2022年1月31日月曜日

今朝8:00amから放送されたNHK BS1テレビの番組キャッチ世界トップニュースの中で、フランスでは「有機生産物の売上減少”新鮮だが高すぎる”」という字幕付きの興味深い情報がありました。ちょっと見難い画面でしたが、乳製品は7%減少、野菜・果物は11%減少となっていました。原因としては、値段が高いということに加えて、消費者が有機よりも地産地消など別の選択肢をより支持するようになったと解説しているような気がしました。確かに、遠くの産地から輸送されてくる生産物は輸送中に温暖化の原因になる排気ガスを放出するのに対して、地元で生産されたものを地元で消費すれば環境に優しいので値段の高い有機より有意義と考える国民が増えてきたということでしょうか。ちなみに、各国の有機農業の割合を農地面積で比較すると、フランスは7.3%なのに対して、日本は有機JAS認定されていないものを含めても0.5%とのことです。「みどりの食料システム戦略」ではこれを2050年までに25%に高めることを目指すとしているのですから、どうやって実現するのか大変なことです。
午後からは園芸学部構内を通って、矢切の農耕地までウォーキングに出かけてたっぷり運動してきました。園芸学部のA棟の周りには足場が組んでありましたので、外装工事を始めるのでしょう。サンクガーデン(フランス式庭園)と下の道を結ぶ石段には何かの小さな種子がたくさん落ちていました。上にはクスノキと枯死進行中のヒマラヤシーダー2本があるだけですので、何の種子なのか不思議な気がしました。旧正門に下りる道の両側の法面は雑草や雑木が生い茂っていましたが、いつの間にか整備されてきれいになっていました。旧正門前の斜面や社(やしろ)の周辺も整備されていましたので、予算をつけて造園業者に委託したのでしょう。
上矢切の塚田工務店前の掲示板には新しい絵が何枚か展示されていました。
国道6号沿いの斜面に植栽されているユーカリは大きくりっぱに育っていますが、幹が太く樹高は低く葉数が多く、園芸学部研究圃場のユーカリとはずいぶん樹形が違う感じです。もしかしたら、先端を切ったので樹高が低いままで幹回りだけが大きくなったのか・・。坂川親水広場の横のブロッコリ畑は苗がしっかり育っていました。矢切の農耕地の間を流れる坂川には、チュウサギ、ダイサギ、オオバンの群れがいました。矢切の渡しは今は土日と祭日だけ運行しているようで、毎日運行するようになるのは3月12日(土)からの予定という掲示が吊るしてありました。帰りは江戸川堤防の上をウォーキングしました。
浅間神社の上空には珍しい平らな雲が浮かんでいました。小山(こやま)の町内の道路ではイトーヨーカドーの移動販売車が営業していました。再度園芸学部構内を通ったら、E棟の天辺でハシブトガラスが縄張りを見張っていました。洗心倶楽部前の芝生広場からは木立の間に沈みつつある夕陽が見えました。