2020年10月9日金曜日
CropLife Asia(アジア農薬工業会)のDr. Vasant Patilはシンガポールのオフィスにいると思っていましたが、その後のメールで
実は2月下旬に出張でインドのデリーに来ていたら新型コロナウイルス感染症(COVID-19)問題のロックダウンで国際便が飛ばなくなり、
シンガポールに帰れなくなったので、そのままインドのムンバイ(多分、彼の郷里)に滞在して仕事をしているとのことでした。従ってDr. Vasant Patil
はインドから司会をする筈です。
また、11月19日にタイで計画しているオンライン会議には、私の他にも米国のEPA(環境保護庁)に長年勤務したDr. P.V. Shah も
”Chemical Review Process in US”(米国における化学物質の評価方法)について講演することになっているとのことでした。
ということは、インドとタイと日本と米国の4ケ国を結んでのオンライン会議になりますので、時差を考えて開催計画を立てなければなりません。
私の講演内容もできるだけDr. P.V. Shahと重複しないようにする必要がありますので、準備に時間がかかるので、講演要旨やスライドをすぐ提出
するように言われたら困ると牽制しておいたら、CropLife Asiaの内部チェックがあるのでスライドの最終版を10月30日までに提出してほしいと
言われました。まだ約3週間ありますので、今から頭を絞って構想しようと思っています。
今日も雨が降っていましたが、園芸学部の旧農場本館前(裏)のツバキの株元にはチャドクガの羽化した成虫が11頭見つかりました。チャノキ(3)
にも1頭成虫が発生していました。やはり比較的近い場所でも、産卵や孵化時期のずれによって、第2世代目の成虫の発生時期には少しずつずれが
あるということがわかりました。幼虫や脱皮殻の毒針毛が残っているツバキやチャノキの枝葉の下に潜って成虫がいないかどうか探すのは大変です。
今日も露出している右手首の辺りが毒針毛に接触したらしく痒みが発症しましたので、大事に保存してある合成副腎皮質ホルモン(ステロイド)軟膏
をちょっとだけ塗っておきました。
柑橘苗木には脱皮して黒色から緑色に変わったアゲハチョウsp.の幼虫が2頭に増えていました。