知りで会話をする関係ですが、今日は呼び止められて、流山市から受注した仕事について説明をしてくれました。流山市総合運動場に設置してある昭和13年(1938年)に製造の蒸気機関車D5112(通称デゴイチ)が痛んできたので修理をしているようです。円筒形になっている部分は同じ厚さの鉄板を同じ角度に曲げたものをビスで留めるのだそうです。昭和13年といえば、今から82年前で、1941年の太平洋戦争突入の3年前の時代ですから当然でしょうが、今のレベルで見ると鉄板の材料も機関車の作り方も粗末だと言っていました。
いつか車で流山市総合運動場に見に行ってこようと思います。







アジアン屋台というレストランは松戸神社と江戸川堤防の間に比較的最近できたので、いつか機会があったら寄ってみようと思っていましたが、いつの間にか閉店して不動産会社の入居者募集のサインが出ていました。
江戸川の葛飾橋から見下ろす河川敷にはイネ科の雑草が繁茂していて、私はオギが多いと思っていましたが、出穂したら確認したいと思っていました。そろそろ出穂しているかもと思って寄ってみましたら、残念ながらその前にきれいに除草されてしまいました。除草されずに堤防斜面に残っているのはセイバンモロコシと思われるイネ科雑草とセイタカアワダチソウのようでした。