2016年11月30日水曜日

昨日運動の途中で見つけた11本の銀杏(イチョウ)の木の落ち葉から採集してきた葉を厚い本の間に挟んでおいたら平らになったので、木ごとに葉を並べて写真を撮ってみました。大きくA(扇形)、B(2分割形)、C(多分割形)という3つの葉形に分けられました。わずか11本の木で、各4~10枚の葉ですから、あまり断定的な考察はできませんが、Aが一番多く約51%、次がBで約33%、一番少ないのはCで約16%でした。銀杏の育種にどれだけ人の手が加えられているのか私は全く無知ですが、Aが基本的な葉形で、Cは珍しく、2種類の葉形が混ざっていたり、3種類の葉形が混ざっている木がたくさんありました。木に付いている葉をさっと観察したところ、BやCの葉形は1本の枝の枝先にも幹に近い元側にもありましたので、どうも銀杏の葉形は環境の影響ではなくて遺伝的に発現しているような気がしました。
NO.5の木はCの葉形がほとんどで、一部Bが混ざっていて、Aは全くありませんでした。銀杏は雌雄異株ですので、雑種ができ易いのかもしれませんが、今度植物学の専門家に素人の私の推察が正しいかどうか確かめてみたいと思います。




 
 
 







今日も道場で空手の稽古と筋力トレーニングを1時間し、その後江戸川堤防に行ってウォーキング/ジョギングを1時間半してきました。河川敷に下りる坂道を走って上り下りするトレーニングは少し増やして5往復しました。

2016年11月29日火曜日

12月2日(東京)と6日(大阪)の木材保存士登録更新講習会での講演では、木材保存剤の現場処理をする際に安全性確保が重要なことを強調しようと思っています。その中で、一例として1995年にアメリカのカンサス州の教会で起こった事故について紹介しようと思っていますが、もう20年以上も前の事件ですので私自身の記憶が薄れていて資料も散逸して見つかりませんでしたので、元NIEHS勤務の友人Dr. Buck Grissomに依頼しましたら、下記の情報を見つけて送ってくれました。
これを見れば、事件の概要と当時の裁判で何が問題にされたかが大体わかります。
講習会は明後日ですが、まだ追加の資料集めをしています。
クロルピリホスはエトキシ構造の有機リン殺虫剤で、比較的残効性が長く殺虫活性も高いのでシロアリ防除や芝の害虫防除によく使われてきましたが、原体は劇物相当で蒸気圧もある程度高いということで、最近はシロアリや芝での適用はなくなっている筈です。

いつもの床屋で散髪をしていたら携帯電話が鳴り、名古屋大学の研究室の1月21日(土)の研究集会/新年会で講演を依頼されました。演題は、「消失しつつある白砂青松-松くい虫防除の失敗は何が原因か」でどうかと幹事に伝えました。

道場で空手の稽古と筋力トレーニングを1時間した後、江戸川堤防を1時間半ウォーキング/ジョギングしてきました。
その途中で銀杏(イチョウ)の木があると立ち寄って、木ごとに黄葉の落ち葉を何枚かずつ採集してきました。葉の切れ込みの数と深さは遺伝的なのか生育環境に依存しているのか判断するために比較してみようと思っています。

 
 

2016年11月28日月曜日

先日江戸川堤防をウォーキング/ジョギング中に携帯電話(スマホ)を亡くしたことに気が付いて、同じ道を3回歩いて探してみましたが見つかりませんでした。仕方がないので新しいスマホ(iPhone 5s)を購入しました。最低限必要な操作の電話の発信と受信だけはできますが、メールの送受信は何か設定に問題があるのかどうしてもうまくできないので、購入したY!Mobileのお店に持って行って送信ができるようにしてもらいました。その場で試しに自宅で使っているパソコンのメールアドレスにテスト送信をしてみました。うまく送信できた音がして、送信記録もされましたが、自宅に帰ってパソコンを開いてみたら届いていませんでした。
もう一度お店に戻って、再度設定をし直してもらったら、今度はうまく送受信ができるようになりました。これからは、スマホで撮った写真をメールで送ることもできるようになりました。ついでに、電車の乗り換えの無料アプリもインストールしました。地図のアプリは先日すでにインストールしてもらっています。

昼休みは道場で空手の稽古と筋力トレーニングを1時間し、その後江戸川堤防を1時間20分ウォーキング/ジョギングしました。
園芸学部構内の戸定ケ丘ホール横の3本の大イチョウ(銀杏)の黄葉は今が一番見頃です。旧正門の2本のイチョウの黄葉は少し遅れていて、まだ緑色の葉が大分混ざっています。
常磐線の陸橋の上から見る戸定ケ丘の斜面林はすっかり色づき、晩秋の景色になってきました。近くの民家のイチョウの木の落ち葉を見たら、どれも深い切れ込みがたくさんありました。イチョウの木の葉の切れ込みの数と深さは、果たして遺伝なのか環境の影響なのか・・。








2016年11月27日日曜日

日曜日で、雨という天気予報が外れで曇りでしたので、江戸川堤防を上流に向かって右岸の堤防を3時間40分ウォーキング/ジョギングしてきました。畑があると堤防を下りて寄り道しながら、久し振りに江戸川に架かる武蔵野線の陸橋まで行きましたが、どこも故障はなく少し自信がでてきました。
帰宅してシャワーを浴びていつものように体重計に乗ってみたら、また少し体重が減っていましたので、トレーニングは順調です。




2016年11月26日土曜日

千葉大学園芸学部の元同僚の故中川弘毅教授の長男の毅(たけし)君は子供の頃からよく知っていますが、東邦音楽大学を卒業してヴァイオリニストになりました。1年に1回はコンサートの案内が届いて、聴きに行っていますが、今年はあちこちで何回もコンサート出演の依頼があるらしく、今日は松戸市民劇場で東邦ミューズの会主催の第9回Autumn Concert があり、すぐ近くですので聴きに行ってきました。
東邦音楽大学卒業生の音楽家11人が演奏し、ピアノがほとんどでしたが、ソプラノ(声楽)が一人、毅君のヴァイオリンと合奏したフルートが一人でした。
楽しい土曜の午後のひと時を過ごすことが出来ました。入場料は無料でしたので、観客にはありがたいですが、出演者は出演料なしで演奏してくれたのでしょうか。

今日の運動は、コンサートに出かける前にウォーキング/ジョギングを1時間だけしてきました。

     (写真はクリックすると拡大できます)




2016年11月25日金曜日

東京農業大学世田谷キャンパスの食と農の博物館で、総合研究所研究会農薬部会の第104回セミナーが開催され、2題の講演がありました。いずれも素晴らしい内容で、質疑応答も活発に行われ、大変勉強になりました。
1. 「新規殺菌剤オキサチアピプロリンの開発と作用特性」
  久池井 勝氏(デュポン・プロダクション・アグリサイエン
  ス株式会社研究・開発本部開発部殺菌剤マネージャー)
2. 「除草剤と雑草管理の30年予測」
  小笠原 勝氏(宇都宮大学教授・雑草と里山の科学教育研究
  センター副センター長)

久池井氏はデュポン社が本年4月に日本での農薬登録を取得した新規殺菌剤オキサチアピアプロリン (商品名 デュポンTMゾーベック®エニケード®)の開発成功の経緯を紹介しました。大変参考になったのは、世界の植物保護剤(農薬)の市場とその中で殺菌剤が占める割合、新規剤の発見(研究)・開発に必要な費用と上市までにかかる期間(年数)、などのバックグランドの情報も提供してくれたことでした。
2013年の植物保護剤(農薬)全体の世界市場は$54 billion(54兆円)で、殺菌剤は約1/4の$14 billion(14兆円)だそうですが、研究・開発・登録にかかる費用は平均$256(256億円)なので、殺菌剤開発も市場の大きい分野を対象にせざるを得ないということのようです。

オキサチアピアプロリンの場合は、2003年に活性化合物を発見してからベストの構造を決定した2008年までの5年間が研究期間で、圃場試験・毒性試験を開始した2009年から農薬登録を取得した2016年までの7年間が開発期間で、市場の大きいブドウ、バレイショ、野菜類の疫病とベト病を対象に登録を取得したとのことでした。
今回は殺菌剤の話でしたが、1つの新規農薬を発見して開発するのに大変な費用と年数がかかるということがよくわかりました。









小笠原教授の講演は、除草剤開発と雑草管理の社会的ニーズから話を始め、日本の農業の現状と特に水稲用除草剤の開発の歴史的経緯を紹介しました。多くの人によく引用されますが、2014年のトヨタ自動車1社の販売額が25兆円なのに対し、2013年の我が国の農業全体の生産額は8.47兆円という数字は、農業は厳しい産業だということを実感させられます。農業就労人口も1960年の1,454万人から2010年は261万人に減少し、しかも満60才以上の割合が17%から74%となって高齢化しています。
 
除草剤抵抗性遺伝子を組み込んだ作物については、雑草への遺伝子流動の問題があるという指摘をされました。私が一番勉強になったことは、これからは非農耕地(例えば河川法面、道路路肩、鉄道線路など)の雑草管理が重要になり、その対策としての除草剤の市場は大きいということでした。ただちょっと気になったことは、これらは非農耕地ですから、現在のルールではそこで使われる除草剤は農薬登録が必要ないということです。人と環境への安全性を確保するために、農林水産省、環境省、国土交通省、厚生労働省など省庁横断的な組織と、非農耕地の植物保護剤をカバーできる新しい規制・管理の仕組みを考える必要があるように思いました。  
 





     
いつものように、セミナー終了後は1階のレストランで懇親会があり、さらにその後は山本 出先生のご自宅で講師を囲んでの二次会もあり、楽しい時間を過ごしました。

2016年11月24日木曜日

心的外傷後ストレス障害(PTSD:Post Traumatic Stress Disorder)の治療法には精神療法と薬物療法の2つがあることは知っていました。
http://www.skincare-univ.com/article/011314/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E7%9A%84%E5%A4%96%E5%82%B7%E5%BE%8C%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%9A%9C%E5%AE%B3
昨日の朝日新聞に、京都にある国際電気通信基礎技術研究所などのグループが、PTSDの原因である恐怖の記憶を今までとは異なる新しい方法で消去できることを実験的に証明した、という記事が掲載され私の注意を惹きました。同じ研究が京都新聞でも報道されています。
(朝日新聞)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161122-00000005-asahi-soci
(京都新聞)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161122-00000001-kyt-sctch
薬物を使わないので精神療法のアプローチの1つかもしれませんが、農薬の暴露を想像するだけで(実際の暴露はなくても)体調が悪くなる化学物質過敏症(MCS:Multiple Chemical Sensitivity)や集団発症性精神的体調不良(MPI:Mass Psycogenic Illness)の方々の農薬恐怖症を消去するのにも効果があるかどうか興味があります。
農薬に対する無理解(誤解)に基づく恐怖の記憶を消去できれば、農薬散布の度に暴露を避けるために避難したり、散布の中止を訴えたりしなくて済むようになるのでしょうが・・。

天気予報通り雪が降り始めました。11月の降雪は50数年ぶりで、東京での積雪は観測史上初めてとニュースが伝えています。まだ晩秋の紅葉/黄葉が綺麗な季節ですので、道場で1時間空手の稽古と筋力トレーニングをしてから、長靴を履いて傘をさして1時間半ウォーキングをして雪景色を眺めてきました。昨日イチョウの黄葉が綺麗だった園芸学部の創立百周年記念戸定ケ丘ホール横の広場には、イチョウの黄葉と白い雪が混在していました。
国際交流会館洗心倶楽部前の芝生広場にも雪が積もっていました。
園芸学部と隣接した松戸市の戸定歴史公園にも寄ってみたら、紅葉と落ち葉と積雪の組み合わせの面白い景色が見られました。