2020年9月11日金曜日

来週15日(火)~16日(水)に茨城県十王町の海岸林で農水省支援事業のドローンによる松くい虫防除の薬剤散布の第3回目の実証試験を実施予定ですが、 散布予定林分の一つは約2ケ月半前の第1回実証試験で使ったのと同じ林分ですので、前回散布したスミパインMC(有効成分フェニトロチオン)がどの程度残留 しているかが問題になりました。場合によっては、全く薬剤散布が行われていない林分の枝葉(当年枝・1年枝)を採取して散布予定林分のマツ枝に吊るして分析 するという可能性も検討しました。しかし、それには大変な作業を伴いますし、幸い私たちが2013年に新潟県胎内市の荒井浜で調査をした時の同じ薬剤の針葉と枝における 薬剤の減衰曲線のデータがあり、DT90(90%減衰期間)は約2ケ月ということがわかっていますので、今回は散布前の林分の枝葉を採取・分析してコントロールと して、前回散布の影響を補正するということにしました。
園芸学部研究圃場のチャドクガの様子を観察してきました。旧農場本館前(裏)のツバキと植物工場横のツバキには見当たりませんでしたが、旧農場本館横の チャノキには3本ともチャドクガ幼虫が確認できました。小山の染井氏宅のツバキと葬祭式場松戸会堂のツバキにもまだチャドクガ幼虫が確認できました。葬祭式場 松戸会堂のツバキの中の1本は、食害で葉がほとんど無くなっていました。
小山の坂川堤防裏の花壇にはスズメガの一種のホウジャク(蜂雀)が来て忙しく飛び回って蜜を吸っていました。 上矢切に行く途中の民家の庭には洒落(しゃれ)た竹を組んだ垣根がありましたが、近寄ってよく見たら本物の竹ではありませんでした。
上矢切の農耕地では、畑に農薬を散布している農家や耕耘機で畑を耕している農家がいました。農薬散布をしている人は半袖で、手袋も保護マスクも保護メガネも 着用していませんでした。 ハシボソガラスの家族5羽は確認できませんでした。この頃は日没時間が早くなり、夕方6:30にはすっかり暗くなりました。