2014年8月31日日曜日

昼休みに矢切の斜面林の下の水田に行き、歩いたり走ったりして2時間近く運動をしてきました。ここの辺りの水田はすっかり黄金色に実っていて見事でした。坂川の堤防に自生している木々には無数のスズメが留まっていて、水田との間を行ったり来たりしていました。水田の間の畔を歩いたら、珍しくあちこちからイナゴが飛び立って逃げました。

私が小学校3年生の途中まで九州の宮崎県小林市に住んでいた時は、どこの田んぼにもイナゴがたくさん発生していて、小学校の先生と一緒にクラスの生徒全員で畦道を歩きながらイナゴを手で捕まえて腰に下げた布の袋に入れて、家で炒(い)って食べていました。まだ食料難の時代でしたから、害虫防除と食料補給の一石二鳥の効果でしたが、今から考えるとそれが文部省や教育委員会の指導だったのか、単なる私が通っていた緑ヶ丘小学校や先生のアイデアだったのかはわかりません。贅沢(ぜいたく)に慣れた今の子供たちには、バッタを食べることなど想像もできないことかもしれません。
スズメもどこの田んぼにもたくさんいて、お米を横取りする害鳥ですから、案山子(かかし)を立てて脅かしたり、空気銃で撃ったり、カスミ網を張って防除をしていました。カスミ網で捕まえたスズメは醤油をつけて七輪(しちりん)であぶって食べました。

明日は館山の平砂浦に行ってマツ苗の発病試験を再度やるための砂を採取してきたいと思っていますが、天気予報では雨のようですので、明日の朝になってからどうするか決めるつもりです。




2014年8月30日土曜日

朝5時50分に自宅を出て、電車を乗り継いで茨城県の東結城駅には8時16分に着きました。あまり乗降客が多くないのか無人駅でした。待っていてくれた樹木医と一緒に水辺公園に行きました。昔の結城城の堀を兼ねていたといわれる川と湿地であった場所が整備されて、水辺公園になっていました。樹齢25年くらい(切り株の年輪から推定)の松が4本植栽されてあったのが、1本は2013年に松くい虫被害で枯れてすでに伐倒されて切り株だけ残っていて、その近くの1本は年越し枯れで針葉が赤茶色で、少し離れた位置に立っている1本は2014年に羽化脱出したカミキリムシ成虫に後食されたらしく当年枯れが進行中で、やはり少し離れた位置に立っている残りの1本は針葉も元気な緑色で健全木の状態でした。
私たちが調べたかったのは、枯死木とその近くに位置する年越し枯れ木の間に根の癒合が起こってマツノザイセンチュウが移動して年越し枯れが発症したかどうかということと、年越し枯れ木は今年2014年に羽化脱出したマツノマダラカミキリ成虫の後食ならびに産卵対象木になっているかどうかということと、もしなっているとしたら、年越し枯れ木の材内のマツノザイセンチュウ密度はどの程度で来年の発生源になり得るのかどうかということでした。
公園を所管する結城市役所と被害木の伐倒・伐根作業を受注した造園会社の協力が得られることになって、私たちの調査に便宜を図っていただきました。
作業は年越し枯れ木の伐倒、枯死木の伐根、年越し枯れ木の伐根、伐根後の芝地の修復の順で手際よく行われ、途中私たちの調査に合わせてくれました。

枯死木と年越し枯れ木の根はお互いに絡み合っていましたが、土に覆われていて残念ながら癒合している部分があるかどうかは確認できませんでした。それを見るには振動で土を落とすだけでは不十分で、水をホースでかけて土を洗い落とさなければ無理だということがわかりました。
年越し枯れ木の当年枝部分には樹脂が白く固まって付着している部分がありましたので、後食された可能性がありますが、はっきりした樹皮の後食痕ではありませんでした。
幹の樹皮には成虫が樹皮をかじって産卵した痕跡がありましたので、年越し枯れ木は産卵対象木になったことは確実です。実際に、樹皮下にはフラス(虫糞と木屑)がありましたので、マツノマダラカミキリの幼虫が材内に存在して食害中であることがわかりました。ここから来年の6~8月に羽化脱出する成虫が松くい虫被害の発生源になるかどうかは、どれくらいの線虫密度が存在するかによって影響される筈です。線虫密度については、樹木医がドリルで穴を開けて材片を採取しましたので、いずれ情報が得られる筈です。
一つ予想外で面白かったのは、枯死木の太目の根を食害中のカミキリムシと思われる幼虫が発見されたことです。形態的にマツノマダラカミキリの幼虫がどうかは判断できませんでしたが、こんな地下部の根を食害している幼虫がどこで蛹化して羽化脱出するのか不思議な気がしました。

作業は、造園業者が伐根後の芝地を復元し、伐倒・伐根した枝や幹や根をトラックに積んで搬出し終わった11時半に終了しました。ちょうど昼になったので、近くのkokyu http://kokyu.in/ という古い民家を利用した料理やで樹木医に昼食をご馳走になりました。いい値段でしたが、料理も建物の雰囲気も音楽も庭の眺めも素晴らしく、一度足を運ぶ価値はあると思いました。

      (写真はクリックすると拡大できます)






 



2014年8月29日金曜日

昨日のブログで紹介したマツ苗の発病試験の再現性を確認するために、再度同じ試験を実施する準備をしています。接種するマツノザイセンチュウはいつも千葉県森林研究所で培養したものを分譲していただいていますが、今回の再現試験でも供給していただけることになりました。

従来、現場ではマツノザイセンチュウは土壌中では生存できなくて、根系に侵入・感染・発病させる可能性は小さいと考えられてきたようですが、それには次の論文が大きく貢献したようです。
Y. Mamiya and T. Shoji (1989) Capability of Bursaphelenchus xylophilus to inhabit soil and to cause wilt of pine seedlings.  日本線虫研究会誌18:1-5
真宮先生は松枯れを起こす線虫を日本で最初に同定し、その後も発病機構の研究などに長年取り組まれた、文字通り日本の松くい虫研究の第一人者です。こんな詳細な研究がすでに25年も前に行われていたというのは驚きです。ただ、この論文を読んでみると、私たちが今回行った発病試験と方法に若干違いがあります。上記論文では、研究所の圃場の土を使って、苗の主根部分に傷を付けて線虫懸濁液をすぐ側に注入すると線虫の侵入・感染・発病が起こるが、根が無傷の場合や、線虫懸濁液を苗から少し離して注入すると線虫の侵入・感染・枯死は起こらないと記載されています。

一方私たちの試験では、平砂浦で採取した砂を使って、マツノザイセンチュウは培地のまま苗から少し離れた位置で砂に埋めました。苗は5月16日に植えて試験は約2ケ月後の7月20日に開始しましたが、意図的な傷はつけてありません。水は上からの灌水ではなく、鉢を置いたトレイに張って、鉢の底から常時吸い上げさせましたので、鉢の中の砂には常に十分の水分がありました。培地のまま砂に埋めたということと、十分な水分があったということで、線虫の土壌(砂)中での生存率が高まり、水を介して苗の根系へ移動し、侵入・感染・枯死が可能になったのではないかと想像しています。
平砂浦でも、松枯れ木を伐倒・伐根した後にマツノザイセンチュウが寄生した根の残渣が砂の中に埋設された状態で残った可能性がありますし、陸地から海に向かって流れる地下水の上方移行や降雨などで植樹された砂浜には十分な水分も存在した可能性があり得ます。
先ずは、発病試験の再現性の確認と、枯死したマツ苗の根・幹・針葉にマツノザイセンチュウが本当に侵入しているかどうかを確認することが必要です。

明日は朝6時15分発の電車に乗って茨城県の結城(ゆうき)に出かけます。天気予報はあまりよくありませんが、松枯れ木の伐倒作業が予定通り行われて私たちの調査が実施できることを期待しています。

2014年8月28日木曜日

房総半島の南端に位置する平砂浦で、松くい虫により壊滅的被害を受けた松の木を伐倒・伐根した跡地の砂浜に昨年10月に植樹したマツ苗が今年の2月までに大量枯死しました。原因を解明する研究の一環として、想定される要因をマツ苗を植えた鉢に添加する発病試験をしてきましたが、途中経過を写真に撮って研究者仲間に送りました。

(1)は無処理区、(2)はポジティブコントロールでマツノザイセンチュウKa-4株を幹の形成層を剥離して接種した区、(3)は大量枯死が起こった現地の砂を篩(ふる)って採取した植物根の断片(DNA診断でマツノザイセンチュウではないと判断された線虫が寄生)を砂に埋めた区、(4)は平砂浦で枯死したマツ苗の上部を除去して幹と根の部分を苗と抱き合わせに植えた区、(5)はマツノザイセンチュウしまばら株(Ka-4よりは少し毒性が弱いとされている)を培地ごと埋めた区、です。
結果は明白で、(1)の無処理区のマツ苗は全部生存、(2)のポジティブコントロール区は6鉢(反復)全部が枯死、(3)区と(4)区は全部生存、(5)区は全部枯死または枯死進行中でした。従って、現地の砂の中から採取した植物根に寄生していたマツノザイセンチュウ以外の線虫は発病の原因ではないということと、現地の砂に土壌伝染性でマツに病原性のある未知の病原菌が存在することはないということがわかりました。(5)の培地ごとマツノザイセンチュウを砂に埋めた区では6鉢(反復)全部が発病したということから、マツノザイセンチュウが土壌(砂)中を移動してマツ苗の根系から侵入・感染・枯死をしたと推察されました。この推察を確認するために、今から枯死したマツ苗の根、幹、針葉からマツノザイセンチュウの分離とDNA診断による同定を行う予定です。
この仮説の再現性が確認されれば、マツ苗をマツノザイセンチュウ汚染砂浜に植樹する前に土壌処理の登録がある殺線虫剤に浸漬処理することで、植樹されたマツ苗の活着率(生存率)を大幅に改善できる可能性があります。





2014年8月27日水曜日

南青山会館で(独)農研機構畜産草地研究所主催の海外養蜂事情研究会が開催され、私も聴講してきました。ミツバチの大量死問題とネオニコチノイド系殺虫剤との関係はメディアが取り上げたこともあって関心が高く、主催者の予想を超える参加希望者があったので、会場を2倍のスペースの大会議場に変更して実施されました。
米国農務省農業研究局ミツバチラボ(USDA ARS Bee Research Lab)のDr. Jeff Pettis の「米国の養蜂の現状」という講演と、(独)農研機構畜産草地研究所の木村 澄主任研究員の「日本の養蜂の現状」という講演がありました。お二人とも、科学的な調査・研究に基づいて、養蜂の現状とCCD(蜂群崩壊症候群)について、客観的なお話をされました。

先日の市民キャビネット主催のフォーラムで私のカウンターパートとして講演をされた水野玲子氏は、「CCDの原因としていくつかの候補が提案されたが、現在はネオニコチノイド系殺虫剤が原因であると決着がついている」と断定的な発言をされましたが、よくそんな事実に反することを臆面もなく言えるものだと驚きました。今日の日米の専門家お二人の講演でも、そんな事実はないと明確に否定していました。
ジャーナリストというのは、自分の主張を通すためには、事実でないことを知っていながら、平気で嘘を言えるということが信じられない思いです。それではまるで当選目当てに無責任なことを言ってはばからない、程度の低い政治家と同じ類(たぐい)です。
反農薬活動家の人たちもそうですが、善意に解釈すれば、平気で嘘を言うのではなく、自分たちの主張を通すために事実でないことを都合よく事実と本当に信じ込んでしまうという共通の習癖があるのでしょうか

2014年8月26日火曜日

9月13日に、長野県でリンゴ園をやっている元学生のところに寄ろうと思ったら、講演会場から約130Km も離れていて、電車でも約3時間かかるということがわかりました。どういうわけかすっかり同じ市内とばかり思い込んでいました。
それでも、せっかく訪問OKとの返事でしたので、伊那市で一泊余計に泊まって訪問してみたいと思います。

午後から運動に出かけようと思ったら土砂降りの雨が降り始めたので、代わりに道場で筋力トレーニングと空手の稽古を1時間ちょっとしました。久し振りの稽古でしたので、体がすっかり固くなっていて、突きも蹴りも受けも情けない状態でした。
帰りに梅の木の横を通ったら、雨があがったばかりの木にどこから現れたのかカタツムリがいました。殻の模様から、多分ミスジマイマイEuhadra peliomphala ではないかと思います。


2014年8月25日月曜日

9月11~12日の松枯れ防除実践講座は長野県伊那市にある信州大学農学部で開催され、宿舎は大学の近くのホテルルートイン伊那インターをとってあります。せっかくの機会ですので、近くでリンゴ園をやっている千葉大学園芸学部の卒業生のU君(私の研究室の専攻生ではありませんが、空手の指導をした関係です)に、13日の午前中に訪ねてもいいかどうか問い合わせのメールを送りました。卒業以来何年も会っていないので、彼がその後結婚した奥さんと一緒にやっているリンゴ園を見学するのは楽しみですし、彼と再開するのも楽しみです。
私の祖父穂坂秀一(母の父)は、昔朝鮮の黄海道黄州(今の北朝鮮のピョンヤンの近く)というところで2千町歩のリンゴ園をやっていましたので、リンゴの栽培管理には特に興味があります。

今日も水元公園に運動に出かけました。昨日声をかけられて会話をした女性とまた出会ったので、軽く会釈を交わしました。ポケットナイフを持っていって、以前コガネムシがたくさん集まっていたクヌギの木の小枝に浅いV字の切れ込みを3ケ所入れて、1時間ほどして見に行きましたが、傷が浅過ぎたのか樹液はでていなくてコガネムシも集まっていませんでした。樹液を出すにはもう少し深く穴を開ける必要があるのかもしれません。ケヤキの木の幹の方には今日もコガネムシがたくさん集まっていました。
不動池にはカワセミが2羽とシラサギ(コサギ?)が1羽きていて、ヘビが頭を水面からもたげて泳いでいるところも目撃できました。

アブラセミの鳴き声が少し小さくなってきたような気がしますし、桜の葉も黄色の葉が目立つようになりましたので、秋が近づいているのかもしれません。

 






2014年8月24日日曜日

9月11日に信州大学農学部で開催される松枯れ防除実践講座での講演で使用するスライド作成が終わりましたので、宅ファイル便で主催者に送りました。夜の11時半に受け取ったとの礼状メールが返ってきました。今日までに送るという約束でしたので、やっぱり待っておられたのでしょう。
新しい資料や私たち自身の調査結果を追加し、話の構成も少し変えましたので、リピーターの参加者に進歩がないと言われなくてすむと思います。

千葉県平砂浦の植樹されたマツ苗が大量枯死した原因の解明に取り組んでいますが、鉢に平砂浦の砂を入れてマツ苗を植え、枯死原因と予想されるいくつかの要因を添加して発病試験をしていますが、今日鉢がおいてあるガラス室を覗いてみたら、もしかしたらと予想して添加した要因の区のマツ苗に枯死症状が発現していました。これが本当なら、今まで知られていない要因ですので、非常に面白いことになります。明日、証拠の写真を撮ってくるつもりです。

今日も夕方水元公園に出かけて2時間くらい運動をしてきました。不動池には今日も偶然カワセミが来ていて、しばらく見ていたら2回水中に飛び込んで餌(小魚?)を捉まえようとしました。

2~3日前にコガネムシがたくさん集まっていたクヌギの木の小枝には今日はもう1頭もいませんでしたが、私が枝に開いた小さな穴を観察していたら、散歩をしている年配の女性に何を見ているのですかと声をかけられました。雌の周りに雄が集まっているのかと思ったけど、そうではなくて小枝の傷口から出る樹液を舐めに集まっていたようなので、私も試しに樹液が甘いか酸っぱいか舐めてみようと思って、樹液がまだ出ているか見ていたところですと答えました。以前、研究者仲間で実験に使うオタマジャクシを口にいれてみたら、口が曲がる程苦かったので、田んぼで鳥に食べられないようにヌルヌルした皮膚に防御物質を持っているらしいという話もしてあげました。女性には、散歩の途中で偶然出会った私とそんな会話ができたことを感謝されました。
残念ながらクヌギの小枝にはもう樹液は出ていませんでしたので、今度ナイフで小枝を少し傷つけて樹液が出てきたら舐めてみようと思います。多分とっくに誰かが分析して樹液の成分も全部同定されているとは思いますが・・。私の単なる好奇心です。

2014年8月23日土曜日

夕方いつものように水元公園に運動に出かけ、コガネムシがたくさん集まっていたクヌギの木の小枝をチェックしたら、今日は1頭だけいました。ちょっと触ったら落下して逃げたので、その後で小枝をよく観察してみたら小さな穴が2ケ所開いていました。多分ここから樹液が出ていて、それを舐めにコガネムシガ集まっていたのだと思います。
他にもそういう木がないか気を付けながら歩いたら、1本のケヤキの木の幹の周りにジャノメチョウとコガネムシがたくさん集まっていました。よく観たら、コガネムシがいるところは樹皮の表面が少し濡れていたので、やはり何かの原因で樹液が出ていたのでしょう。
今度そういう場所があったら、私もちょっと舐めてみてどんな味がするか試してみようと思います。

2014年8月22日金曜日

先週の水曜に一度訪ねた寺田畜産/株式会社惣左衛門を再度訪ねてきました。相談を受けたことの回答を持って行きましたので、大変感謝されてお土産に大きな梨をたくさんいただいてきました。
一週間ぐらいしたら、どういう結果になっているかもう一度様子を見に行く予定です。

10月4日から11月3日までアメリカに行くことを決めて、ネットで格安航空券を予約購入しました。今までUnited Airlines をできるだけ使ってマイリッジポイントを貯めてきましたので、もうそろそろアメリカまで無料で一往復するぐらい貯まっている筈だと思って電話をしてみたら、1年半ポイントの利用がなかったので全部無効になってゼロになっていますと言われてしまいました。以前はそんな規則はなかった筈なのに、経営が厳しいのかいつの間にか規則が変更になっていました。
腹が立ちましたが仕方がありません。これからは、ポイントを国内便でも利用できるANAやJALをできるだけ使うことにして、早速今回の航空券も全部ANAで予約しました。

新発田市役所からは、質問したことへの回答がメールで届きましたので、9月の講演のスライドに情報を追加しようと思います。

2014年8月21日木曜日

水元公園のクヌギの小枝にコガネムシがたくさん集まっていたのは、交尾をするために雌の周りに雄が集まっていたのとは違うようです。今日も運動に出かけた時に同じ木の横を通ったら、昨日と同じように同じ小枝に今日も6頭集まっていました。何か樹液がでてそれを舐めに集まっているのかもしれません。今度見つけたら、コガネムシを追い払ってみて、それでも同じように集まってくるかどうか確かめてみようと思っています。

9月の講演で使うスライドの中で、新潟県新発田市と胎内市の松くい虫被害(材積)量の年次推移の古い資料がほしかったので両方の市役所の担当者に情報を提供してもらえるかどうか問い合わせのメールを送りました。

2014年8月20日水曜日

9月の講演のスライドは推敲を重ねた結果、90枚から82枚に減らせました。あと1~2枚減らせるかもしれません。せっかく大勢の人たちが集まってくれるのですから、しっかり準備をしてできるだけいい話をしたいと思います。

広島県安佐南区と安佐北区では記録的な大雨で住宅地の後背に位置する山の土石流が発生し、住宅が飲み込まれて多数の犠牲者がでています。ついこの間は台風の影響で高知県その他で大きな水害が起こったばかりなのに、家が潰されたり流されたり、人命が失われたり、突然襲ってくる自然の災害の怖さをあらためて感じます。

今日も猛暑日でしたが、午後4時頃からいつものように水元公園に行って歩いたり走ったりして運動をしてきました。江戸川堤防の手前には屋根に鳥小屋を作ってハトを飼っている家があります。今日も竿の先に黒い旗(プラスチック製の黒いごみ袋?)を縛り付けて振ったら、20羽くらいのハトが小屋を中心に直径500mくらいの範囲で同心円を描きながら何回も何回もグルグル回って飛んで、最後に鳥小屋の屋根に降りてきました。先日も同じ光景を見ましたので、多分、飼育しているハトの日課なのかもしれないと思いました。

水元公園では相変わらずアブラゼミがうるさいぐらい鳴いています。抜け殻でセミの種類がわかるとある本の宣伝に書いてありましたので、写真を撮ってきました。今度本を買ったら写真と見比べてみようと思っています。今日もコガネムシがたくさん集まっているところがありましたが、もしかしたら雌の周りに雄が交尾をするために集まっているのかもと想像しました。今度誰かに訊いてみようと思います。
帰りに江戸川の堤防から西の空を眺めました。

     (写真はクリックすると拡大できます)








 

 

2014年8月19日火曜日

研究者仲間の樹木医から、茨城県結城市で8月30日(土)に年越し枯れの松を伐採する機会に、マツノマダラカミキリ成虫による後食(こうしょく)の痕跡があるか、今年羽化脱出した成虫による産卵痕や孵化幼虫による食入痕があるか、マツノザイセンチュウが樹体内に存在するか、根はどういう状態になっているか、などを調査予定なので、千葉大の女子学生Sさんと来ませんかとの誘いのメールが届きました。伐採工事は朝8:30から始まるとのことなので、結城の駅に8:00までに着くには松戸駅を朝6時頃の電車に乗らなければなりません。小山まで新幹線を使うので、交通費も結構かかります。自分の車を運転していけばどれくらいの時間と高速料金がかかるか、明日カーナビで調べてみてからどうするか考えようと思っています。
Sさんにも、その日都合がつくかどうか確かめてみなければなりません。

今日は東京で15~20人くらいの農薬関係者が集まって、12:00から14:30までネオニコチノイド剤とミツバチ影響や健康影響について情報交換をしました。8月8日の朝日新聞に掲載されたGREENPEACE の全面広告がきっかけですが、例え広告でも、人心を惑わす間違った広告に対して科学的に間違いを指摘するのが学会や科学者の責任かもしれないという認識です。
各分野の専門家を含めた情報交換によって、私が知らなかったことや、広告が根拠にしている論文の誤りなど貴重な知見が得られました。今後、これらの知見をどうやって社会(国民)に公表していくかが課題です。

2014年8月18日月曜日

9月11日の講演で話したい内容の構成が大体でき、1時間半の講演時間に対してスライドを90枚に絞りました。まだもう少し余分の内容を省いて焦点を絞り、スライドも減らす必要があります。

今日も猛暑日でしたが、昼休みに道場で軽く筋力トレーニングをしてから水元公園に行き、2時間くらい歩いたり走ったりしてきました。

毎年お盆の時期になると、妻が私の両親と先祖の位牌を出して毎日飲み物や果物や食べ物を供えてくれますが、お盆が終わると位牌を片付けて、お墓に帰りましたかと声をかけます。名古屋にあるお墓もこのところしばらく行ってないので、相当草が生えているだろうなあと気になっています。

2014年8月17日日曜日

中国、近畿、東海地方では大雨が続いていて、また河川の氾濫や崖崩れなどで大きな被害がでているようですが、幸いこの辺りでは降雨はなかったので、昼休みに水元公園に行って2時間ちょっと運動をしてきました。日曜ということもあって、いつもより多くの人たちが散歩にきていました。

カメラを持っていったので、気の向くままに写真を撮りました。まだアブラゼミが全盛ですが、時々ミンミンゼミとツクツクボウシとカナカナ(ヒグラシ)の鳴き声が聞こえます。今日は偶然ミンミンゼミとツクツクボウシがすぐ手の届く位置にいました。
ハスの花もサルスベリの花も綺麗でした。










2014年8月16日土曜日

サウスカロライナ州のギャフニーに住んでいるテイト夫妻からのメールに返事を書いて送りました。今秋訪問できるかどうかは未定だが、もし行けるとしたら多分10月4日~11月3日ぐらいになる筈ですと伝えておきました。広大な牧場の中には放牧している牛の水飲み場を兼ねた池があって、私が行くといつもLarry 君と一緒にフィッシングをしますが、バスやブリムが釣れると奥さんのLindaさんがすぐ捌いて料理してくれて食卓に並べてくれます。南部のアラバマ州出身のドイツ系の女性ですが、素敵な人です。

まだ講演で使うスライドの作成をしていますが、少し体を動かして汗をかきたいと思って午後4時半頃運動に出かけたら、途中で雨が強く降ってきたので引き返しました。わずか30分くらいの運動にしかなりませんでしたが、それでもシャワーを浴びてサッパリしたら気分が爽やかになりました。

夜9時のテレビ東京のアド街(マチ)ック天国という番組で、今回は柏の特集で先日訪ねた養豚農家の柏幻霜(げんそう)ポークもとりあげるということでしたので、もしかしたら豚舎やハム製造工場なども紹介されるかと思って期待して観ていましたが、結局出演者の一人が柏の名産品の一つとして言葉で短く説明しただけで期待外れでした。

2014年8月15日金曜日

9月11日の講演の準備は1週間前ぐらいまでにスライドを送ればいいとのんびり構えていたら、昨日主催者から電話があって、準備の都合上8月24日頃には送ってほしいと言われてしまいました。荒削りですが大体全体の構想ができましたので、後は少しずつ手を加えていって仕上げればいいだけです。

アメリカのMargie さんから6月14日と8月11日の2回メールが届いてそのままになっていたのを、今日やっと返事を書いて送りました。今年ノースカロライナ州を訪問できるかどうかはまだわからないけど、もし行けるとしたら多分10月4日から11月3日の約1ケ月になるかもしれないと答えておきました。

未来農林業事業開発研究会からの来年1月のシンポジウムでの講演依頼については、毎年第3金曜は東京農大総合研究所研究会農薬部会の講演会と新年会、第4土曜は名古屋大学の研究室の研究集会と新年会が恒例的に開催されますので、もし日程がそれとバッティングしなければ講演をお引き受けしてもよいという返信を送りました。シンポジウムは昨年は第3土曜に行われたようですので、多分バッティングして無理ということになるような気がします。

夕方少し涼しくなってから1時間半くらい運動に出かけました。いつもと違う道を通って上矢切の斜面林の下の方に行ってみましたが、途中3体のお地蔵さんが並んでいたので写真を撮ってきました。おしろい花も白と赤と黄色と3色咲いていて、綺麗でした。