2017年9月30日土曜日

今日も江戸川堤防と水元公園Cブロックにウォーキング/ジョギングに出かけました。
園芸学部構内ではイイギリの高木が赤い実をビッシリ付けていて、28日夜から29日朝にかけて降った大雨で小枝が折れて落ちていました。
旧正門の両脇の銀杏の葉はまだ緑色でしたが、松戸神社境内の大銀杏の葉は黄色でした。
A棟横のヒマラヤシーダーの大木には細長い球果がビッシリ付いていました。
プールの横にはきれいに橙色に染まった木があり、これにも球果がたくさん付いていました。
柿の木には熟した実を食べにムクドリが来ていました。














ノースカロライナ州のSymphony Laheの遊歩道やLake Johnsonの遊歩道に変わって、これからはまた江戸川の堤防や水元公園が私のウォーキング/ジョギングの場所になります。
江戸川は増水していて、滅多に見ないぐらい水位が高く、河川敷のゴルフ練習場も野球場も冠水していました。
水元公園Cブロックの不動池の横のナナカマドも真っ赤な実をつけていました。ここも増水して左右の池がつながっていました。修景池も外の石畳まで水が溢れていました。














「名月を愛でる会」というのは千葉大学園芸学部の故野村健一先生の研究室の卒業生の同窓会ですが、今日日本橋室町の「好成軒」で午後1時に10数名が集まりました。一番遠くの人は、名古屋から参加してくれました。全員が還暦(60才)を超えていますので、段々集まれる人が少なくなり、話題も前立腺がんの治療中だとか突然歩けなくなったとか、老老介護に入ったとか、健康に関する報告が多くなりましたので、この先いつまで続けられるかちょっと不明な状態です。
会場の「好成軒」は昔から使っていますが、地下鉄の三越前で下車してすぐの場所にあり、地下鉄を下りて地上に出ると、目の前に銀座の三越本店(有名なライオンの銅像が入口にある)があり、その横には三井の高層ビルが建っています。この辺りも少しずつ変化があり、古いビルが無くなったり、新しいビルが建ったりしています。



まだ明るい時間に松戸に帰ってきましたので、いつものように遠回りして坂川沿いの小路を歩いて松戸神社に寄りました。坂川縁(へり)には大きな酔芙蓉(すいふよう)の木があって、満開の花が咲いていますが、ここの酔芙蓉は同じ枝に白い花と赤い花が同時に咲いていて不思議です。どうも、赤い花の方が午後早い時間にしぼんでしまうような気がします。
坂川縁(へり)の桜の木の葉はまだ緑色ですが、2~3枚黄色になり始めた葉もあります。
松戸神社の裏には橙色のナナカマドの実がなっています。松戸神社の境内には銀杏(いちょう)の巨木と欅(けやき)の巨木がありますが、銀杏(ぎんなん)はすっかり熟してしわが寄っていました。
民家の庭にはザクロの木があって実がたくさんなっていますが、1個はすでに熟して割れていました。
こうして四季折々の植物の変化を見るのは楽しみです。















2017年9月29日金曜日

東京農業大学総合研究所研究会農薬部会(私が現在の部会長)の第107回セミナーが開催され、2題の講演がありました。
「天然活性物質の構造改訂と機能解析を目的とした合成研究」
  石神 健(東京農業大学生命科学部部分子生命化学科教授)
「新たな農薬管理行政の動向と方向性」
  山本廣基((独)大学入試センター理事長)
石神先生は東京大学の農芸化学科の出身で、合成が専門で、2017年に東京大学農学部准教授から東京農業大学教授として着任された方です。今まで取り組んでこられた研究について、難しい合成の話を細かい話は省いて大きな流れと成功した合成化合物によってどういう成果が得られたか、得られる可能性があるかについて紹介しました。学生時代は昆虫フェロモンの合成に関わった経験から、植物が害虫に加害された時に放出するmethyl jasmonate やmethyl salicinate が警報フェロモンのような役割を果たして、それらを受容した他個体の防御物質を支配している遺伝子の発現を促進することを示したスライドは、わかり易く興味深いものでした。先生は趣味として自転車レースに出場することを挙げられ、レースに出た時の写真も紹介しました。
山本先生は元々農薬の環境化学分野の研究者で古くからの知人ですが、島根大学教授・学長を経て、現在の独立行政法人大学入試センター理事長をしていますが、私の後任として農水省の農業資材審議会農薬分科会長の任にあります。農薬管理行政の最近の動きとして、7月13日の農業資材審議会で示された登録農薬の再評価の課題や農薬取締法改正の課題や作物のグループ化の課題などについて一つ一つ詳しく紹介しました。再評価はコストの問題や時間の問題などが予想されます。一応2021年度からは15年間隔で再評価をするという方針だそうですが、再評価の対象にする農薬の優先順位をどう決めるかの考え方を示しました。すでに各農薬メーカーは8月中に資料を提出済とのことです。ミツバチの問題についても、単なる有害性(毒性)だけでなく、成虫以外への影響や暴露も考慮したリスク評価を行っていくという方針を紹介しました。
セミナー後は食と農の博物館1階のレストランで講師を囲んでの交流会があり、その後さらに山本 出先生のご自宅で二次会がありました。

    (スライドはクリックすると拡大できます)








 
小田急線の経堂駅から東京農業大学までのいわゆる農大通りには庭の広い邸宅が何軒かありますが、その中の一軒には見事なアカマツが2本あるのを前から見ていました。今日は偶然造園業者が剪定作業をしていました。
東京農業大学の横には第一高等学校・中学校がありますが、その並びに駐輪場とサークル活動の部室があったところに小学校の建設工事が行われていました。
大学構内には大銀杏(いちょう)があり、その周りには銀杏(ぎんなん)がたくさん落ちていました。
食と農の博物館では鶏について特別企画の展示がしてありましたので、セミナーの始まる前に観てきましたが、鶏の原種と世界の鶏の剥製(はくせい)標本が展示されていて、こんなに変異があるのかと驚きました。日本の鶏は同博物館の2階に常設展示されていますが、オナガドリやチャボなど珍しい鶏の剥製標本があります。さすが東京農業大学らしい、素晴らしい企画だと思いました。