2024年9月20日金曜日

東京農業大学総合研究所研究会農薬部会の第132回セミナーが開催されましたので、私も会場参加してきました。私が部会長を退任して梅津憲治新会長と交代して2回目のセミナーでした。経堂駅から農大へのハートフル農大通り沿いの商店は、またいくつか新しいビジネスに置き換わっていました。元病院(クリニック)だった屋敷の前には見事な枝ぶりのアカマツがありましたが、伐採されて切株だけが残っていて、キノコが生えていました。東京農業大学キャンパスの垣根沿いには大きな横断幕が張られていて、パリで開催されたオリンピックとパラリンピックに出場した卒業生の名前が書いてありました。会場には少し早めに着いたので、資料展示コーナーを覗いてみたら、農産漁村文化協会2003年3月1日発行「写真で綴る昭和30年代 農山村の暮らし 高度成長以前の日本の原風景」という本がありましたので、ページをめくって古い懐かしい写真を眺めました。
講演は住友化学株式会社の中野孝明氏の「新規農業用殺菌剤ピリダクロメチルの創製と生物学的プロファイル」と、京都大学農学部の宮下正弘氏の「ペプチド農薬の現状と今後の展望」の2題でしたが、いずれも最新の情報で大変勉強になりましたが、研究から離れて何年も経過した私には段々ついて行くのが難しくなってきました。中野孝明氏はプロフィール紹介で、名古屋大学農学部の植物病理関係の研究室の出身ということがわかりましたので、情報交換会の時に私が名古屋大学農学部にいた頃のことなど話をして楽しい時間を過ごしました。
セミナー後の情報交換会にも参加し、その後で下松明雄博士と大学前のレストランに寄って二次会をしました。帰りは月が出ていましたが、今夜の月は右上部分が欠けていました。