2011年6月30日木曜日

世間の注目をあつめた千葉大学女子学生殺害事件の判決が今日言い渡されて、死刑だったとのこと。私には法律的な知識はありませんので、どの程度の罪がどの程度の罰に値するかの判断はできませんが、7月11日に予定されている市橋君の裁判での私の証言では、減刑を嘆願するつもりは全くありません。市橋君は、千葉大学の元学生ですが、犯した罪に相当する罰を受けて罪の償いをするのは当然だと思っているからです。市橋達也君の適正な裁判を支援する会が目指しているのは、社会からの袋叩き(リンチ)ではなく、市橋君に事実だけに基づいた適正な裁判を受けさせるということです。

東京農大の帰りに、半分居眠りをしていたら代々木上原の駅で地下鉄千代田線に乗り換える時に、小田急線の電車の網棚に大事な論文や実験ノートやUSBの入ったバックパックを置き忘れてしまいました。すぐ駅の忘れ物窓口に行って、終点の新宿駅や折り返し運転している電車の中を約1時間探してもらったのですが、見つかりませんでした。あきらめて帰宅したら、小田急線の秦野駅から私のバックパック(中に名刺が入れてあった)を見つけて保管してあるとの電話連絡がありました。明日の朝、農大への行きがけに秦野駅に寄って受け取ってこようと思っています。代々木上原の駅員は大変親切でしたし、日本という国は物を置き忘れてもなくならないいい国だなと思いました。

明日は午後から東京農大の研究室で、市橋君の事件についてフジテレビの取材を受けることになりました。イギリスのBBC放送からも電話取材がある筈です。

2011年6月29日水曜日

6月27に振り込まれた5名の方(12回目、4回目、22回目、6回目、16回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は54,000円、延べ320人からの合計額は3,194,585円になりました。ありがとうございました。メッセージもいただきました。

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いよいよ来週7/4(月)より市橋君の公判が始まります。心より、適正な裁判が行われる事を祈っています。先生も、出廷される日は(支援者も見守っていますので)気をつけて行ってきて下さい。宜しくお願い致します。
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市橋君、体調を整え、遺族の方にしっかり謝罪し、弁護士の先生方の事をしっかり聞いて裁判に臨んで下さい。私はいつまでも支援者です。
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もうすぐ初公判です。適正な裁判が行われるよう祈っています。弁護士のみな様、本山先生、市橋君を守って下さい。お願いします。
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又、後ほどメールにてお手紙書かせてもらいます。暑いおり、節電の都合もあるでしょうが、お体だけは大切になさって下さい。
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今日は菅野弁護士の事務所で、情状証言の進め方などについて打ち合わせをしてきました。私は7月11日(月)1:35-2:00、休憩15分、2:15-2:35 に証言をすることになっています。弁護人、検事、裁判官・裁判員、被害者遺族、の順に私に対して尋問が行われるようです。弁護人の尋問事項についてはあらかじめ裁判官にも提出されているようですが、私はただありのままを話せばいいのですから、全く問題はないと思います。もう一人の情状証言者のM教授の証言は2:45から始まるとのことです。

当日は私は裁判所に午後1時頃に到着するようにとのことでした。裁判所に行くのは初めてですが、9階にエレベーターで上って、刑事2部B合議というところを訪ねて待機するのだそうです。自分の証言の時だけ法廷に入って、証言が終われば外に出なければなりませんので、私自身が裁判を傍聴することはできないようです。傍聴席は90席あるそうですが、報道関係者用に30席、一般人用に60席割り当てられるとのことです。ただし、リンゼイさんの姉妹2名とそのカウンセラー2名の4名と、イギリス政府代表2名の、計6席は特別傍聴席として確保するので、一般人用の傍聴席はその分だけ少なるなるようです。

以前、市橋君の手記の印税収入500万円を被害者弁償金として提供したいという申し入れをしたことに関しては、受け取るとも拒否するとも返事はなかったそうです。被害者遺族と関係者が何人も来日しますので、渡航旅費や滞在費や代理人弁護士料など相当の負担になる筈ですが、裁判が結審した後で損害賠償金の支払いを請求することはよくあることのようです。

7月12日には、情状審査、被害者遺族の陳述、弁護人の最終弁論、市橋君の意見陳述、検事の求刑、という順番で行われる予定のようです。その後4日間の評議を経て、7月21日(木)2:30-4:00pmに判決が下されるようです。私のところにも、朝日新聞やイギリスのBBC放送からすでに取材の申し込みがありましたが、弁護団は判決後4:30pmから菅野弁護士と秋元弁護士が記者会見を予定しているとのことです。

市橋君は弁護団と頻繁に打ち合わせをしていて、迷いはなく落ち着いているとのことです。

全く別件ですが、昨日アメリカ人の友人から生息数の減少が危惧されているウミガメのショッキングな写真が送ってきましたので、このページにリンクが貼ってあるWebsite http://sites.google.com/site/naokimotoyama/ に記事#16 百聞は一見にしかず というタイトルで転載しておきました。写真が合成ややらせでないとしたら、せっかく産んだ卵を横取りされるウミガメは可哀想だなと思いました。現地住民が貧しいということが、他の生物との共生や配慮を難しくしているのでしょうが。

2011年6月28日火曜日

読売新聞柏支局の記者は午後2時に来られ、テープレコーダーを回しながら4時頃まで取材していきました。まだ入社して2年という若い記者でしたので、事件全体についても把握しようとされているようでした。

支援者から以下のメールが届きました。裁判員が決定したとの情報をありがとうございました。支援金を振り込んで下さっている方の中にも、いろいろな考えの方がおられます。市橋君に適正な裁判を受けさせたいということと、罪を償った上で更生のチャンスを与えたいという点ではほとんどの方が一致しているのではと思います。
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市橋君の初公判まであと6日に迫りました。そして今日裁判員の選任手続きが千葉地裁で行われました。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110628/trl11062808040000-n1.htm

ここの記事にもありますが、有名な事件だとやはり先入観で見てしまうのでしょうね・・・。
私は適正な裁判を望んでいますが、どうなることやら。裁判員裁判が実施されてから性犯罪は重くなる傾向になるとありますが
市橋君の場合弁護側の主張が全部認められても懲役20~30年だと以前の本山先生のメールにありました。
検察側の強姦致死罪なのか、弁護側の傷害致死罪になるのか、そして殺意のあるなしはどう判断されるのかで決まってしまうのですね。
私が書くのもなんなのですが、死刑だけは回避してほしい! 更生の機会を与えてあげたい!

いろんな刑事事件の判決をテレビや新聞などでみると、とても他人事ではないです。被告人たちはどこで道を間違ったのだろうと。
引き返す方法はいくつもあったはずなのに・・・。

横浜地裁で裁判員裁判初の死刑判決になった被告人は、弁護人のだした控訴を取り下げ死刑が確定しました。2人を残虐な方法で
殺害したのですが、彼には奥さんがいました。正当な方法でお金を稼ぐのではなく、覚せい剤の密売の利権がほしくて見ず知らずの
人達を殺害しました・・・。今頃は東京拘置所にいるはずです。控訴を取り下げたのは彼にも良心があったのでしょう。
市橋君より1歳上のせいか、なぜか気になります。

市橋君がどのような判決が下るかわかりませんが、どんなに辛い事でも受け入れようと思います。
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こんにちは。
そして69歳のお誕生日おめでとうございました☆
遅ればせながらお祝いを言わせて下さい。
お元気そうなご様子…何よりです。

さて昨日16回目の振込みをさせていただきました。
またご確認よろしくお願いいたします。

もうすぐ7月です。市橋さんの公判が近づいてきました。
先日の弁護団の先生方との打ち合わせの中でのお話を読ませて頂き私自身ショックで涙が出ました。リンゼイさんの無念さも大変伝わってきました。。。
ですが…市橋さんの更正と社会復帰への願いは変わらず今回も振込みを続けています。
何故なのか…。

以前あるジャーナリストの方が話されていたのですが、市橋さんは逃亡中、もっと悪事を重ねることが出来たのに大変キツイ労働で賃金を得ておられました。
夏の苛酷な暑さ、冬の極寒の中での外での作業をつづけ収入を得ておられました。
何度だって悪事に手を染める人はたくさんいるのに市橋さんは地道に働いておられました。
だからこそ彼はやり直せるんじゃないか!?
私も同感です!

そんな市橋さんだから、ちゃんと自ら犯した罪は自らが償いその中でいろんな支援される方々の想いを受け入れ市橋さんなりに学習し、人として更正できる…。
私はそう信じたいです。

いろんな方々がおられ、その数だけ考え方があると思いますので私は私の意見を押し付ける気持ちはありませんが、私は私の信じる道を歩んで生きたいと思います。
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このブログは、支援者と私、支援者どおしのコミュニケーションの場ですから、匿名の反支援者や非支援者が市橋君は死刑が相当とか無期が相当というようなメールを送られてきても、ここに紹介することはありません。そもそも、私は顔を出して活動しているのに、匿名というのは失礼な話です。またいくらストーカー行為の電話や通販に架空の名前で買い物をして被害を与えても、私が影響を受けることは全くありませんし、信念を曲げることもありません。

BS-TBSニュース21の担当者から、先日紹介した九十九里浜白子海岸の松林の調査の記事が目に留まったらしく、今回の東北のつなみの被害にも関連して番組企画の相談に来たいとのメールが届きました。普段忘れがちな松林の防災機能ということもありますので、喜んで私たちの持っているデータを提供し、協力したいと思います。

支援者から今届いた以下のメッセージを追加しておきます。
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市橋達也さんに性犯罪の被害者の苦しみを理解し心が動いて欲しいと思い、
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以前、私は性犯罪の被害にあいました。とても怖い思いをしましたが、夜道を派手な格好で歩いてた自分がいけなかったんだ。友達に話しても自業自得と思われるのではないかと思い、誰にも話せませんでした。あれから10年以上経った今でも、背後から男性が近づくと怖くなり歩けなくなったり、突然襲ってくる不安感や恐怖心に悩まされましたが、自分が我慢するしかないと思ってました。
市橋達也さんの支援を始めてから、リンゼイさんの苦しみや彼の気持ちを少しでも理解したい思いで、様々な本を読みました。そこで初めて気付いた事…私は悪くなかったんだ。悪いのは性犯罪を犯した犯人なんだ、と知った時、涙が溢れました。
又、犯罪者の中には「女性は強姦をされたいと思ってる」と答える人もいて、犯罪者と被害者の考え方の違いにショックを受けました。性犯罪の被害者は、自分を責め、誰にも打ち明けられず、一生続くトラウマやフラッシュバック、PTSDに苦しみ、体も心も傷が残ります。
リンゼイさんは、恥ずかしさや痛みに耐え、屈辱を感じ、どんなに傷つき辛く苦しみ亡くなってしまったのか…市橋達也さんに被害者の本当の苦しみを知って欲しいと思います。
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本日は、市橋達也さんの公判の裁判員選任手続きが行われ、記事が載ってました。
裁判員は、マスコミの報道からの先入観に影響されずに判断して頂きたいと思います。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110628/trl11062808040000-n1.htm
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2011年6月27日月曜日

東京農大の研究室にある支援者が訪ねて来られ、性犯罪被害者に関する本を届けて下さいました。著者はキャロライン・リーマンというアメリカ人の女性で、20年間にわたって性犯罪被害者のトラウマと克服をテーマに執筆と講演を行っている人のようです。今から目を通してみて、場合によっては明後日菅野弁護士とお会いする時に市橋君に差し入れてもらえるかどうか、性犯罪被害者の立場から書かれたこのような本を読むことが自分の犯した罪の重さを自覚するのにプラスになるかどうか、相談してみようと思っています。

テレビ朝日からは記者2人とカメラマン2人の4人が来られ、1時間ちょっと取材を受けました。いつもと同じような内容の質問に加えて、市橋君の心境の変化、特に公判を直前にひかえて市橋君が現在どのような心境にあるのかに一番の関心があるようでした。さらに取材を続けて、公判直前にどこかの時間帯で放送するという計画のようでした。
今夜は読売新聞柏支局から電話があり、明日東京農大の研究室に取材に来られることになりました。いろいろなメディアが、公判開始の前に事件を振り返るような報道を計画しているのでしょう。

2011年6月26日日曜日

今日は久し振りに江戸川の堤防に行って、ゆっくり 6km 走ってきました。このところ講演や野外調査が連続して毎日スケジュールに追われるような生活で、睡眠不足も重なって、心身ともに疲れが蓄積している気がしていました。小雨が降り出しそうな曇天でしたが、久し振りに息をハーハーさせながら汗を一杯かいて走れたので、気分爽快になりました。

69才の誕生日だったので、アメリカ在住の娘や孫たちや、東京在住の息子から電話がありました。息子からは素敵なネクタイ、妻からはそれに合わせたネクタイピンをプレゼントにもらいました。

2011年6月25日土曜日

千葉大学大学院博士課程の大学院生K君と私の車で九十九里浜の一宮(いちのみや)海岸に行き、現地で千葉県森林研究所のE氏と合流しました。K君は樹木の菌根菌の研究をしているので、松だけが生育している砂地とニセアカシアなど他の樹種が侵入してきている砂地の砂を採取して、菌根菌を比較するのが目的です。菌根菌は松の根の細胞から栄養を摂り、反対に松の根には水分と肥料成分を供給するという共生関係にあることが知られています。

一宮海岸は九十九里浜の南端に位置しますが、ここでも松くい虫の被害は甚大で、かつて青々と美しい景観だった松林はもう松林とは呼べないほどボロボロでした。これでは、十分な防風・防潮の機能は果たせないなと思いました。私たちの共同研究が、いつの日か美しい松林の復活の一助になればと思っています。

2011年6月24日金曜日

6月21日に振り込まれた方(12回目)と6月22日に振り込まれた方(16回目と4回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は23,000円、延べ315人からの合計額は3,163,585円になりました。ありがとうございました。12回目の方と4回目の方からはメッセージもありました。

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自分の行動や考えに悩む日々です。障害年金で月々わずか10万円での暮らし。市橋さんに振り込むお金で欲しいCDもあるし、食べたいものもある。女としての私から見ると、単なる鬼畜。死刑さえ妥当と思う。しかし精神を病んだ私から見ると同情の対象となってしまい、更生を願わずにはいられない。今後の支援については、又本山先生といろいろ話し合って考えます。とりあえず今日は、また振込みます。がんばって下さい。
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いよいよ初公判の日まで2週間を切ってきましたね。市橋さんとは全然面識もないのになぜか他人事とは思えず、日々緊張感が高まってきている気がします。きちんとした公正な裁判が行われる事を祈っています。
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九十九里海岸での調査が終わって、夕方自宅に戻ってきました。当初は降雨が心配されましたが、幸い鉄砲ノズルを使った地上からの薬剤散布も、無人ヘリコプターによる空中からの薬剤散布も予定通り行われ、私たちも計画した時間帯のサンプリングは全て実施できました。膨大な数の気中濃度と落下量のサンプルなので、分析には相当な時間がかかりそうです。
過去には青々としていた九十九里海岸の松の防風林が、空中からの薬剤散布が中止に追い込まれてから急激に松くい虫の被害が拡大し、見るも無残な状態になってしまいました。そのために、また昔のように砂浜からの飛砂が住宅地まで飛んでくるようになりつつあります。これから海岸線の松林をどう復活するかが大きな課題です。
明日は大学院生と一緒にもう一度海岸に行って、実験用の砂を採取(許可を取りました)してくる予定です。砂の中に存在している菌根菌と呼ばれる微生物と松の根との共生関係を調べるためです。

2011年6月22日水曜日

今日の午後札幌で開催される「みんなで学ぼう"農薬どさんこ塾 in さっぽろ」に出演するために、昨日から北海道に来ています。北海道には今年の2月にも来ましたが、その時は赤レンガ造りの旧北海道庁舎も庭も道路も、あたり一面雪に覆われていましたが、今回は緑に覆われていて、ポプラの木からでしょうか、白い綿毛が雪のように降って舞っています。

新旧の北海道庁舎が見下ろせるホテルの部屋に滞在していますが、今から講演に使うスライドの最後の見直しをしようと思っています。夕方会が終わればすぐ新千歳空港に移動して東京に戻り、松戸から車で九十九里浜白子海岸の仲間が宿泊している民宿に駆けつけます。到着するのは多分夜中の12時を過ぎるでしょう。明日は朝4時半頃から無人ヘリコプターによる松くい虫防除の薬剤散布がありますので、1時間前の3時頃には現場に出て、大気を補集するポンプを設置したり、準備をしなければなりません。いつもそうですが、こういう野外調査は体力勝負です。
得られたデータは最終的には周辺環境における農薬の大気中の濃度として表わされますが、それによって周辺住民の健康に影響がある濃度かどうかを判断するのですから、泥くさい地道な現場での調査ですが、重要な研究だと思っています。

2011年6月20日月曜日

6月17日に振り込まれた2名の方(2回目と11回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は16,000円、延べ312人からの合計額は3,156,585円になりました。ありがとうございました。以下は11回目の方からのメッセージです。

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この数日間ずっと悩んでいます。どうして私は市橋さんを応援しているのか? 今後も市橋さんへの送金を続けるべきかどうか? 本山先生ともいろいろメールにてお話させてもらっています。私の周囲には、私が市橋さんを応援することを強く反対する人がいます。市橋さんが裁判にて事件について全てを正直に話して心から反省するのならば、私はこれからも市橋さんを応援します。裁判まで心静かにお過ごし下さい。
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今朝早く千葉県九十九里浜白子の海岸の松林を対象に、松くい虫防除の薬剤の鉄砲ノズルによる地上散布が行われ、私たちの薬剤飛散調査も順調にいきました。朝3時に起きて一日中動き回っての作業でしたの、疲れました。

2011年6月18日土曜日

今朝は4時50分頃に家を出て鳥取県米子空港に午前8時5分に着きました。こちらは雨でした。サイエンスカフェが始まるまで時間があったので、車で移動しながら市内を見学しました。海岸では、昨年末の12月30日-31日に降った大雪で松の樹がたくさん倒れた無残な傷跡が残っていました。その後、大仙(ダイセン)山麓の「とっとり花の回廊」と呼ばれる鳥取県立フラワーパークを見に行きました。
http://www.tottorihanakairou.or.jp/
広大な敷地に、いろいろな花が見事に植栽・配置してありました。特に今の時期は、いろいろな品種のゆりの花がが目を惹きました。

サイエンスカフェでの私の講演とそれに続く参加者との質疑応答は大成功だったと思います。普通の講演会と違って、全員が前を向いて講演者を見るのではなく、アメリカの小学校のように、テーブルを囲んで参加者(6名)どおしが向かい合う設定で、計46名の参加申し込み者がありました。

明日は朝9時発の飛行機で東京に帰ります。

2011年6月17日金曜日

6月15日に振り込まれた方(21回目)の支援金がとどきました。今までの支援金は昨日全額菅野弁護士にお渡ししましたので、支援金の現在高は5,000円、延べ310人からの合計額は3,145,585円になりました。同じ月に2回もの振込みをありがとうございました。以下のメッセージもいただきました。

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裁判が近づき毎日切ないです。私には何もできません。弁護団の先生方、市橋君を守って下さい。本山先生、情状証言お願いします。一日も早く市橋君とご両親が静かな生活ができるよう願っております。心ないマスコミに負けないで下さい。市橋君、更生期待しています。
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私は明日の朝は5時前に自宅を出て、「サイエンスカフェ in 鳥取」に出演するために鳥取県米子市に向かいます。

2011年6月16日木曜日

多くの支援者が今日のブログで私がどういう報告をするのか待っておられることと思います。この事件に関心を持っている非支援者も反支援者もメディア関係者も同じかもしれません。

千葉市民協同法律事務所で、弁護側の情状証人として出廷予定の私と市橋君が卒業論文の研究で専攻した千葉大学の研究室のM教授と、質問をする側の菅野弁護士と三宅弁護士の4人で、約2時間話し合いをしました。M教授の希望もあって、先ず最初に事件の概要(全体像)を把握するために、2007年(平成19年)3月25日にさかのぼって、起こったことを順を追って一つ一つ確認しました。事実経過の確認だけでなく、私とM教授は市橋君が何故そういう行動をとったのかとか、市橋君自身はそれに対してどう説明しているのか、など質問をはさみました。いずれ公判では裁判員に検察側の証拠の一つとして見せられるのかもしれませんが、リンゼイさんの遺体の写真に残されたあざ(特に顔)は目をそむけたくなる程で、あの市橋君が拘束されて抵抗できない状態のリンゼイさんにそんな暴力を振るったということは信じられない思いでした。あの写真を見せられれば、リンゼイさんのご両親でなくても、娘の親なら誰でも極刑を求めるだろうと思われました。大学を卒業してからの2年間、留学を目指して英語の勉強をしていたにしても、強姦後の市橋君の行動は全く理解できない、心神喪失状態だったのではないかと私には思われました。

死亡推定時刻は、検察側と弁護側の矛盾点として残ったようです。検察側の主張のように強姦致死・殺人ならば、事件の起こった朝10時過ぎに強姦しすぐ殺害となる筈ですが、実際には、市橋君は強姦後のリンゼイさんを風呂桶の中に拘束して、キング牧師の演説や部屋の壁に貼ってあったチータ(豹)の写真(リンゼイさんは生物学を専攻したとのこと)について会話を交わしていたというのが事実のようです。その間、目隠しや猿ぐつわをしたわけでもなく、トイレにも行かせたようです。死後10時間までは直腸温度が1時間当り1℃下がるということから推定した死亡推定時刻はだいたい市橋君の証言と一致するようです。

その後、菅野弁護士と私、三宅弁護士とM教授に分かれて、公判での段取りについて打ち合わせをしました。今日はお互いの都合で2時間しか時間がとれませんでしたが、6月29日にはもう一度、菅野弁護士と私、三宅弁護士とM教授で打ち合わせをする予定です。

私は、市橋君は自分が犯した罪に相当する罰を受けて、罪の償いをするのは当然だと思っています。それが市橋君の人間としての責任の取り方だと思いますし、亡くなったリンゼイさんへの正義だと思います。ただ、社会の異常なほどの注目を集めた事件だけに、外交的な配慮だとか、市橋君を取り逃がした警察の遺恨や検察の面目だとか、そういうことのために実際に起こった事実以上の厳罰を課すのはリンチと同じで正しくないと思います。公判では事実が明らかにされて、裁判官も裁判員もあくまで事実に基づいて適正な判決を下してほしいと思っています。

弁護団は最低週に1回は市橋君との接見を続けてきましたが、最近は公判が近づいてきたのでもっと頻繁に会っているとのことです。市橋君は独居房の中で相変わらず運動を続けているらしく、メタボ気味だった時と違って、頬がしまって精悍な顔つきになっているそうです。覚悟を決めて公判に臨もうとしているのでしょう。

今日までに貯まっていた支援金は全額引き出して、菅野弁護士にお渡ししました。

2011年6月14日火曜日

6月11日に振り込まれた方(14回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は206,020円、延べ309人からの合計額は3,150,585円になりました。ありがとうございました。市橋君の最近の様子については、明後日16日に菅野弁護士、三宅弁護士と公判での証言の打ち合わせでお会いする予定ですので、その時に伺ってきて皆様に報告します。

支援者とのメールのやりとりを通して、少し気になる事がありますので、私の考えをお伝えしておきます。適正な裁判を支援する会の目的は会の設立の趣旨で述べた通りですが、皆様のご支援のお蔭で当初募金の目標とした100万円をはるかに超えて300万円をも超えました。被告人の権利を守るために無償で立ち上がって下さった6人の私撰弁護団が、市橋君が身柄を拘束されて以来、長期間にわたって市橋君への接見と弁護活動に従事して下さっています。皆様から提供された支援金は、弁護団の支えとして大変役に立っている筈です。

支援者の中には、1回だけ支援金を振り込んで下さった方も、20回も振込んでくださった方もおられますし、千円振り込んで下さった方も10万円振り込んで下さった方もおられます。ほとんどの方が市橋君とは直接関係のない方の筈ですが、千葉大学の元学生に適正な裁判を受けさせるために、それぞれの生活の中から可能な範囲で支援をして下さっておられます。振り込まれた金額の多寡や回数には無関係に、私はどの支援金に対しても大変ありがたいことと等しく感謝しております。

先日長野県で開催された有人ヘリによる松くい虫防除に関する検討会を傍聴・取材していたテレビ信州の記者から電話がありました。私が講演で、散布松林の周辺住民への聞き取りでは体調不良を訴える人は誰もいなかったと報告したことに関連して、記者も取材で回ってみたがやはり地元では薬剤散布で体調不良になったという訴えは全くなく、むしろ松を守るために是非散布を続けてほしいという声ばかりだったとのこと。明後日16日の夕方には、私への電話取材をさせてほしいとのことでした。往往にしてメディアは反農薬活動家グループの声ばかりを取り上げて国民に間違った印象を与えがちですが、今回のように自ら現場に出て取材をし、正しい報道をしてくれるのは大いに歓迎したいと思います。

2011年6月13日月曜日

市橋君の最近の様子について支援者の方々から問い合わせがきていますが、私自身が今週土曜日18日に鳥取県米子市で行われる講演の準備に追われていて対応できません。16日には菅野弁護士の事務所で打ち合わせがありますので、その時に市橋君の様子を伺って皆様に報告します。

2011年6月12日日曜日

昨日のブログについて、支援者のお一人から性犯罪の被害者の受ける苦しみを理解するのに役に立つ情報が届きました。ありがとうございました。私も、元学生の市橋君のことだけでなく、亡くなったリンゼイさんのことも考えつつ、適正な裁判の支援活動をやっていきたいと思っています。

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11日のブログに性犯罪被害者のその後についての本を読んでみたいと書かれていたので、被害に遭われた方が出された本を紹介しているブログ2件と、性犯罪裁判での二次被害のことが書かれたブログがありましたので参考になるようでしたらどうぞ。

小林美佳 『性犯罪被害にあうということ』 http://www.freeml.com/bl/6928447/9902/
緑河実紗『心を殺された私 レイプ・トラウマを克服して』・ 板谷利加子『御直披』http://members.jcom.home.ne.jp/tana-masa/kansou/kokorookoro.html
ある性犯罪被害者の方からのメッセージhttp://www.h6.dion.ne.jp/~half-2/saito/message.html

私はここに紹介されてる本は読んでいませんが、リンゼイさんが受けた痛みや恐怖を思うといつも胸が苦しくなります。
なのに市橋さんに心から謝罪をして罪を償い、いつか社会に戻れる日がくることを願って支援している自分・・・
他の支援者の方々もいろいろと葛藤されてるんでしょうね。
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2011年6月11日土曜日

6月9日に振り込まれた方(9回目)からの支援金が届きました。これで支援金の現在高は196,020円、延べ308人からの合計額は3,140,585円になりました。ありがとうございました。この方と6月5日に振り込まれた方からは、6月4日のブログで書いた嫌がらせ行為についてのコメントも届いています。私自身は何の影響も受けておらず、多分犯人は精神を病んでいる人(差別的な意味ではなく、無関係の人に経済的被害を与えてまでも自分の思い込みを人に知らせようとする、善悪の判断のできなくなっている人)で、自分に注目してほしくてやっているのでしょうから、警察に届けた以外は何も対応するつもりはありませんが、一応お二人からのコメントを紹介しておきます。
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4日のブログ読みました。ここまで悪質な嫌がらせを受けていたなんて・・・。確かに「犯罪者」を支援する活動が、世間の大多数の人達から白い目で見られるというのは理解できますし、支援者もごくごく少数なのもわかります。でも嫌がらせをしていい理由にはなりません。
本山先生は批判する人に「支援する会の趣旨」をよく読んでほしいと書いてありましたが、残念ながらそういう人達には正論は通じないのです。「犯罪者」を支援する事自体が気に食わないのです。
本山先生の電話番号を使った人は、「犯罪者」を憎むあまり自分が「犯罪者」になっていることに気づいていないでしょう。何だか皮肉ですよね。
今日から松戸の女子大生殺害事件の公判が始まりました。被告人は殺意を否定していますが、真相はどうなのでしょうか?一昨年は千葉大学園芸学部にとって大災難としかいえなかったと思います。私も大学の関係者が気の毒で仕方がありませんでした。
市橋君に言いたいのは、今の境遇は自業自得だという事を。そして一生罪を償い続けることです。
たらればですが、リンゼイさんを殺めてしまった時に素直に捕まってほしかった。
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ところで、現在もまだ(いまだに)、批判や嫌がらせの行為が続いているとのこと。
批判に関して、またひとこと、言わせて下さい。私は、以前から言わせて頂いている通り、「幸せな人は意地悪しない」のですから、執拗な嫌がらせをする人は、ご自身が不幸と叫んでいるのだと思います。気の毒だと思って、こちらは放念するだけだと思います。 私の師匠のお言葉を借りると、「ネットでも、執拗に悪口などを書いたりする人がいますが、あれはファンですよ」と教えられました。熱烈な歪んだファンなのだそうです。本当に嫌いなら、眼中にありませんし、無視するはずなのです。けれども、好きで好きで、自分をわかってほしくってたまらないから、嫌がらせをするのです。または、自分の理想の相手でいてほしいと思う歪んだファン思考。また、素直にファンです・・と言って、正攻法では振り向いてもらえないから、偏屈な性格から、逆に嫌がらせをして振り向いてもらおうとしているだけなのです。
ですから、本山先生がおっしゃる通り、そうされている通り、あいてにしないことがいちばんだと思います。子どもと一緒で、そうすればかまってもらえると思いこんでしまうから、無視することがいちばんだと思います。しかし、販売店や宅配業者の方々には、迷惑極まりない、犯罪行為であります。
そして、世の中が東日本大震災で危機を迎えている最中、どうして、そのような「悪意」に満ちたことができるのか??はっきり申し上げますが、「悪いことをしたら、その分、必ず自分に返ってきます」。ですが、人生間違ったことをしても、自分で気づくことができ、心から反省し、何事も責任主体で行動できれば、軌道修正できるのです。人生に無駄はありません。このような卑劣な行為をされている方が、早くそのことに気づかれますよう、祈っております。
末筆ながら、すっきりしない毎日でありますが、お健やかにお過ごし下さい。
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私がまだ千葉大学教授で現職だった時に、学内の清掃を担当してくれていた契約職員と親しくしていましたが、ある時私の居室に入ってこられ、研究棟の女子トイレの中で理解できないことがあって毎回掃除をしていて嫌になってしまうと訴えられました。汁の入った半分食べかけのカップ麺が便器の横に置いてあるとのことでした。拒食症の女子学生が、自動販売機で買ったカップ麺にお湯を注いで半分だけ食べて、すぐ喉に指を入れて便器に吐き出して、残りを床に置いていたのでした。この女子学生は拒食症でお腹が空くので半分食べて吐き出すという行為を繰り返していたのですが、自分の病気を誰かに気が付いてほしくて残りを捨てずにわざわざ床に置いていたのです。私はすぐ教授会で報告し、この学生はSOSを発信しているのだから、研究室内で様子のおかしい学生がいないか注意をしてほしいという要請をしました。幸い、その後夜中に女子トイレの前の廊下にカップ麺の匂いが漂ってきたことから該当者と接触できて問題は解決しましたが、上記の私にストーカー行為をしている人も精神を病んでいて助けを求めている可能性もありますので、誰か身近の人が気が付いて助けてあげられればと思います。

ある支援者とのメールのやりとりで、亡くなったリンゼイさんの悔しい思いも理解するために性的犯罪(強姦、痴漢、セクハラなど)を受けた女性がその後どのようなトラウマ(精神的な傷)を背負うのか、適当な本があれば読んでみたいと言ったら、作田 明著「性犯罪の心理」(河出書房新社)を図書館で借りて送って下さいました。犯罪心理学者が各種の性犯罪について解析した本で、私の意図した内容ではありませんでしたが、せっかくですので返送する前に一応目を通しています。

2011年6月10日金曜日

6月8日に振り込まれた方(9回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は191,020円、延べ307人からの合計額は3,135,585円になりました。ありがとうございました。メッセージもありました。
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市橋達也さんが、何ごとも心を乱すことなく、何ごとも恐れることはない心、平静に裁判に臨まれるよう、祈り続けます。本山先生、くれぐれもお身体ご自愛下さいませ。
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2011年6月9日木曜日

6月7日に振り込まれた方(2回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は186,020円、延べ306人からの合計額は3,130,585円になりました。この方は昨年の2月以来ですが、次のメッセージもいただきました。ありがとうございました。ほとんどの支援者が同じ気持ちだと思います。
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お久しぶりです。かげながらの支援でたいしたことは出来ませんが、市橋さんにやり直すチャンスを…晴れて社会復帰する日が訪れることをお祈りしております。
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支援者から、6月7日のブログで紹介したテレビ朝日の6月27日の取材予定は、市橋君の事件についてかという質問がありました。その通りです。この記者(女性)は以前も私のところに取材に来ましたが、長い間この事件について追跡してこられたようで、近い時期にテレビ朝日を退職してアメリカのMIT(マサチュセッツ工科大学)の大学院修士課程に留学する予定とのことですので、その前に市橋君の事件について総括する番組を企画しているのかもしれません。女性記者が、どのような心境の変化でメディアの仕事を退職までして留学することになったのか、反対に私が彼女を取材したいくらいです。

2011年6月8日水曜日

6月6日に振り込まれた方(20回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は185,020円、延べ305人からの合計額は3,129,585円になりました。長期間にわたって定期的に支援して下さっているこの方からは、以下のメッセージもいただきました。ありがとうございました。
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市橋君、公平で適正な裁判に落ち着いて臨めるよう心より祈っております。弁護団の先生方、市橋君を守って下さい。お願いします。
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今日は久し振りに東京農業大学の研究室に顔を出しました。アルバイトの大学院生が、論文をスキャンしてデータとして入力する作業をやってくれていました。醸造学科の修士2年生なので今就職活動の真っ最中ですが、なかなか難しそうでエントリーすらできないところもたくさんあるとのこと。好青年なので、私も応援したいと思って、履歴書を何通か作って私にも預けておくように言ったら顔色が明るくなりました。

昼休みは大学の周りを6km くらいジョギングしましたが、陸上のトラックでは2人の男子学生(駅伝部員?)がタイムを計りながら相当なスピードで走っていました。グランドでは女子学生が体育の授業でしょうか、サッカーの準備をしていました。馬術部の学生は馬の手綱を持って、パカパカと馬と一緒に歩く練習をしていました。大学構内は若者が溢れ、活気に満ちています。勉学に、サークル活動に、アルバイトに・・・、就職活動が厳しいといっても、人間どうしが殺し合う戦争に行く必要はないので、学生たちは幸せな時代に生きているのだと思います。

2011年6月7日火曜日

私は市橋君の公判で7月11日に出廷して情状証言をすることになっていますが、6月16日に弁護士事務所を訪ねてその打ち合わせをすることになりました。その時に、皆様がその後振り込まれた支援金で現在貯まっている分をお渡ししてきます。7月4日に開始される公判まで1ケ月を切りました。6月27日にはテレビ朝日がカメラを伴って研究室に取材に来ることになりました。公判が近づくにつれて、メディアの関心が高まるのでしょう。

今日は東京都江東区にある(財)日本住宅・木材技術センター試験研究所で、木材保存剤等審査委員会安全部会があり、私も委員の一人なので出席しました。木材や家屋を食べて壊すシロアリを防除する薬剤の安全性を審査する委員会です。委員会は予想より早目に終わったので、同じ敷地内にある銘木館を見てきました。以前も一度入ったことがありますが、見事な巨木や板が展示してあり、樹木の力強さに感動します。特に、樹齢約500年・太さ3mという杉が何本かの丸太に切断(そうしないと建物に入りきらないので)されて展示されているのには、その巨大さと威厳に圧倒されます。ほとんど知られていない施設ですが、一度訪ねてみる価値は十分あると思いました。(写真はクリックすると拡大できます)

2011年6月6日月曜日

6月3日に振り込まれた方(10回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は180,020円、延べ304人からの合計額は3,124,585円になりました。ありがとうございました。市橋君宛のメッセージもありました。
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こんにちは。今日の大阪も晴れています。昨日も振込んだけど、又今日もです。ちょうど郵便局に用事がありましたので、市橋さんに振込みすることにしました。食事はちゃんと摂っていますか? お元気ですか? 私は、毎日毎日うつはつらいけど、何とか生きてますよ。お互いに頑張りましょうね。
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この支援者とはメールのやりとりをしていますが、小学生時代に両親を亡くし、その他にも厳しい経験をされてきたようです。現在もうつ病に苦しんでおられるようですが、その分だけ、市橋君の置かれた立場を他人事とは思えずに、支援する気持ちを伝えようとしておられるようです。

2011年6月5日日曜日

今日は千葉大学の元同僚教授で、長年腎臓透析をしている友人を入院している病院(リハビリセンター)に見舞いに行きました。歩けなくなって寝たきりの期間が長くなってきたので、だんだん体力も気力も弱ってきた印象でした。以前は私が行くと、「おう本山来たか」と言ってくれたり、私が江戸川の堤防をジョギングしてからきたと言ったら、「どれくらい走ったのか」と訊いてくれたのですが、今日は調子が悪かったのか、私が一方的にしゃべるだけでほとんど会話ができませんでした。寂しい限りです。

2011年6月4日土曜日

6月2日に振り込まれた方(9回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は179,020円、延べ303人からの合計額は3,123,585円になりました。ありがとうございました。以下のメッセージも手書きされていました。
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こんにちは。今日の大阪は晴れています。夏みたいに暑いです。独房にいたら、季節感もないでしょう。ストレスも不安も一杯になるでしょう。私もうつがひどくて、何度も病院の独房に閉じ込められたことがあるから分かります。でも私は自殺しようとばかりしたから仕方ない。自業自得ですね。お互いに、これからもがんばって下さいね。
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私は今はまだ忙しくて、自分の専門の関係以外に、ネット上で市橋君の事件についてどういう議論がされているかほとんど検索することはありませんが、いろいろな意見があって当然だと思っています。この適正な裁判を支援する会の活動に批判的な見かたをする人もおられるでしょうが、批判をする前に、先ず本ブログの左側のナビゲーションのところにある「支援する会の趣旨」をよく読んで、会の活動の目的について誤解のないようにしていただければと思います。また、嫌がらせのつもりかもしれませんが、通販会社に私の電話番号を伝えて、架空の名前で架空の住所に注文した品物を届けさせることは、通販会社と宅配業者に経済的な損害をあたえるので犯罪行為だということに気が付いてほしいと思います。

2011年6月3日金曜日

5月31日に刷り込まれた方(3回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は178,020円、延べ302人からの合計額は3,112,585円になりました。ありがとうございました。この方からは以下のメッセージも添えられていました。
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いよいよ裁判が近くなって参りましたね。先生にはますますお忙しくなることと思います。どうぞお身体大切になさって下さい。市橋さんお元気ですか? 早くご両親と会える日が来るといいですね。みんな応援しています。がんばって下さい。
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昨日は千葉県森林研究所の2台の車に分乗して、千葉県松林復活プロジェクトの共同研究に参加している教員や大学院生や研究者たちと一緒に海岸の松林を視察してきました。九十九里浜の白子海岸の辺りは、かってはりっぱな松林が育って防風林として機能していたのですが、ヘリコプターによる薬剤散布を中止して以来急速に松枯れの被害が拡大し、今ではもう林とは呼べないくらい松が消滅していました。
房総半島の南端近くの平砂(へいさ)浦では樹高の低い松がびっしり密生していましたが、太平洋からの強風で松林が砂に埋もれるところがでてきて、必死に再植林をしていました。私が学生だった頃はサンドスキーで有名な砂山があって頂上から走り降りた記憶がありますが、今は植林で緑の山に変わり、その前には美しいゴルフ場ができていました。防風林がなければ、砂が山の上まで吹き上がり、山全体が砂山になってしまうことを改めて認識させられました。



今日の午後は久しぶりに千葉大学園芸学部で講義を担当しましたが、学外からの受講生が熱心に聴こうとしていたのに対し、学内の学生の中にはただ単に卒業のための単位数を満たすために座っているような、勉強しようという意欲が全く感じられない学生も少なからずいましたし、ずい分遅れて教室に入ってきた学生や、出席確認用紙に名前を記入だけして教室から出ていった学生もいました。中には後ろの方で携帯のメールとにらめっこしている女子学生も見られました。現職の時だったらそういう学生は許さなかったかもしれませんが、大学は幼稚園ではないのでそんなことまでは私の責任ではないと達観することにして、、勉強をしようという姿勢が最初からない学生は無視、勉強をしようという受講生だけを対象に講義をしました。