2023年7月31日月曜日

日本訪問中の娘の家族は、娘の高校時代の同級生の家族と一緒に花火をを見に東京に出かけましたので、私は少し気温が下がり始めた午後4時頃から水元公園Cブロックにウォーキングに行きました。沖縄の方に発生しているという台風の影響があるのかどうかわかりませんが、松戸市上空には珍しい形の雲がありました。松戸神社近くの道路を交通規制して何かの工事をしていましたが、2台の重機で舗装を崩して地面を掘り起こしていました。戸定ケ丘の斜面にはカラスウリの蔓が繁茂していました。白い花が咲き終わって、緑色の縞模様の果実がなっているのを今年初めて見ました。近所の施設の塀に這わせてあるブドウは1房だけしっかり実がなっていますが、少しずつ黄味がかってきましたので熟してきたのでしょう。どんな味がするか1粒だけ食してみたい気がしますか、ドロボーになるので躊躇しています。枯れ始めた葉もでてきました。江戸川堤防下の家の庭には2本のモミジの木があって1本は紅色の葉で、もう1本は緑色の葉ですが、今の時期には紅色の葉が変化して緑色に変わってきています。翼果(プロペラのような翼の付いた種子)の色はそれぞれ紅色と緑色のままでした。こういう色の変化がどういう生理・生化学的プロセスで生じるのか興味深いですが、多分樹木や植物の生理学者が研究してすでに解明されているのでしょう。
葛飾橋から見下ろす江戸川には大きな魚の死骸が1体浮いていました。河川敷に自生してる大きなサワグルミ?の葉は害虫による食害でボロボロでした。チョウ目害虫の幼虫が巣網が張って葉を食害した筈ですが、蛹化するために移動して姿は見当たりませんでした。上流方向には筑波山が幽かに見えました。
水元公園Cブロックではサルスベリのピンクの花が奇麗に咲いていました。センダンは緑色の実をつけていました。不動池には今日はカワセミは来ていませんでしたが、カワセミクラブのメンバーが撮った自慢の写真が展示してありました。ロウバイの木はずい分大きくなり、乾燥した状態の実がたくさんなっていました。公園ではサキソフォンを吹いている人がいました。しばらく降雨がなかったのか、修景池の水位は下がっていました。
JR常磐線の陸橋下のウチワサボテンは花の時期が完全に過ぎて、花が咲いた跡が生長して新しい葉になるように見えました。園芸学部の浩気寮の前を通ったら、いつもの野良猫が石垣の上で寝そべっていました。近所の奥さんが暗くなってから隠れて餌をやりにくるのを待っているようでした。

2023年7月30日日曜日

朝日新聞社会部のM記者から今社会を騒がしているビッグモーターの問題に関連して除草剤が樹木を枯らすかどうかその他について電話取材の問い合わせが届いていましたが、お互いの都合がなかなか合わず電話での対応ができませんでしたので、下記のようなメールで回答を打っておきました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・                                                                      〇〇様                                                                                                                                                                                            さっき電話をしてみましたがお留守でしたのでメールにします。                                                                   私が農水省の農業資材審議会農薬分科会長・審議会長を退任したのは15年前の2008年ですので、その後の変化については必ずしも詳しくないということと、私が現役時代に取り組んだ研究の中心は殺虫剤でしたので除草剤については必ずしも詳しくはない、という前提でのご質問事項に対する私のコメントです。 1)グリホサート(製剤名ラウンドアップ)は雑草に茎葉散布すると植物体内に浸透移行して根まで達して枯死させる作用がありますが、土壌に落下したものは不安定で短時間で分解されることが知られていますので、街路樹の株回りに散布されたグリホサートが土壌中を移動して街路樹を枯らすということは考えにくいと思います。 2)除草剤として農薬登録のある製剤「除草王」には有効成分としてグリホサートカリウム塩の他に、作用機構が異なる(オーキシン型の植物ホルモン活性を有して細胞分裂を阻害することで植物を枯死させる)MDBA(2-メトキシ-3,6-ジクロロ安息香酸)カリウム塩が含まれていますので、場合によっては後者の有効成分が地下浸透して街路樹の根に達して枯死させた可能性が考えられますが、私は後者の有効成分の土壌中での移行性や安定性について情報を持っていませんので、断定はできません。ただし、除草剤を街路樹を枯死させるために使用することは農薬登録の目的(雑草防除)外の使用方法ですので、不適切な使用で、大いに問題です。                                                                                 3)登録されている農薬は遵守することが求められている使用基準が設定されていますので、使用基準を外れた不適切使用は農薬取締法違反になる筈です。ただし、食用作物の病害虫・雑草防除の農薬の場合は不適切使用(高濃度散布、散布回数過剰、散布時期違反など)によって食品残留農薬濃度が消費者の健康に悪影響をもたらすリスクがありますので、厳しい対応(流通している収穫物の回収・廃棄など)がとられます。一方、非農耕地(ゴルフ場や公園の緑地、街路樹や森林など)の場合は、不適切使用によって飛散による周辺住民への健康影響や、環境中への流出による生態系への悪影響の可能性があります。ゴルフ場からの流出農薬については、排水が集まる調整池や周辺河川の農薬濃度を市町村の環境課や環境省などが定期的にモニタリングしていて、基準値を超える濃度が検出された時は発生源業者に対して注意喚起や改善勧告をしている筈です。例示した上記のいずれの場合も、農薬取締法違反として告訴して罰金を科すというような処分がされたという事例は私は知りません。以前、私の現役時代(1990年代)に有機農業ブームに便乗して農薬代替防除資材として自然農薬とか漢方農薬(有効成分は天然の植物抽出物と宣伝)と称する資材が横行しましたが、私たちの研究で実際には効果のあった資材には例外なく化学農薬が混入されているということを明らかにしたことがありました。当時、農薬管理行政を所管していた農薬対策室があった植物防疫課と相談をしましたが、業者を呼びつけて口頭注意だけで済ませました。違反行為が繰り返されるのを防ぐために何故告訴して処罰しないのかと訊いたら、告訴して裁判になれば長期間かかって担当する職員をとられて通常業務ができなくなるのでできないのだと答えていました。 今回のような、除草剤を目的外使用をして街路樹を意図的に枯死させたことが事実であったとしても、農薬取締法違反で取り締まるのは非常に難しいのではないかと思います。街路樹ですから、道路管理を所管している国土交通省や緑地管理や景観管理という観点からは環境省の関わる事件かなという気もします。 私の見解は以上の通りです。もしグリホサートが樹木を枯死させるかどうかについてさらに正確な情報収集が必要な場合は、公益財団法人日本植物調節剤研究協会の研究所(Tel 029-872-5701)が茨城県牛久市にありますが、渡邊寛明所長が最適任者だと思いますので取材をお勧めします。                                                                                                                                                              本山直樹                                                                                              千葉大学名誉教授/東京農業大学総合研究所研究会農薬部会長                                                                    元農水省農業資材審議会農薬分科会長・審議会長                                                                        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・            今日も猛暑でしたが、運動のために園芸学部構内を通って矢切の農耕地を2時間ちょっとウォーキングしてきました。浩気寮向かい側の土手のサンゴジュの生垣は果実がさらに赤みが増して、珊瑚色になってきました。ユリノキの伐採された切り株のヒコバエは一度全部除去されましたが、再度新しいヒコバエが生えてきました。地上部の幹は伐採されても根は生きていて再生しようとする生命力は大したものです。浅間神社の近くの道路に業者の軽トラが駐車してありましたが、車体に「自然派リフォーム」と書いてありました。何を意味するのか不明ですが、流行りの言葉を宣伝に使うのだったら「有機リフォーム」とでもすればと思いました。
上矢切の農家のブドウ園はネットで囲まれていますが、緑色のブドウが鈴なりでした。黄色いコスモスの花にはよく見るとピンク色の痕跡が残っていました。最後の2列だけ残してあったエダマメ畑は全部収穫されていました。坂川親水広場の展望台(築山)下の水溜まりでは何組かの家族連れが来て、子供たちを遊ばせていました。水田の稲は順調に生育が進んでいましたが、5月に田植え体験会をした唐澤農園の水田の近くに行ったらスズメの群れが一斉に飛び立って近くの電線に移動しました。私が子供の頃はスズメはお米を食べる害鳥扱いでしたので、案山子(かかし)を立てたり、空気銃で撃ったり、霞網(かすみあみ)で捕獲したりしていました。今は、スズメはイナゴのような害虫を捕食してくれる益鳥という認識とともに、やはり出穂後の稲の穂を食べる害ももたらしている筈です。
坂川ではカルガモが2羽泳いでいて、水中の岩の上では甲羅干しをしている小さな亀がいましたが、赤色に耳はなかったので、ミシシッピアカミミガメの子供(ミドリガメ)かなと思いました。夕方5時半頃は成田空港から離陸した飛行機が5分間隔ぐらいで飛びますが、今日は3機同時に飛んでいるのが見えました。住宅の屋根のテレビのアンテナの上にはマヒワと思われる野鳥が留っていました。