2021年1月4日月曜日
午後から運動に出かけ、今日も矢切の農耕地に行きました。
園芸学部構内には幕末に勤王の志士竹内 啓が刑死した跡があり、その近くには小さなお堂がありますが、何が祀(まつ)られているのか気になって覗いてみました。お札が貼ってあり、昭和55年12月吉日にお堂が新築された馬頭観音で、費用寄付者の3人の名前が記してありました。いずれも松戸市でよく見る姓ですので、この辺りの昔からの有力者だったのでしょう。今はちょっと荒れ果てていますが、それでも新年にはワインが2本供えられていましたので、お参りしている人がいるのでしょう。竹内 啓の刑死と関係があるのかどうかはわかりません。
石壁にツタが這っているのを見ると、光合成をするためにできるだけ太陽の光に当たるために伸長しているのでしょうが、よく重ならないように石壁に這っているなと感心します。ツタの蔓(つる)が延びる時に他の蔓と重ならないようにお互いを感知できるのでしょうか。
矢切の収穫前のキャベツ畑にネットが被せてありました。よく見たら野鳥に外側の葉が齧(かじ)られて、商品になるキャベツ玉自体も突かれて傷だらけでした。農家にしてみれば、野鳥に突かれたキャベツは商品価値がなくなりますから、たまったものではありません。
昨年末の12月29日(火)に届いたchange.orgのキャンペインには、茨城県のレンコン 非人道的な管理方法をやめて 野鳥との共存を と題した記事がネットに絡まってぶら下っている水鳥(オオバン?)の写真とともに掲載されていました。私は賛同のクリックをしませんでした。千葉大学の現職時代に、農薬の水田周辺水路における濃度調査と水生生物に対する影響調査で茨城県の霞ヶ浦の東に位置する北浦周囲を何年間か学生と一緒に毎週廻っていた時に、蓮田にネットが被せてあるのを目撃しました。腰や胸のあたりまで泥水に浸かって作業をしている農家に何のためのネットかと質問しましたら、水鳥のカルガモが水中に潜ってレンコンを傷つけるのを防ぐためだと言っていました。当時、確か皇居の前の道路だったかカルガモの親鳥とヒナ鳥が一列に並んで横切っている写真が新聞に大きく掲載され、可愛らしいという印象を与えました。それが、農家にとっては苦労してせっかく育てたレンコンを傷ものにする害鳥だと聞いて、驚いたことを思い出します。
カルガモもオオバンも一般市民にとっては観察することが楽しい野生生物かもしれませんが、農家にとっては害鳥ですから、自然保護団体や一般市民グループがそれを保護したいのでしたら、農家を責めるのではなく、適切な防除方法を実施するための資金や労働力を提供して農家の協力を求めるのが筋だと思いました。