2024年9月8日日曜日
いつものように自宅で空手の基本の稽古と軽い筋力トレーニングを1時間してから、矢切の農耕地にウォーキングに出かけました。園芸学部構内のイタリア式庭園横の桜(ソメイヨシノ)の木の下には落葉がたくさんありましたので、気温が高くていつまでも猛暑が続いているようでも、秋は確実に進行しているようです。真っ赤なハゼの落葉もありました。旧正門に下りる坂道も、旧正門横の斜面も草茫々です。園芸学部には緑地環境学科という緑地の計画、設計、施工、管理を専門とする教育・研究分野があるにも関わらず、自分たちの学内の緑地がこんな状況では恥ずかしい限りです。
矢切の農耕地では稲穂が黄金色に実った水田と、すでに稲刈りが終わった水田がありました。電線上にドバトの群れが留っていたので端から急いで数えてみたら、131羽いました。ドバトというのはリーダーがいて群れがそれに従うのか・・、全部のドバトが一斉に飛び立ちました。ネギ畑の片隅にはフェロモントラップが設置してありました。太いキューリが横たわっているようなトウガン(冬瓜)の畑もありました。坂川の水位は低く、水門近くの壁に設置してある足場は6段まで露出していました。坂川親水広場の築山の展望台がある方は草茫々で、人が利用できる状態ではありませんでした。予算の関係で松戸市も除草作業を発注できないのでしょう。元気な子供たちが展望台の下の水路の石を動かして遊んでいたので、石が下に転げ落ちると危ないから駄目だよと注意をしておきました。
矢切の渡しから矢切橋につながる道沿いには高い塀で囲まれた産業廃棄物処分場があって、中を覗くと何年間も放置されたままになっています。松戸市役所の農業委員会が農地転用を承認した筈ですので、農地転用が適正に行われているかどうか松戸市役所には視察・指導する責任があるのではと思いますが・・。矢切橋の一角には、伊藤佐千夫の小説「野菊の墓」の一節を刻んだ碑が立っています。野菊のこみちを通って、久し振りに矢切の斜面林の野菊苑に上ってみました。澁谷金蔵の胸像の土台横には野良猫がいました。坂川親水広場横の道沿いのキバナコスモスの群落の中に一輪だけピンク色の花が咲いていました。突然変異で育種される前の色に先祖返りをしたのか・・、不思議な気がしました。