2020年10月11日日曜日
ネットのニューズウィーク日本語版(2020年10月9日)に、右側がオスで左側がメスの鳥が発見されたという記事が写真と一緒に掲載されて
いました。何らかの理由で性別を決める遺伝子に変異が起こって、こういう表現型になったのでしょう。生物の遺伝子には、性別に限らずいろいろな
変異が常に起こって多様性が生じているのでしょうが、環境に適応できないものは淘汰されて生き残れないのでしょう。ヒトも生物の一員ですから
遺伝子に変異があって当然で、昨今注目を集めているLGBTQも生物学的にはその一つの筈です。ただ、人間社会は野生生物のような弱肉強食
から進歩した社会ですから、遺伝的なマイノリティ(少数派)の生存権を尊重して共存することを目指しているのでしょう。
園芸学部の旧農場本館横のチャノキ(2)の小枝にチャドクガ幼虫が1頭だけ見つかりましたが、小枝に触ったら地面に落ちてそのまま動かずに
(死んだふり?)じっとしていました。その他のチャノキにもツバキにもチャドクガは幼虫も成虫も見当たりませんでした。
私はチャドクガの蛹を見たことがありませんが、羽化した成虫は地面の近くの枯葉や植物に留まっていますので、多分それらの裏側辺りで蛹化するのではと
想像して今日は株元の地面の上の枯葉を棒で引っ掻いてみましたが、蛹は1頭も見つかりませんでした。老熟幼虫から直接蛹になるのか、それともカイコガ
のように繭(まゆ)を作ってその中で蛹になるのかもわかりません。老熟幼虫を採集して、実験室内で飼育をしてみればすぐわかのでしょうが・・。
アゲハチョウの幼虫は今まで気が付かなかった柑橘の苗木からも新たに1頭見つかりました。緑色ですから蛹化する前の齢期かもしれませんが、
よく見ると他の緑色の幼虫と若干模様が違うようにも見えます。アゲハチョウの種類が違うのか、単なる個体変異の範囲なのか・・。
薄紫色の花のカタバミが石の間から自生していました。植物の生きようとする生命力はすごいなと感じます。近くの民家のプランターには白い花のカタバミ
が生えていました。
木の実が色づき、秋たけなわの感じがします。
電線に野鳥がとまっていて、逆光でよく見えませんでしたが、1羽はモズでもう
1羽はヒヨドリのようでした。