2017年8月31日木曜日

太平洋上をゆっくり北上している台風15号の影響か、朝から暴風雨でしたが、夕方には収まりましたので久しぶりに道場に行って空手の稽古と筋力トレーニングを1時間してきました。自覚していた通り、このところの運動不足で少し体重も増え、体が重く感じ、突きや蹴りの技の切れも最悪でした。それでも、基本の稽古に加えて、巻き藁を正拳・裏拳・手刀で叩き、サンドバッグを前蹴り・回し蹴り・横蹴りで蹴って、腹筋運動やバーベル・ダンベルを使ったトレーニング、重い八角刀の素振りなどを一通りして汗をびっしょりかきました。シャワーを浴びた後は気分爽快でした。今日は夕飯までの時間があまりありませんでしたので、ウォーキング/ジョギングはしませんでした。これから心を入れ替えて、少しずつ体を鍛え直そうと思います。

今週初めに訪問した群馬県の伊香保と榛名では面白いことに気が付きました。伊香保の海抜はタクシーの運転手によると700m弱とのことでしたが、松くい虫の被害で枯れたマツがあちこちで見られました。一方、榛名湖の辺りの海抜は1,084mとのことでしたが、りっぱなアカマツがあちこちにあって枯れた木は1本も見あたりませんでした。最近は松くい虫の被害木の分布が少し標高の高い地域に拡大してきたという話を聞きましたが、700mと1,000mの間ぐらいに境界があるのかもしれないという気がしてきました。今度、林野庁の森林総合研究所で長年松くい虫防除の研究をしてきた研究者仲間の田畑勝洋博士に訊いて確かめてみようと思います。

2017年8月30日水曜日

昨日の榛名(はるな)湖畔から氷室(ひむろ)山への僅か150mぐらいの高さの登山道の上り下りで、呼吸が苦しくなって足がふらふらしましたので、今日は一日家でのんびりして休息をとりました。湖畔から登った高さは150mぐらいでも、氷室山は海抜1,236mですから、それで負荷がかかったのか、75才という年齢的な老化で体力が低下したのか、あるいは単に運動不足で体調不良だけだったのか・・。
一昨日の研究会後の塚越屋七兵衛での懇親会では、伊香保カントリークラブの原 直道社長と隣席でしたので、いろいろ会話ができました。私が、講演の前にゴルフコースを見学させてもらったが、よく管理されていて松くい虫で枯れた木は練習コースの横に1本だけ放置してあったがすでにマツノマダラカミキリ成虫が羽化脱出した後の古い枯死木なので問題はないと話したら、実は私が見なかった奥の方に枯死木がたくさん放置されていて、伐倒された枯死木もそのまま放置されていると言われました。


私は松くい虫防除について講演をする時は前半に松くい虫防除の基礎として、いつも何枚かの同じスライドを見せることにしています。原社長にとっては松くい虫防除には3つチャンスがあるということも、マツノマダラカミキリ成虫は羽化脱出後の性成熟のために樹冠部の当年枝・1年枝の樹皮を後食(摂食)する時にマツノザイセンチュウを侵入・感染させるので予防散布ではそこに薬液がしっかりかかるようにしなければならないということも、枯死木は次世代の発生源になるので伐倒駆除しなければならないということも、初めて聞くことのようでした。
今までの薬剤散布の仕方も、枯死木の処理の仕方も不適切だったことを認識できて、私の講演は非常に勉強になったという感想を述べられました。愚直なようですが、私は毎回基礎の話を繰り返してきてよかったと思いました。








2017年8月29日火曜日

宿泊した塚越屋七兵衛では、私は朝5時半頃温泉にゆっくり入って、7時から皆と一緒に広間で朝食を食べました。他の人たちは伊香保カントリークラブのコース視察と称して8時からゴルフをやる予定になっていましたが、私はゴルフはやりませんので、9時近くまで宿でゆっくりして、石段街口のバス停からバスで榛名(はるな)湖に向かいました。

      (写真はクリックすると拡大できます)




榛名湖は海抜1,084mにある周りを山に囲まれた美しい湖でした。帰りに伊香保温泉から渋川駅まで乗ったタクシーの運転手の解説では、榛名山というのは元々は一つの大きな山だったのが、噴火で周囲のいくつかの山に別れ、その時にできたカルデラ湖が榛名湖だとのことでした。
どこかの女子駅伝部の部員が湖の周囲の遊歩道を走ってトレーニングをしていました。
ちょっと高台の湖を見下ろせる位置にローザンヌという名前の洒落た建物のレストランがありましたが、今は廃業して荒れ放題になっていました。これもバブルの崩壊でお客がこなくなった影響でしょうか。













私も湖の周囲の遊歩道を少し歩いてみたら、関東ふれあいの道と書いた案内板がありましたので、天神峠の巨大な石灯籠の横を通って氷室(ひむろ)山の登山道を登ってみました。海抜1,236mですので150mぐらいの高さだと気軽な気持ちでしたが、丸太や板でできた急勾配の段々坂で、足がふらふらしてきて、下りは足を横向きにして1歩1歩慎重に歩きましたが、途中でバランスを崩して前に転倒してしまいました。登山道のすぐ横は崖でしたので、転び方によっては危ないところでした。












 


 
 
なんとか湖畔まで戻って、足は少しふらついていましたが、折角でしたので榛名富士のロープウェイに乗って山頂(海抜1,391m)に行きました。榛名湖全体が見えることを期待していたのですが、生い茂っている木々が視角を遮っていて残念ながら一部だけしか見えませんでした。それでも、珍しい植物や昆虫に出会えて満足でした。
帰りは伊香保温泉までバスで降りて、そこから渋川まではバスの本数が少なくて待ち時間が長かったのでタクシーに乗りました。
私にとって講演で呼ばれてあちこちに行く楽しみのひとつは、一泊余計にして周辺を訪問することですが、今回は、名門ゴルフ場を見学できたことと、伊香保の温泉街と榛名湖周辺の散策と氷室岳登山を楽しみました。