2011年11月30日水曜日

今週金曜に予定している講演の資料の提出期限が一昨日だったのですが、間に合いませんでしたので、どうしても今日はそれが済むまではマラソンのトレーニングには出かけないという覚悟で(本当は今日はいつもより長距離を走りたかったのですが)、一日中机に向かっていました。午後4時半頃やっとできて宅ふぁいる便で送りました。その後もまだ調べたいことや追加したいスライドなどがありましたので、結局今日は一歩も家の外に出ませんでした。

もう一人、先日のつくばマラソンに出場した千葉大学走友会の仲間から報告が届きました。この仲間は最近メキメキと記録が伸びてきて、どこまで伸びるか楽しみな女性ですが、確か高校生くらいの娘さんがいるお母さんでもあります。毎日(?)30Km走ってトレーニングをしてきたようですが、走り過ぎて踵(かかと)の骨が悲鳴をあげてしまったようです。次の東京マラソンでは、目標を達成する走りができることを期待したいと思います。人はそれぞれ、目標があるとそれを実現するために努力することが生き甲斐になって人生が楽しくなりますね。
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つくばマラソン参加のみなさま、お疲れさまでした。ベストを更新された方々、おめでとうございます。つくばにエントリーしたときから30km走をペーサーについての練習に中心をおいて練習してきました。スタート時点で多少右足の踵に違和感があったのですが気候もよく絶好のマラソン日和だったので当然スタートしました。13km過ぎまで1km 5:20~30で快適に走り、「これは30km走の成果」と自己満足の世界に浸っていました。ところが13kmを過ぎたあたりから違和感があった右足の踵が痛み始め前に進むことができなくなってしまい、15km手前でリタイヤすることなってしまいました。なんとか救護所まで歩いてもどりそこから収容車で本部にもどりました。千葉大のノボリを持っていったので皆さんの応援をしようと思いノボリを持って立っていたのですがどうも足の調子がヨロシクないので最後まで応援できず途中で帰りました。次の日、病院に行くとムリな力がかかり踵に棘がでていてそこが炎症をおこしているとのこと。せっかく練習してきてこんな結果でさすがにかなり落ち込みました。ところが本日、東京マラソンの追加当選の連絡がきました。大好きな東京をまた走ることができるなんでこれはもう、神様がくれた最高のプレゼントです。
このチャンスを大切に今度は完走を目指して練習します。
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2011年11月29日火曜日

ゆうちょ銀行で支援金を払い出して、全額322,500円を菅野弁護士にお届けしました。今日お届けした分の領収証と、控訴裁判の弁護を担当して下さっている5人の弁護士(一審を担当した6人の弁護団の中から石田優紀弁護士が抜けられたようです)の弁護費用として50万円×5人=250万円分の領収証(市橋達也君の適正な裁判を支援する会宛)をいただきました。また、本日付け(今日お届けした支援金を含まない)の預り金明細書(収入・支出表)もいただきました。収入には、逮捕時に市橋君が所持していた30万円とある支援者が2回にわたって個人的に提供された計15万円が含まれます。収入から支出を引いた残高は3,409,183円ですが、これに今日お届けした支援金を加えると3,731,683円になり、これから5人分の弁護料250万円を引くと123万円ちょっとになりますので、当面の活動費は残っているのではと想像します。ボランティアとは言え、長い間一審の弁護団に加わって下さった石田弁護士へ無償のままでいいのかという問題もありますが、今は支援金の残りが十分ありませんので、裁判が結審した時点での支援金の残高によって弁護団に考えていただければと思っています。(領収証は後程コピーをブログに添付します)

山本弁護士も同席して、私が事件当日まで市橋君の友人だった人からお聞きした情報や、千葉大学の法医学教室の岩瀬博太郎教授からお聞きした情報を口頭で再度お伝えし、控訴裁判への影響の可能性などについて1時間以上お話を伺いました。裁判に関係することですので、ここではこれ以上は書けません。山本弁護士は岐阜羽島を訪ねて市橋君のご両親と直接お話をされたとのことですが、息子の弁護はしないというご両親の決意は固かったようです。控訴裁判ではご両親の証言が重要な意味を持ちますので、現在は市橋君自身がご両親にお手紙を差し上げているとのことでした。

裁判所から指示された控訴の趣意書の提出期限は当初11月末だったのを、来年1月20日に再延長申請をして認められたとのことです。それを受けて検察側が反論を提出してからですから、実際に控訴裁判が開かれるのは2月か3月になりそうです。

手記の映画化については、主演・監督予定の人と出版社が合意して、幻冬舎から弁護団に事後通知をしてきたとのことです。原稿を出版社に渡した段階で権利は出版社に渡るので、著者や弁護団には発言権はなくなるそうです。市橋君にも映画化の話は伝えたそうですが、勝手にしたらいいと答えたそうです。

市橋君は未決囚扱いですから、衣服は刑務所から支給されないので私服を着ていますが、支援者から差し入れされた衣類のお蔭で現在不便はしていないそうです。寒くはないかとの質問には、市橋君は元々薄着を好むようで、寒いことはないようだとのことでした。独居房に保管できない衣類は菅野弁護士の事務所に、本は山本弁護士の事務所に宅下げされて保管されているそうです。宅下げされた衣類も本も、本人が希望すれば弁護団から再差し入れすることはできるそうです。

明日も山本弁護士が接見に行かれる予定とのことで、弁護団と頻繁な打ち合わせが行われているようです。私が面会に行くことについては、今週市橋君に打診してみるそうですが、控訴裁判の開始時期が延びましたので、急がなくてもいいのではと思っています。

支援者の一人から以下のお便りをいただきました。ありがとうございました。
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初冬の候、本山先生におかれましては、ますますご多忙の日々と存じます。久しぶりにメールをさせて頂きます。〇〇市の〇〇〇〇です。本日、私も千葉刑務所に出向き、今回は現金のみをお届けして参りました。他の支援者の皆さまが書籍をはじめ、暖かい衣類や食料品等、心のこもった差し入れをされており、私も考えた結果「必要な物を必要な時に、また嗜好品を購入して頂ければ・・」と考え、今回はそのように致しました。・・・ご報告まで。
 
巷では映画化の話がでておりますね。私も、これから行われる「控訴審」にわるい影響を及ぼさないか・・という思いはありますが、そのようなことには動じず、いままで通り、自分のできる支援を続けていくだけです。弁護士の先生が市橋達也さんに映画化の話をされて、ご本人はもうご存知のようですね。私達はこれまで通り、市橋達也さんに寄り添い、共に生きていく・・その実践でよいのではないでしょうか・・と、私は思っております。末筆ながら、何かと気ぜわしい時期ですが、お元気にお過ごし下さいませ。
追伸:本日、支援金を振り込ませて頂きました。
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今日は千葉に行く前に江戸川堤防を6Km 走りましたので、累積は356Km/43日になりました。時間がなくて短い距離しか走れませんでしたが、心肺機能が落ちないように、息をハーハーさせて汗をびっしょりかきました。

2011年11月28日月曜日

11月24日に振り込まれた4名の方(6回目、10回目、31回目、7回目)と、11月25日に振り込まれた方(18回目)の支援金が同時に届きました。10回目の方は私のミスで振り込み回数を途中から間違って1回分少なく記入していましたので、今回訂正しました。7回目の方の振り込みは実際には11月23日取扱になっていました。これで支援金の現在高は322,500円、延べ427人からの合計額は4,099,928円になりました。ありがとうございました。メッセージもありました。
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寒くなってきましたが、市橋君はお元気でしょうか。市橋君の事の映画化については、とてもショックです。まだ裁判は終わっていないのに、映画化なんていいんでしょうか。心配です。先生も、寒くなってきましたが、お体に気をつけて下さい。
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映画化されるとの報道で、今以上にご両親が辛くなります。市橋君にもご両親にも人権がある筈なのに、世の中の無情さに胸が痛みます。先生、弁護士の方々、市橋君を救ってあげて下さい。寒くなりました。先生、お体に気をつけて下さい。
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手記を映画化する場合に、手記の著者や出版社の了解が必要ないのかどうか私には判断できませんので、明日菅野弁護士の事務所を訪ねる機会に確認してみます。

今日は東京農業大学総合研究所生物防除研究会の特別講演があり、私も聴講しました。アメリカのミシガン州立大学に併設されているIR-4(Inter-regional Research Project Number 4)と呼ばれるマイナー作物の農薬登録支援プロジェクトの宮崎 覚(さとる)先生が、「米国の農薬規制と対応策:IR-4(マイナー作物登録制度)とFQPA(食品品質保護法)を中心にして」という演題で、2時間にわたって講演をされました。宮崎先生は1961年に東京大学農学部を卒業され、その後アメリカ、カナダに留学され、1978年からIR-4に勤務されている方です。私が農水省の農業資材審議会農薬分科会長の任にあった時に、同様の仕組みを日本にも導入しようと努力したことがありますので、宮崎先生とは旧知の間柄です。
このブログのテーマではありませんが、アメリカでは作付面積30万エーカー(=12万ヘクタール=12万2千町歩)以下の作物はマイナー作物として、連邦政府の国家プロジェクトとして1963年以来ほぼ50年にわたって公的資金で農薬登録の支援(現在の年予算額1800万ドル=約15億円)をしてきています。アメリカでは国が農業をどれだけ大切にしているかがわかる素晴らしい講演でした。講演後の懇親会でも、お互いに再会を喜び合いました。私はアメリカに約10年暮らした後日本に帰国してしまいましたが、宮崎先生はそのままアメリカに残ってアメリカ国籍を取得して永住されました。お嬢さんはアメリカ人と結婚して、イギリスに住んでおられるとのことでした。(写真はクリックすると拡大できます)


今週辺りに予定されていたアメリカ人の義理の息子の来日は、向こうの都合で延期になりました。今日は残念ながら走る時間はありませんでした。

2011年11月27日日曜日

支援者から差し入れに行って来たとの報告がありました。ありがとうございました。支援者の皆様からのこのような差し入れは、きっと市橋君に自分は孤独ではなく、自分を家族のように思ってくれている人がいると感じさせ、温かい気持ちにさせている筈です。
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今晩は。一昨日11/25(金)に千葉刑務所に、本とお花(現金)の差し入れに行きました。本は《Kafka on the Shore/Haruki Murakami》を差し入れました。海辺のカフカの洋書です。

先日の逃亡記の映画化は、私も驚きました。弁護士さんや市橋達也さんの了解を得てるか分かり兼ねますが、まさか裁判に影響する事はないと思いますが… ただ、リンゼイさんのご家族のお気持ちを考えると複雑な心境です。
昨日の感謝祭のブログ拝見しました。本山先生を思い、遠くアメリカから頂けるお電話は、嬉しいですね。明後日、弁護士さんとお会いされましたら、控訴の状況や市橋達也さんの様子を伺わせて下さい。
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江戸川堤防を18Km走ってきましたので、累積は350Km/42日になりました。体重もちょうど4Kg 軽くなり、大体計画通りです。
私の携帯電話にはウオーキングチェッカーというアプリがついていますので、携帯電話を片手に持って走ると、歩数や歩行距離や消費カロリー、脂肪燃焼量が記録されます。例えば今日の場合は、歩数は23,238歩、歩行距離は18,300m、消費カロリーは820kcal、脂肪燃焼量は117g と表示されました。このペースでトレーニングを続けると、約10日間で脂肪を1Kg 燃焼しますので、食事摂取量は従来と同じでも月に3Kg の体重減量になります。トレーニングを始めた10月17日から館山若潮マラソンが行われる1月29日までに、走り込み900~1,000Km、体重減量10Kg という目標はこういう計算に基づいています。
69才でフルマラソンに再出場する決心をしてから、計画したトレーニング日数の約3分の1をこなしましたので、今日からは少し足首を強化するために、一部の区間は江戸川堤防の舗装されていない草むらを走ることにしました。舗装道路と違って表面が凸凹している草むらを走ると着地の角度が一定していないので、着地後の体のバランスを保つ訓練と、足首をくじかないように足首が自然に強化される筈という考えです。
私のような三流の市民ランナーでも、こうやって自分でトレーニング計画を立てて、設定した目標を実現するために毎日こつこつ努力を続けるのは楽しいものです。

ちょっと前に千葉大学走友会の仲間から以下の報告が届きました。6秒ほど目標に届かなかったようです。他にもつくばマラソンに参加した仲間がいる筈ですので、順次報告が届くものと思われます。この仲間は、私が走る予定の館山若潮マラソンにもエントリーしているそうです。
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本日、つくばマラソンに参加しました。5時間未満を目指していたのですが、切れませんでした。32kmを過ぎた辺りから、ふくらはぎをつってしまい、それ以降1kmほど走るとつるようになり、結構きつかったです。
5時間のペースメーカーについていけば、5時間切れるかなと思っていたので、32km以降も何とか、少しずつ離されながらもペースメーカーの風船を追っていました。結局5時間00分06秒でした。(本山:ご自分の計時では正味4時間59分56秒で目標は達成
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早速、別の仲間から次の報告が届きました。自己ベストの記録を更新したようです。この仲間は外科のお医者さんです。
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私も初めてつくばに参加したので報告いたします。とても天候に恵まれ、風もそれほどではなく、走るには良いコンディションであったと思います。今までの30kmから落ち出して、35kmで失速するという失敗をまた踏まないために、最初は抑え気味で入りました。一貫してフラットであったせいか、最初から最後まで5分~5分30秒のペースを守りきり、自己ベストの3時間38分44秒でフィニッシュしました。
1~5km     26:53.
5~10km  26:08.
10~15km  25:43
15~20km  25:37
Half  1:45:12
Half~25km  20:01.
25~30km  25:25
30~35km 25:28
35~40km 25:30
40~Finish 12:03.8
Total  3:38:44
今シーズンの始まりです。まだまだフル、ハーフ、駅伝があるので、頑張って練習します。
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もう一人、別の仲間からつくばマラソンを走ってきた報告が届きました。この仲間は千葉大学理学部で現職教授だった時は筋肉の生理についての著名な研究者で、私より2才年長(71才の筈)の方です。フルマラソンの自己ベストは3時間37分という記録をお持ちですから、3時間35分の私とほぼ同じレベルの方です。
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私もつくばマラソンを走ってきました。足腰の老化はじわじわと進行しているようで、完走するのが精一杯でした。歳相応にと思ってゆっくり走ることを心がけたのですが、30キロ過ぎから軽い膝の痛み、徐々に筋疲労も生じて辛い状態になって、何とかゴールにたどりつきました。ほぼ1カ月前の大阪マラソンよりは記録は良かったのですが、楽しいランとは程遠い走りでした。1カ月前の疲労が残っていたこと、1週間ほど風邪で走りこみ不足となったことも一因とおもっています。記録は以下の通り。
Gross time: 4:36:57, Net time: 4:31:34 (6538 位)
0-5K: 28:39, 5-10K:, 28:37, 10-15K: 29:21, 15-20K: 30:49, 20-25K: 31:34,
25-30K: 32:27, 30-35K: 35:17, 35-40K: 37:30, 40-goal: 17:26

ゴール直前に、〇〇さんの声援ありがとうございました。あまりの人数の多さでその後お目にかかることが出来なかったのは残念でした。
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2011年11月26日土曜日

通常、支援金は振り込まれてから2日後にゆうちょ銀行から私のところに通知票が届くのですが、11月23日に振り込まれたとメールでご連絡をいただいた方の支援金は今日までに通知票は届きませんでした。明日は日曜ですので、多分、月曜28日には届くでしょう。

今朝は11時頃アメリカ・ノースカロライナ州からの電話が鳴りました。1969年以来の空手の弟子・友人のFrank(フランク) 君と奥さんのJoAnn (ジョアン)さんからでした。どうしたのかと思ったら、アメリカは11月の第4木曜はThanksgiving Day (感謝祭)という祭日でしたので、私のことを父親のように思ってくれているFrank 君が私に声を聞かせてくれるための電話でした。Frank 君の家でも、息子の家族が小さい孫を連れて訪ねてくるので、七面鳥の料理を準備しているところだとのことでした。向こうでは、Thanksgiving とChristmas (クリスマス)に実家(親の家)を訪ねて家族一緒に時間を過ごすという習慣があるからです。日本ではお盆やお正月に里帰りするのと似たようなものでしょうか。アメリカ人の(精神的)息子の優しい心遣いに、今日は一日嬉しくていい気分でした。

午後からはいつものように江戸川堤防を14Km 走ってきましたので、累積は332Km/41日になりました。後半は、前を走っている自転車との距離を詰めたりして少しスピード練習もしてみましたが、あまり呼吸も乱れなくなり、着実にトレーニングの成果が上がっていることが実感できました。

2011年11月25日金曜日

11月23日に振り込まれた方(21回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は287,500円、延べ422人からの合計額は4,064,928円になりました。ありがとうございました。

今日は床屋で散髪して江戸川堤防に走りに行く途中で自転車を押している人に道を尋ねられました。60才とおっしゃったにしては体が引き締まった若々しい男性で、4ケ月前に岡山を出発して青森まで行き、帰路福島に入って2ケ月間ボランティア活動をしてきたとのことでした。苦しんでいる被災地の方々には失礼な言い方ですが、2ケ月間の救援活動をしてきて、人間のいやな面を見てきたとおっしゃっていました。被災者が援助慣れして、それが当たり前だと思うようになって、自ら積極的に復興しようという姿勢がなくなっているとのことでした。そういう人もいたのかもしれませんし、もう一度やり直そうという気力も湧かないぐらい全部を失った人がいたのかもしれませんし、あるいはボランティアがもう必要でなくなって迷惑がられたのかもしれませんし、何が事実かはわかりませんが・・。被災地はこれから寒い冬の季節に向けて大変でしょうが、緊急事態の時期が過ぎれば、長期的な復興活動の時期に移行していくのでしょう。

60才というのは、会社勤務の定年をひとつの区切りとして自転車旅行を計画したのでしょうか。自転車には前と後ろに小さな箱が固定してあり、タイヤのパンクを修理する簡単な道具が入っているとのことでしたが、野営できるテントや十分な着替えや食料が入る大きさではなさそうでしたし、携帯電話やナビゲーターも持っているようには見えませんでした。各地の知人を訪ねながら移動しているのかなと想像しました。岡山を出発してから7Kg体重が落ちて、足(ふくらはぎ)がパンパンに張って、疲れたとおっしゃっていました。何かを目指してがんばっておられるのでしょう。
昔、千葉大学園芸学部の空手部に奄美大島出身の学生(専攻は農産製造学)がいて、毎年夏休みに帰省するのに千葉県の松戸市から鹿児島まで自転車で往復していたのを思い出しました。

自転車旅行の男性と別れてから、いつものように江戸川堤防を14Km 走りましたので、累積は318Km/40日になりました。明日も少し余分に走って、昨日走れなかった分を取り返すつもりです。

2011年11月24日木曜日

菅野弁護士から連絡があり、その後振り込まれた支援金を11月29日にお届けに伺うことになりました。その機会に、市橋君の最近の様子なども訊いてこようと思っています。

昨日のブログで支援者から寄せられた市橋君の逃亡記の映画製作の計画の情報を紹介しましたところ、何人かの支援者から、市橋君の了解を得たのかとか、そんなことをしたらまた社会からバッシングされるのではないかとか、控訴裁判に影響するのではないかとか、心配のメールをいただきました。主演・監督を予定しておられる方は、市橋君や弁護団や誰とも打ち合わせをしたり了解を得たりしたわけではなく、多分ご自分で、面白い内容になって多くの人々の関心を集めると判断されて計画を打ち上げたのではないかと想像しています。そういう個人の活動を、第3者がどうこう言うことができるのかどうか、私にはわかりません。

アメリカ人の義理の息子が来週あたり来日して1週間くらい私たちの家に滞在する予定ですので、妻はせっせとその受け入れの準備をしています。

今日は走るトレーニングはできませんでした。

2011年11月23日水曜日

支援者から支援金の振り込みと、本の差し入れと、市橋君の逃亡記が映画化されるという以下の情報が届きました。ありがとうございました。独居房の中に隔離されている市橋君にとっては、皆様から差し入れされる書物は外の世界との唯一のつながりで、何よりも楽しみな筈です。それにしても、映画化の計画があるというのには驚きました。手記だけに基づいて企画するのでは、彼の内面の葛藤や苦しみがどれだけきちんと描かれるのかちょっと気になります。
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本山教授こんにちは、支援する会の管理とブログの更新、いつもありがとうございます。今日少しですが支援金を振り込みましたので、よろしくお願いします。

先日郵送で本を差し入れました。
・モリー先生との火曜日 - Tuesdays with Morrie【講談社英語文庫】 Mitch Albom著
・英文版 京紅葉 - Autumn Colors of Kyoto  の2冊です。

他の支援者の方々からもメールが入ってきていると思いますが、今日のスポーツ報知に「市橋被告逃亡記を映画化」とあり、驚きました。
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20111123-OHT1T00020.htm
控訴審に差し障りがなければいいのですが・・・。

まだまだメタボ気味と言われてますがフルマラソンに向けてのトレーニングの様子を読んでいると、日々の努力の積み重ねが大事なんだな・・と実感します。
これからますます寒くなってきますが、お体に気をつけてマラソンがんばってください。

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昨日のブログで報告しました初めて支援金を振り込んで下さった方からは今日メールが届いて、これからも支援を続けますとのことでした。

NHK Eテレ(2チャンネル)で夜8時から8時半まで福祉ネット「大人の発達障害」という番組をやっていました。女性2人、男性1人のゲストが実名で顔を出して、どういう症状が起こるのか自分たちの経験を語っていました。普段は全く普通で何の病気があるのかわからないのに、カバンをどこに置いたか思い出せなかったり、乗り物に長時間乗るとパニック症状になったり、人との付き合いが苦手で、魚釣りや水槽の水草を眺めたり一人で過ごす時間が好きだったり・・。発達障害の中にもいろいろな症状があるようですが、まわりの人に理解してもらうために、こういう病気があることをテレビで紹介したのは非常に良かったと思いました。

私は来週の金曜日12月2日にも講演の予定がありますので、今日はその準備を始めました。その合間に江戸川堤防を14Km走ってきました。これで累積は304Km/38日です。昨日、妻にウェストを測ってもらったら、トレーニングを開始した先月17日以来、5cm 短くなっていました。少し体が絞れてきたのでしょう。 

2011年11月22日火曜日

11月18日に振り込まれた方(初回)の支援金が届きました。電信振替でメッセージはありませんでしたが、ありがとうございました。こうやって、事件から長い時間が経っても新たに支援して下さる方がいらっしゃるのはありがたいことです。これで支援金の現在高は286,500円、延べ421人からの合計額は4,063,928円になりました。

12月7日には一泊二日で鳥取県米子市に出かけて講演「残留農薬の安全性-ポジティブリスト制度ならびにTPPに関連して」をすることになっていますので、ネットで航空券の手配をしました。また初めてお目にかかる新たな人たちとの出会いがある筈ですので、楽しみです。せっかくの機会ですので、2日目は車でドライブして日本海側の松林の様子や鳥取砂丘など見て、鳥取空港から帰ってこようと思っています。

今日は農大の周りを12Km走りましたので、累計は290Km/37日になりました。まだまだメタボ気味ですが、走る度に体調がよくなっていく感じがします。

2011年11月21日月曜日

菅野弁護士からメールで、11月24日に市橋君の控訴審の弁護方針について弁護団会議があるので、25日以降に私が支援金をお届けに伺う日時を提案して下さるとのことでした。

30回も支援金を振り込んで下さっている遠方の支援者から、封書で以下のお便りをいただきました。
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さて11/15(火)に、市橋君の所へ冬物のハイネックとヒートテックのアンダーウェアー、ソックス等を寒い事でしょうと思い、差し入れに行って来ました。それとマンガ本「ワンピース」(ムービー版)2冊です。宅配便で送る事は簡単な事ですが、どうしてもこの手で届けたくて行って来ました。受付の差し入れ担当の方が前回と同じ方で、気持ちよく受け付けて下さいました。
先日支援者の方が売店の品数が増え、カップヌードルを差し入れて来たと聞きましたので、私はパン、菓子、飲料水等を差し入れて来ました。食品の差し入れは前回3時までと聞いていましたので、間に合うようにまず差し入れ受付の所で用紙と印をもらい、それを持って売店でリストを見ながら記入するようになっております。いつ届けてくれるのか訊いたら、すぐ本人に届くとの事で、パンも追加しました。
今回も〇〇さんと複雑な気持ちで、やはり帰りはふたりとも無言でした。市橋君の母の気持ちになってしまい、寂しかったです。11/17の支援者の方のメッセージを読み、その方と全く同じ気持ちです。ご両親が「見守る」と決めた事は、どんなに辛く残酷な事なのか、思うと苦しくなります。それと、市橋君への強い愛情がわかります。
ただただ普通の青年だっただけに、私は諦め切れません。残酷すぎます。市橋君は、立派に更生できる青年です。私は、弁護士の方々を信じ、願いが叶うよう希望を持って支援して行きます。
先生、寒さに向かい、お体本当に大切にして下さい。あの人混みの中、毎日忙しくしてらしてびっくりします。お元気で。
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上記の方と一緒に行かれた支援者からも以下のお便りをいただきました。
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冷え込む日々、お元気でいらっしゃいますか。市橋君も寒くなり元気でしょうか。気がかりです。
さて11月15日に千葉刑務所の方へ、ス()ウェットスーツ、「ワンピース」(ムービー版)2冊を差し入れに行ってきました。先日と同じ受付の方で親切に対応して頂き、ひもがついていたのですが、郵送では返却されましたが、今回はその場でひもを取り外して受け付けてくれました。
前回と同様、とても切ない気持ちで帰ってきました。更生できるひとりの人間を更生させなければならないと思います。市橋君には更生して一日でも早くご両親に会えるよう毎日祈っております。
先生、お忙しい中、お体を大切にマラソンがんばって下さい。
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午後からは、小学校、中学校、高等学校と一緒だった友人が訪ねてきてくれて、51年振りに再会して楽しい時間を過ごしました。彼が開発したレンズについては、アイデアは面白いが、マーケティングするには研究用か個人使用目的か、焦点を絞った方がよいのではという私の忌憚(きたん)のない意見を伝えておきました。
夕方は日比谷に出かけて、あるPR(パブリック リレーションズ)会社の人と食事をしながら、今話題のTPP(環太平洋経済連携協定)問題と輸入農産物の残留農薬問題について意見交換をしました。

今日は江戸川堤防を朝10Km走ってきましたので、累積は278Km/36日になりました。ちょっと冷たい向かい風が吹いていましたが、空が澄んでいて、関東平野の地平線に富士山や筑波山がかなりくっきり見えました。

2011年11月20日日曜日

今日はよい天気でしたので、東京吉祥寺での農業高校生徒たちの農産物の展示販売もさらに賑わったものと思います。全国から集まった男子生徒たち、女子生徒たちの生き生きした声と表情を想像すると、彼らがこれからそれぞれの夢の実現を目指して前向きに生きていってほしいと願いたくなります。

明日は、共通の友人を介して高校卒業以来51年振りに交流し始めた友人が午後1時に訪ねてくる予定です。私はもう忘れていましたが、電話で話したら、高校だけでなく、小学校も中学校も一緒だったとのこと。ノーベル賞受賞者の朝永振一郎先生がおられた当時の東京教育大学(現筑波大学)の理学部で物理学を専攻し、早稲田大学理工学部の大学院に進学し、現在は大学で学んだ自分の専門とは違うレンズの分野で面白い発明をしたようですので、そのデモンストレーションに来てくれます。携帯電話のカメラやデジタルカメラのレンズに装着するだけで、野外でも焦点深度の深い顕微鏡のような写真が簡単に撮れるという説明通りでしたら、学会などを通して私も普及に協力してあげようと思っています。
URL: http://www1.ocn.ne.jp/~high/  
URL:http://www18.ocn.ne.jp/~opt
レンズは別にしても、小学校時代からの幼馴染に再会できるのは大変楽しみです。

昨日走れなかった分を取り返すために、今日は江戸川堤防を20Km走ってきましたので、累積は268Km/35日になりました。一度に20Km走ったのは久し振りでしたが、何ともありませんでした。トレーニングの成果で、 持久力は確実に増強されてきているようです。

2011年11月19日土曜日

東京吉祥寺に着いたらあいにくの小雨でしたが、東急百貨店吉祥寺店の北側広場で2011年全国農業高校収穫祭が開催されていました。北海道、青森、宮城、山形、新潟、福井、群馬、東京、神奈川、和歌山、大阪、兵庫、岐阜、福井、島根、愛媛から20数校が参加し、生徒たちが栽培し収穫した農作物や各種加工産物を展示販売していました。私もちょっと覗いてみたら、多くの道行く人が立ち寄って混雑していましたが、生徒たちの「いらっしゃいませ」と連呼する元気のいい呼びかけ声に、屈託のない何と素晴らしい子供達だろうと明るい気持ちになりました。全国の農業高校の生徒たちが先生と一緒に東京に来て、2日間にわたって自分たちの育てたお米や、果樹や、野菜や、花や、肉や、卵や、加工したジャムやジュースや味噌や、ハムなどを展示販売するという経験は彼らの人生にとって貴重な思い出になる筈です。

吉祥寺第一ホテルで行われた「食農の明日を担う教育を考える」というテーマのセミナーは、梁川先生(京都教育大学教授)と私の講演に続いて、花野先生(東京都立農芸高等学校長)も加わってパネルディスカッションに入りましたが、キャスターの木場弘子さんが名コーディネーター役を務めました。今朝日本テレビの朝8時から9時半のウエークアップという番組に出演しているのを拝見しましたが、その後で大阪のスタジオから駆けつけたとのことでした。千葉大学教育学部のご出身で、今はフリーのキャスターとしてあちこちで活躍されている方です。会場から、さすが農業高校の先生方らしい質問やコメントも出ましたし、セミナーはよい企画だったと思いました。

2011年11月18日金曜日

菅野弁護士に、支援金をお届けする日程調整をお願いしました。その機会に市橋君の最近の様子などについても伺ってくるつもりです。

東京農業大学のホームページによると、女子剣道部が全国大会で3位になったようですが、桜丘アリーナと呼ばれる体育館の壁には予選会を勝ち抜いて箱根駅伝出場が決まったことと、相撲部の学生が学生横綱になったことを祝う大きなのぼりが吊り下げられています。見るたびに、よくやった、おめでとうという気持ちになります。


今日は農大の周りを10Km走りましたので、累計は248Km/33日になりました。少しスピードを出して走っても平気になりました。

2011年11月17日木曜日

15日に初めてメールをいただいた支援者から、以下の返信が届きました。市橋達也君の適正な裁判を支援する会は、特定の宗教との関わりはありません。支援者の中には、キリスト教を信じていらっしゃる方、仏教を信じていらっしゃる方もおられるようですが・・。ご両親の毅然たる態度の裏には、深い深い愛情があるとのお考え、無期懲役のままだと刑務所の中で死を迎えることになりますのでご両親にとってはつらい決断でしょうが、私もそう感じています。
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毎日訪問する訳じゃないので、たまに覗いたページでそう感じるだけなのか? 少し宗教的な偏りを思い、今回の振込みに際し迷いがあったのですよ。でも 「支援をしょう」と決めたきっかけが何度も流れた手配写真でも感じたように、逃走中での生活態度も私にはとても素直な子にしか思えないのです(起こしてしまったことは突発的行為)。
それと何よりも拘束されてからのご両親の毅然たる態度。「会わない」「支援しない」の言葉に、言葉に反する深い深い愛情を感じ涙がこぼれます。
リンゼさんのご両親の気持ちになれば辛いのですが、裁判の傍聴のため来日されたとニュースで拝見したときは、思わず「許してあげて」と心で叫んでました。

本山先生は市橋君のご両親とお逢いされているとブログに書かれておられましたが(本山:誤解です。お手紙を3回交換しただけです。)、どうぞ息子さんが出所されるまでお元気でいてあげてくださいとお伝え下さい。もちろん先生も彼が出所するまでガンバリましょう。大切な若い時代を棒に振っちゃったけど、彼ならきっと大丈夫 (何故か確信がもてるのです)。
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明後日19日土曜には、東京吉祥寺第一ホテルで毎日新聞社主催の農業高等学校教職員向けセミナー「食農の明日を担う教育を考える」が開催予定で、私も参加することになっていますので、今日はその準備をしました。
第1部は梁川(やながわ)正京都教育大付属環境実践センター教授・日本農業教育学会長による講演農業教育~地域社会と連携した体験型の「食の循環」教育
第2部は私の講演「農薬~農薬の必要性と安全性」
第3部はパネルディスカッション「食農の未来~食農の明日を担う教育を考える」で、キャスターの木場(きば)弘子氏(千葉大学教育学部特命教授)がコーディネーターを務め、梁川先生と私の他に花野耕一東京都立農芸高等学校長・全国農業高等学校協会理事長が加わります。
セミナー会場の近くの東急百貨店吉祥寺店では、ちょうど19日と20日に全国農業高校収穫祭の開催中で、全国各地の農業高校で生産した農産物の展示販売や表彰などもやっているようです。

セミナーでの自分の講演の内容や使用予定のスライドを最終的にチェックした後で、江戸川堤防を14Km走ってきました。累計は238Km/32日になりました。

2011年11月16日水曜日

東京の海運クラブというところで全国農薬協同組合(通称全農薬)の平成23年総会・第34回全国農薬安全指導者協議会(通称安全協)全国集会が開催され、農薬流通に関わっている会社の社長・幹部クラス、農薬メーカーの社長・事業部長クラス、農薬行政に関わっている行政機関や独立行政法人の責任者らが出席者でしたが、私も顔を出しました。一連の議事や報告、表彰等の後、国立医薬品食品衛生研究所安全情報部の畝山智香子氏による「残留農薬基準値と食品のリスク」と題した特別講演がありました。いつものことながら、科学的なリスク評価の話は大変説得力がありました。
本当はこういう話を関係者だけでなく、一般国民に聞いてほしいと思ったら、配布資料にちゃんと次の情報源が記載されていました。
・食品安全情報blog http://d.hatena.ne.jp/uneyama/
・ほんとうの「食の安全」を考える-ゼロリスクという幻想(DOJIN選書28)化学同人(2009/11/30)
・「安全な食べ物」ってなんだろう-放射線と食品のリスクを考える 日本評論社(2011/10/22)

今日は上記集会に出かける前に東京農大の周りを10Km走りましたので、累計224Km/31日になり、設定した最初の1ケ月の目標は、走る距離(200Km)も体重の減量(3Kg)も一応達成しました。明日からは次の1ケ月のトレーニング(目標300Km)に入ります。

2011年11月15日火曜日

支援者のお一人から初めてメールをいただきました。11月10日のブログで、11月8日に支援金を振り込まれた方(3回目)と報告した方です。私のミスで、入金記録簿をチェックし直してみましたら、実際は4回目でしたので、そのように訂正するとともに入金記録簿の方も訂正しておきました。確かに送っていただいた明細票のコピーではお取扱日は23-11-07となっていますが、私のところにゆうちょ銀行から届いた振替受払通知票では11/08となっていましたので、ブログでの報告では11月8日振り込みと記載しました。ご連絡ありがとうございました。振り込み回数の記載ミスについてはお許し下さい。

今日は東京農大での2回目の講義をしました。前回の時に、年配の履修生から、ちょっと早過ぎる(スライドを使いながら話をするので、スライドが変わるとノートをとる時間がない)という指摘と、何か配布資料はないのかという指摘がありましたので、今回は前回の復習を簡単にしてから今回の講義に入り、少しゆっくり話を進めるように心がけました。また、前回と今回の一番大事なスライドを各6枚ずつ選んで配布資料として2ページにプリントして配布しました。そのせいか、出席カードを集める時に何人かの学生が質問をしに話しかけにきました。今日の出席は131名でした。驚いたことに、講義終了後、私の研究室でデータ入力のアルバイトをしてくれていた大学院修士課程2年生の学生が教壇のところに挨拶に来ました。本来は短期大学2年生の必修講義科目なのに、教室に紛れ込んで、私がどんな講義をするか隠れて聴講していたとのことでした。その後、研究室に来てくれて、2時から5時まで廃棄処分予定の論文別刷りや学術雑誌や資料などのホッチキスやプラスチックを外す作業などをやってくれました。東京農大では紙はリサイクルに回すので、金属やプラスチック類は外してから処分する必要があるからです。明日も来て、残りの分をやってくれるとのことですので、事務室でアルバイトの手続きをして必ずアルバイト料を支払ってもらうようにと指示をしておきました。

午後からは、約束していた通り、結婚をして退職した以前私の事務を担当してくれていた女性職員のKさんが生後3ケ月の女の赤ちゃんを見せに、研究室に寄ってくれました。環(たまき)ちゃんという名前で、若いお母さんの胸に抱かれて、まるで天使のように可愛くて無垢(むく)な赤ちゃんでした。多分、赤ちゃんを守り育てるという母親としての生物学的な本能が関わっているのでしょうが、私には小さな赤ちゃんを連れた女性は強く、美しく、幸せそうに見えます。環ちゃんがもう少し大きくなったらまた見せにきてくれるとのことですので、楽しみにしています。

2011年11月14日月曜日

11月11日に振り込まれた方(22回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は285,500円、延べ420人からの合計額は4,062,928円になりました。メールでいただいたメッセージはすでに一昨日のブログで紹介させていただきました。長期間にわたる継続的なご支援、ありがとうございました。

先日(11月12日)の千葉大学名誉教授懇談会で講演をされた岩瀬博太郎教授からお聞きした話について、支援者からその内容を問い合わせるメールをいただきましたが、懇親会の席で「ここだけの話」としてお話されたことですので、お答えできません。ご了承下さい。
なおこの支援者からは、岩瀬教授には「法医学者 死者と語る」(2010年、WAVE出版、岩瀬博太郎著)という著書があるとお知らせいただきましたが、教授自身が講演の中で紹介された3冊の本の中に入っていました。残りは:「焼かれる前に語れ」(2007年、WAVE出版、岩瀬博太郎・柳原三佳著)と、「死因究明-葬られた真実」(2005年、講談社、柳原三佳著)でした。

2011年11月13日日曜日

お花の差し入れができなくなったことについて、支援者から以下の情報が届きました。ありがとうございました。
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昨日(11月11日)メールしました差し入れの件ですが、売店で購入(発注)差し入れ出来る商品から、お花の取り扱いがなくなりました。政府の業務仕分で、10月から(株)矯正協会から民間業者に変わり、差し入れの商品や制限が変わったようです。市橋達也さんと面会時に、本の差し入れも5冊から3冊に変わった説明も、民間業者に変わった為と仰ってました。
1~2ヶ月掛けて移行するようで、売店の日用品や食料品も、多少変わったようです。今迄、あまり日用品や食料品を差し入れてませんので、よく覚えてませんが、歯ブラシやシャンプー、文房具の種類が増えたように感じました。食料品も、今迄は無かったと思いますが、カップヌードルやどん兵衛が増えてましたので、差し入れました。
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昨日の名誉教授懇談会では、各学部の学部長(今は大学院大学になったので研究科長と言います)から学部の最近の状況について紹介がありました。看護学部長からは、今年4月に入学予定だった学生の一人が東北大震災で行方不明になり、6月になって死亡が確認されて葬儀が行われた時に参列し、同期生になる筈だった新入生の寄せ書きを持参してご遺族に手渡したという報告がありました。看護師になる夢を抱いていた若者が、予想もしなかった大震災の犠牲になって夢が潰(つい)えたのは、本人にとってもご家族にとってもどんなにか無念なことだったかと想像します。生きている人間は、生きていることの幸せを忘れてはいけないのだと思います。

江戸川の堤防を14Km走ってきました。気温が下がってきたせいか、これくらい走っても何ともなくなりました。これでトレーニングを始めてからの累積は214Km/28日です。体重は3.4Kg 軽くなりました。月に3Kg 減量が目標ですから、こちらの方も大体計画通りで順調です。

2011年11月12日土曜日

支援者から、支援金を振り込んだという以下のお便りが届きました。月曜日には確認できると思います。ありがとうございます。私も50代前半の時は1年に駅伝(5Km)を3~4回に加えて、フルマラソンを3回(11月、1月、3月)走っていた時もありましたが、このところフルマラソンはもう何年も走っていませんし、体重がメタボ気味ですので、今の目標は先ず制限時間(6時間)以内の完走です。直前の体調の仕上がり具合によっては、密かに(大言壮語すると実現できなかった時に恥ずかしいので、千葉大学走友会の仲間には内緒で)もっと上(サブ5、場合によってはサブ4も)を目指すかもしれません。69才という年齢的なこともありますので、練習で走り込み過ぎて膝を痛めないようにということだけは注意をしています。
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11日に22回目の支援金を送らせて頂きました。公私にわたってお忙しい日々だと思いますが、ご確認よろしくお願いいたします。
季節が進み、そろそろ冬の足音が聞こえてきそうですね。冷え込む寒い日々、市橋さんはお元気なのでしょうか?気掛かりです。今月は市橋さんの具体的なご様子がわからず推測するしかないのですが、きっと控訴審に向けてご自身の意識を集中され、いろいろとお考えになっておられるのでしょうね。これから準備され始まっていく控訴審が過剰なバッシングや報道、外的な圧力などに左右されない適正・公正なものでありますように心から願い祈ります。

本山先生、この冬はラニーニャの影響でいつも以上に寒くなるとの予報です。フルマラソンに向けてのトレーニングは中々ツライ事と思います。目標はサブ5でしょうか? くれぐれも体調にお気をつけて頑張ってください。
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今日は午後から、年に1回開催される千葉大学名誉教授懇談会が西千葉キャンパスのけやき会館であり、私は昨年は他の用事と重なったので欠席しましたが今年は出席しました。各学部や研究所等出身の名誉教授40数名と、学長、理事、研究科長等の他に事務局の幹部職員が出席し、懇談会、講演会、千葉大学管弦楽団(学生)による演奏、懇親会がありました。講演は、千葉大学工学部出身で現在は韓国のサムスンアートデザイン学校長の鄭(チョング)國鉉(クヒョン)先生による「企業におけるデザイニング競争力の未来」と、千葉大学医学研究院教授の岩瀬博太郎先生による「法医学とは?」の2題あり、いずれも分野は全く違いますが大変興味深い内容でした。

岩瀬先生はリンゼイさんの遺体が発見された時に、法医学教室員(早川 睦先生)と一緒に解剖を担当した方ですので、懇親会の時に名刺交換をして当時の様子を伺いました。私が市橋達也君の適正な裁判を支援する会をやっていることや、このブログについてもご存知でした。あちこちに影響がでる可能性がありますのでブログには書けませんが、今まで公表されていなかった新しい情報がいくつかありました。日程を調整して菅野弁護士に支援金をお届けに行く時にでも、お伝えしようと思っています。

西千葉キャンパスに出かける前に少しの時間を見つけて、江戸川堤防を6Km 走ってきたので、累計は200Km/27日になりました。一応、最初の1ケ月の目標200Kmは達成しました。1ケ月までまだ4日残っていますので、次の1ケ月の目標300Km のために少しでも距離を貯金をしておこうと思っています。今日はもっと走りたかったのですが、時間的にこれでギリギリでした。明日はもっと走りたいと思っています。しかし、どうしても明日中にやらなければならない仕事がいくつか溜まっていますので、それだけ走る時間がとれるかどうか・・。

2011年11月11日金曜日

松林防除実践講座の2日目は実地研修で、私も参加者の後について行って見学させていただきました。マイクロバスと自家用車で美浜町の煙樹ケ浜(えんじゅがはま)の松原(町有林で保安林に指定されている)に移動し、小雨の中でしたが、いろいろな実習が行われました。

マツノザイセンチュウの潜在感染木を見分けるために、小田式松脂(まつやに)滲出法で松脂の滲出程度を調査したり、調査後の剥皮箇所の補修をしたり、松の幹にドリルで穴を開けて殺センチュウ剤を樹幹注入をしたり、松の根の周囲に浸透移行性薬剤の土壌灌注をしたり、伐倒した松を丸太切りにし、シートで覆って燻蒸処理をしたり、羽化脱出してくる成虫を対象にした天敵微生物製剤を施用したり、被害木を割ってマツノマダラカミキリの幼虫を確認したり、感染木からベールマン法と呼ばれる方法でマツノザイセンチュウを分離したり、分離したセンチュウを顕微鏡で確認したりして、貴重な体験ができました。

研修終了後、新大阪経由で松戸に帰ってきたのは夜の9時を過ぎていました。本当はもう一泊して、熊野古道など少しは和歌山県内を見学してきたかったのですが、明日の予定もあるし、仕事が溜まっているので真っ直ぐ帰ってきてしまいました。




いつも市橋君の更生を考えて活動して下さっている支援者のお一人から、以下のお便りが届きました。お花の差し入れができなくなったとのこと、市橋君だけなのでしょうか、また今後ずっとということなのでしょうか。
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今晩は。昨日から和歌山県に行かれてたそうで、いかがでしたか。どちらかに立ち寄る時間はございましたでしょうか。

今週、千葉刑務所に差し入れに行きました。今迄のように、お花を差し入れようとしましたが、今月からお花の差し入れが、出来なくなったそうです。拘置所の本人は、購入する事が出来ると伺いましたので、お花の分として現金を差し入れて、手紙を送りました。
本は《おおきな木/Shel Silversten(著)/村上春樹(翻訳》を差し入れました。読む人により、それぞれ感じ方が違い、心に残る絵本だと思います。

先日のブログで「汝ふたたび故郷に帰れず」の本が在庫切れとの事でしたので、私がよく行く本屋で検索してみましたが、やはり在庫切れでした。昨日は、文藝春秋も購入しました。又、ある雑誌に東金の女児殺害人事件の記事が載ってました。千葉地裁の一審は傍聴しました。東京高裁で控訴棄却され、最高裁に上告してます。控訴審後に、弁護士さん、母親、支援者とミーティングをされたそうです。報道の在り方や知的障害者について取り上げられてました。知的障害者の被告人が事件を犯すに至った背景や今後の受刑、出所後の社会復帰に向けての問題も残ってます。本来、マスコミはその部分を追求し見直して行くべきですが、裁判が終わると共にマスコミの関心もなくなってしまうと記されてました。内容は違いますが、市橋達也さんも同じような事が言えると思います。

昨日購入しました文藝春秋も読みました。本山先生の元教え子に対する思いや考え、支援の会、社会的な問題として語られた記事を拝見し、本山先生がブログで、彼の逮捕前から伝えて来られた気持ちを感じ、心に残りました。

昨日は、彼が逮捕されて二年が経ちました。手記で逮捕前の数日間を読み直し、逮捕時の心境や、拘置所で過ごしてる二年間や今後を思い、複雑な心境になりました。今は、ただ控訴審に向け弁護士さんと相談し、有期刑になる事を心から祈ってます。
本日は、雨で寒かったですね。又、明日からは晴れますので、ジョギング頑張って下さい。
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2011年11月10日木曜日

11月8日に振り込まれた方(34回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は275,500円、延べ419人からの合計額は4,052,928円になりました。この方からは一度もメッセージをいただいていないのでどういう方かは存じませんが、ありがとうございました。

朝早く自宅を出て、新大阪経由で和歌山県美浜町に行きました。新大阪から特急くろしお号に乗って御坊駅までの途中の車窓の景色は、さすがにミカンの産地だけあって、ミカン園ばかりという感じで、山の上の方まで一面ミカン園というところもありました。第7回松林防除実践講座の参加者のほとんどは関西地方からでしたが、中には山形県や東京や山口県からの参加者もいました。

私は、「松林に散布された薬剤の飛散実態と周辺住民の健康に及ぼす影響の評価」について1時間半の特別講演をしましたが、他の講師の方々の講演も興味深い内容ばかりでした。特に印象に残ったのは、日本緑化センターの瀧 邦夫氏の「高田松原の再生に向けて」と、林野庁治山課森林土木専門官の岸 功規(よしのり)氏の「海岸防災林の再生について」で、両方とも今回の東日本大震災と大津波で壊滅的な被害を受けた三陸海岸の松原について、現地調査の結果を詳しく紹介していました。

全員が宿泊した国民宿舎での交流会(懇親会)も、各地で松林や緑地の保護・管理に関わっておられる方々と情報交換ができて、有意義でした。

2011年11月9日水曜日

11月7日に振り込まれた方(30回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は265,500円、延べ418人からの合計額は4,042,928円になりました。ありがとうございました。手書きのメッセージもいただきました。
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弁護士の先生方としっかり話し合って、裁判に臨んで下さい。希望を持って支援していきます。先生、お忙しいのにいつもご報告ありがとうございます。先生のブログだけが市橋君との掛け橋です。マラソンがんばって下さい。
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別の支援者からは以下のお便りが届きました。
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先生こんにちは。久しぶりに携帯からのメールを送ります。お忙しい日々の中、支援の会の活動もありがとうございます。寒さも厳しくなってきますから、お身体ご自愛下さい。本日、11月9日…市橋君の大阪での逮捕から丸二年になるのだなぁ~と。今月は市橋君は控訴審に向け、ひたすら心身を厳しく律しながら、弁護士の方々と準備をしているんですね…支援者としても、お察しするし、遠くから見守りたいです。私事ですが…今、病院よりメールをしているのです。一人息子は流行りのマイコプラズマ肺炎にかかり、7日月曜から入院しており、点滴中で息子は眠っているので(携帯して良いお部屋から)看病の合間です…先生のブログは最近では11.4付を見たきりになっておりますが…先日の接見には、(お友達との)感動しました。  続く…
私も読んだ途端に、まさに直感しました。(笑) やはり、元彼女さんであったようですね。なんだか、映画のワンシーンを見ているような、自分がその方 だったなら、とか…お二人の様子を浮かべながら涙が出ました。本山先生のお力添えにより、お二人の再会は大変意味深いものになった事でしょう。しかし最初で最後になるのですね…お二人の進む違う未来ですが…前へ前へ進んで行って欲しいです。市橋君は年内は千葉の拘置所みたい?ですが…私は、他の支援の皆様に遅れてになりますが…最終的に刑が確定し、小菅に移られ…その頃には、本の差し入れやお手紙も送りたいです。そして、いつの日にか…ご両親が市橋君のもとへ足を運ばれる日を…切に切に願っております。では、今後とも市橋君の面会等々、宜しくお願い致します。日記の如く長々と失礼しました…。
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今日は東京浅草(あさくさ)の浅草寺(せんそうじ)で農薬工業会の虫供養が行われましたので、私も参加しました。農薬を開発する過程で多くの昆虫を試験生物として使用しますので、農薬工業会では犠牲になった生物の命に感謝して毎年供養をしています。

その前の時間帯に、月刊文藝春秋の記者と近くのホテルのロビーで待ち合わせをして会いました。明日発売の文藝春秋12月号を、一日早く手渡されました。先日(10月19日)取材を受けた市橋君に関する記事が掲載されていました。弁護団と私は若干立場が違うことの説明をしたのが、私が強調し過ぎたのか、市橋君への厳しい姿勢として繰り返し述べられていました。しかし、今まで取材を受けたテレビや週刊誌で経験したように、あらかじめ決められたストーリーに合うように発言が切り貼りされたのとは違って、取材の内容が比較的正確に再現されていると思います。
私は普段は週刊誌も月刊誌も、農薬など特別関心のある記事がない限り読みませんが、「患者よ あなたに透析は必要か」という記事をはじめ、結構扱っている分野も巾広く、読み甲斐がある記事があるなあという印象を受けました。ネットが盛んになるにつれ紙を媒体とした本はビジネスとして苦戦しているという話を聞きますが、これなら購読してみようかなという気持ちになりました。
ちなみに、慶応大学出身(今日訊き出しました)で英語も堪能なこの記者は、来週は解任されたオリンパスのイギリス人元社長の取材でイギリスに行く予定とのこと。大勢の取材が殺到する筈ですが、他社とどれだけ違う取材ができるのか、大変だろうなと思うと同時にエールを送る気持ちにもなりました。

東京に出かける前に江戸川堤防を8Km走ったので、累積は194Km/24日になりました。虫供養の後の懇親会で環境省の西嶋英樹室長に会ったので、先日(10月28日)走る予定と言っていたマラソンの成績を訊いたら、3時間1分30秒だったとのこと。彼の自己ベストの大幅更新ですが、市民ランナーの憧れのサブスリー(3時間以内)までもう一息で、たいしたものです。
明日は朝6時ちょっと過ぎに自宅を出発して、一泊二日で和歌山県の美浜町に出かけ、明後日の帰宅は夜になるので2日間は走れそうもありません。

2011年11月8日火曜日

今日は早目に東京農業大学の学習支援室に寄って、出席(調査用)カードと講義室のロッカー(プロジェクターその他の制御機器が入っている)の鍵を受け取ってから講義室に行きました。千葉大学園芸学部の合同講義室(120名くらい入る)での講義の時と同じで、一生懸命勉強しようという学生は前の方の席に座り、最初から勉強しようという気があまりない学生は一番後ろの座席に片寄って座っていました。講義の内容には無関係に、勉強する気がない学生が卒業するのに必要な単位だからただ顔だけ出しているという状況は、どこの大学でも同じ問題のようです。
前の方に座っている学生は、熱心にメモをとっていました。後の方に座っている学生の中には、携帯電話のメール画面を眺めている人もいました。ほとんどの学生が20才の筈の中に、明らかに世代の違う人が二人いました。その中の一人は講義終了後、教壇に質問にきましたが、私と同じ69才とのことでした。定年退職後、勉強をしに来ておられるのでしょう。
記入済みの出席カードを回収して学生支援室に持っていったら、教員一人一人がパソコンと接続してあるカードリーダーにカードを通して、出席データをフロッピーディスクに記録・保存する仕組みになっていました。出席者一覧をプリントしてみたら、履修生155名に対して、今日の出席者は107名でした。学生数が多いということもあるのでしょうが、いろいろな仕組みがよくできているなあと感じました。

農大のホームページhttp://www.nodai.ac.jp/に、11月5日に大阪で行われた全国学生相撲選手権大会で正代直也君(国際農業開発学科2年)が優勝して学生横綱に輝いた、という記事が載っていました。昔、大相撲で大関になった豊山(元時津風理事長)も農大相撲部の出身でしたので、いずれこの学生も大相撲入りする日がくるかもしれません。

Amazon.com. jp から、先日発注した「汝再び故郷に帰れず」が在庫切れという連絡のメールが届きました。残念!

講義終了後、農大の周りを10Km走りましたので、累積は186Km/23日になりました。

2011年11月7日月曜日

明日は東京農業大学で短期大学2年生を対象の講義科目「農業技術開発論」の一部を非常勤講師として担当する予定ですので、教室の下見をしてきました。新しく完成した講義棟で、建物内には学生が自主的に勉強できるスペースも用意されていて、りっぱな施設でした。履修生名簿を見たら、155名が受講することになっていました。千葉大学にいた時は、一度にこんなに大勢の学生を対象の講義はしたことがないので、明日はどうなるか楽しみです。果たして、全員の向学心を1時間半集中させられるかどうか・・。一応、今週と来週の2回分の講義の準備はできました。

昼休みは農大の周囲を10Km走りましたので、累計は176Km/22日になりました。これまでのところトレーニングは順調で、走る度に体が軽くなっていく感じがします。

2011年11月6日日曜日

支援者の中に、埼玉県川口市の私が子供の頃(11才から23才まで)育った家の付近をよくご存知の方がおられることがわかりましたので、今日は朝10時に駅で待ち合わせをして12時半くらいまで一緒に散歩をしました。昔田んぼだったところを埋め立てて造成した土地に私の両親が建てた家はもうありませんでした。当時はよく犬の散歩に田んぼの畦道を歩きましたが、今は田んぼ自体が全くなくなり、住宅がビッシリ建って昔の面影は全くありませんでした。すぐ近くにあった銭湯もなくなり、知っているお店もなくなり、親しかった友人の家もなくなっていました。まるで、竜宮城から地上に戻った浦島太郎の心境でした。それでも、支援者の道案内のお蔭で、昔人骨がたくさん発掘された公園(大昔お寺の墓地だったところ)や、小学校や、中学校や、よく遊びに行ったその隣の神社の森や、その隣のお寺なども、見つけて訪ねることができました。こういう支援者と出会えたのは不思議なご縁ですが、ありがとうございました。
私の頭の中にあった故郷の景色はすっかり姿を変えて、もう存在しませんでしたので、アメリカ人作家トマス・ウルフThomas Wolfe の小説の題You Can't Go Home Again 「汝再び故郷に帰れず」(鈴木幸夫訳)を思い出しました。小説自体は読んだことがなかったので、急に読んでみたくなって、早速ネットで検索して発注しました。

その後、支援者とは別れて、高校時代の仲の良かった同級生で駅の反対側で歯科医をやっている友人を訪ねました。彼と会うのは恐らく40年以上振りだったと思いますが、懐かしい昔話に花が咲いて、気がついたら3時間半も経っていました。

帰宅したらもう妻が夕食を準備している時間だったので、今日は走るトレーニングはできませんでした。

2011年11月5日土曜日

11月3日に振り込まれた方(10回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は260,500円、延べ417人からの合計額は4,037,928円になりました。ありがとうございました。この方からはすでに11月3日のブログで紹介したメールのメッセージが届いていました。

午後から千葉大学園芸学部で研究室の2年に1回の同窓会総会と懇親会が開催され、その前に現職の教員2人と、卒業生1人と、私が講演をしました。今は私が同窓会会長ですので、単に集まって懇親をするだけでなく、少し勉強もしようという私の提案で、今年から実施したものです。私は長年取り組んでいる、「松林に航空散布された薬剤の飛散実態と周辺住民への健康影響の検証」について話をしました。後での皆の講評によると、好評だったようです。

昨日走れなかったので、今日は朝江戸川堤防を14Km走ってきました。累積は166Km/20日になりました。

2011年11月4日金曜日

11月2日に振り込まれた方(3回目)の支援金が届きました。これで支援金の現在高は250,500円、延べ416人からの合計額は4,027,928円になりました。この支援者がどういう方かは存じませんが、ありがとうございました。合計額が一挙に400万円を超えました。

千葉大学園芸学部は戸定丘(とじょうがおか)というところにありますので、毎年秋に行われる学部祭は戸定祭と呼ばれ、野菜、果樹、鉢物の花などの販売や各種食べ物の屋台の他に、研究室の展示発表や課外活動クラブによる催し物などがあり、地域住民も多数訪れます。今年は今日から3日間の予定で始まりましたので、ちょっと覗いてみました。果樹園芸学研究室では、全国各地から集めた柿の展示をしていましたが、一口に柿と言っても様々な品種があって実に面白いなあと思いました。渋(しぶ)に関する解説もあって、勉強にもなりました。

2011年11月3日木曜日

お二人の支援者から心温まるお便りが届きました。市橋君の事件前の友人からは、面会の翌日、「昨日は、ありがとうございました。ブログも言葉を選びながらと配慮を頂き感謝しております。これからも達也のことを、よろしくお願いいたします。」というお礼のメールが届いています。新しい道を歩き始めていても、市橋君に対する温かいお気持ちは持ち続けておられるようです。大人の心をお持ちなのでしょう。時々はこのブログにも目を通しておられるようですので、支援者からのメッセージもご覧になっている筈です。

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ご活躍のご様子、いつも励みにしております。アメリカにご滞在中のご様子も、海外経験がほぼ皆無の私には、大変刺激になりました。
本日、少額ではございますが送金させていただきました。またご確認いただければ幸いです。11月は、再審に向けて準備があるようですので、市橋さん・弁護団の先生方には、正当な審判に向けて頑張っていただければと思います。

前回送金から今回まで、心の痛むことがありました。先日、先生と面会に行かれた「ご友人」(おそらく、事件当時の彼女かと・・・ 確信はございません、ただの‘おんなの勘’です)と、つらい最後だったなと思いました。普通に会って、食事したり、一緒に出かけたり、時にはけんかもしたり。楽しい思い出が、こんな悲しい最後の別れになることが、本当につらく思えてなりませんでした。どうか、市橋さんも「ご友人」も、このつらさを乗り越えて生きていかれますように。
それと、市橋さんのご両親が面会に行かれていないこと、市橋さん自身もそれを「当然のこと」と受け止めておられることです。市橋さんも-当然のことながら-十分苦しみ、反省しておられると思うのです。これから、もし有期刑になったとしても、かなり長期の入獄になる可能性が高いと思っています。いろいろなお考えがおありでしょうが、せめてご両親くらいは、市橋さんを赦し、励ましてあげて下さい、と祈るばかりです。
それにしても、世の中は広いものですね。私は、一応支援者のつもりですので、市橋さんを決して否定的には見ていないと思っています。けれども、犯した罪が大きいですから、世の中には、「決して許しはしない」という意志で見る方もおられると思いますし、それはそれで当然の考えであると思います。そういうものだと思います。しかしわざわざ、送りもしていない本を「送った」と、文面まであれこれ考えて伝えてこられる方・・・ 何が狙いなのかまったく予想がつかないのです。一種の病気なのか、いや、そもそも「病気」のヒトコトで片付けて良いのか、人間ほどわからないものはない-という、この不思議さを、しみじみ感じております。
これから寒さに向かい、マラソンの季節を迎え、お身体ご自愛され、ますますご活躍下さいませ。
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ご無沙汰しています。ブログ拝見しています。先生のアメリカでの生活や帰国されてからの精力的な毎日に感心しています。愛知県の蒲郡市にもいらしたんですね!三谷温泉は二年前、父が亡くなる直前に家族旅行をした思い出の地でもあります。
それにしてもマラソンの参加を決意され努力をされる姿に拍手を送らせていただきます。市橋達也さんの先生の面会を辞退して裁判に備えたい、という言葉を深く受け止めました。失礼ながら、私のようなにわか支援者は自分の生活の隙間で余裕がある時だけの関わりですが、市橋さんは自由が制約された独居ぼうの空間の中で、その事と常に向き合って生きているのだと今更ながら思い知らされました。何もできず、たまに送金することしかできませんが、この世のどこかに、市橋さんのことを気にかけながら生きている人が大勢いることが分かっていただけたら、少しでも力になれるのかな、と思います。
以前もお伝えしましたが、仕事で採用に関わり、新卒の内定者やそれ以前の学生たちとも関わり、入社後の若い社員ともよく話をします。誰しも自分を認めて欲しいと生きています。私は関わりの中で、「いつも見ているよ、困ったときはおいで」という母親的なスタンスでいるのですが、日頃の関わりが重要だと痛感しています。相変わらず仕事は忙しく、昨日も帰宅は翌日になってしまいましたが、最近は休日もよく出掛け、遊びにも忙しい毎日です。
先生を見習って、毎日を大切に充実させて生きていきたいと思っています。これからも頑張ってくださいね。

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今日は妻と一緒に、有楽町駅前の東京国際フォーラムで開催された「アイヌ文化フェスティバル」を見に行きました。財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構 http://www.frpac.or.jp/ が主催の素晴らしい企画でした。ステージの部と展示の部がありました。ステージの部では、秋辺日出男氏(阿寒アイヌ工芸協同組合専務理事)の基調講演「アイヌ政策実現に向けて」、堀 多栄子氏による口承文芸イヌンケ(子守唄)、アンチコラチメノコウタラ(アイヌ語:ありのままの私たちを見てほしい)による舞踏公演、アイヌアートプロジェクトによる音楽公演があり、会場からは盛んな拍手と、最後の音楽公演では会場の参加者も一緒に踊りに参加して盛り上がりました。白人に侵略・迫害されたアメリカのインディアンと同じように、和人(日本人)による侵略と差別に苦しめられてきたアイヌ民族が、2007年に「先住民族の権利に関する国際連合宣言」が国際連合総会で採択されたのを機会に、民族としての誇りと文化を回復しようという努力が行われつつあるようです。


朝、東京に出かける前に江戸川の堤防を8Km 走ってきたので、累計は152Km/18日です。この調子でいけば、最初の1ケ月のトレーニング目標200Km はゆうゆう達成できそうです。

2011年11月2日水曜日

本日発売の週刊朝日(11月11日号)に先日取材に来られたフリーのジャーナリスト/カメラマンの市橋君に関する記事が載っていました。読者が一番興味のある動機については、まだ誰にもわからないことですので、無理な推察をせずにすでに公表されている事実だけを述べた無難な記事になっていました。

今月は講義や講演が5回ありますので、今日はその準備に追われました。1つ分だけはパワーポイントスライドが出来上がったので、主催者に宅ファイル便で発送しました。残りは4つです。

走る方は、昼休みに江戸川堤防を14Km走ってきたので、累積は144Km/17日になりました。トレーニング開始以来、体重は2Kg 減りましたが、まだまだ重過ぎてあちこちに負荷がかかるので無理な走りはできません。

2011年11月1日火曜日

菅野弁護士からメールが届き、先週の月曜10月24日に菅野・山本・三宅弁護士で市橋君に接見に行って控訴審について相談をしてきた時に、これから11月一杯は控訴審の準備に専念したいので私に面会に来ないでほしいと伝言を頼まれたとのことでした。実は私が10月26日に面会に行った時も同じことを市橋君から直接聞いていましたので、そうするつもりでした。市橋君にとっては、一審に続いて、控訴審は2回目の正念場ですので、集中・専念したいのかもしれません。私の方もちょうど11月はいろいろな予定が入っていて厳しいスケジュールですので、11月の面会は休んで、12月から再開しようと思っています。

今日、菅野弁護士に電話で今後の見通しについて伺いました。先ず、弁護団が東京高裁に提出する控訴の趣意書の期限を11月末から12月末に延期を要請して、認められたそうです。この趣意書が、控訴審では非常に重要な書類になるので、準備をするのに十分な時間が必要なようです。それを受けて、新たに担当を任命される検察官が答弁書を東京高裁に提出し、それを裁判官が読んで検討してから控訴裁判が開かれるので、実際の裁判は今年度末(来年3月末)までに開かれればという状況のようです。従って、市橋君も当分は今のままで、11月末か場合によっては12月末までは千葉拘置所にいる筈だとのことです。

遠くの県にお住いの支援者から以下のお手紙が届きました。わざわざ遠路を千葉刑務所まで差し入れに行かれたようです。ありがとうございました。他の方からも10月26日のブログの記事については、コメントが届いています。
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朝夕、秋らしくなりました。お忙しい中、市橋君に接見に行って下さりありがとうございます。
10/26のブログは、涙なしでは読めませんでした。お友達と会った市橋君に「偉い」と泣きながら叫びました。これも先生のお力、つくづく偉大さを感じました。その夜は、市橋君、ご両親、先生、お友達など、いろんな事を考え、ただただ普通の青年だっただけにあまりにも残酷すぎる事ばかりで、眠れませんでした。
さて、10/28に千葉刑務所に本の差し入れに〇〇〇〇さん(支援者)と行って来ました。英文の植物本と動物本の2冊です。支援者の方の報告によると、差し入れる物の規定が厳しいと聞いておりましたので、売店で冬物を買って差し入れしようと思っていたところ、あまりにも品数が少なく、想像していた売店とは違って思いもよらない貧相さに驚きました。また小菅に移り、落ち着いた頃に送ることにしました。
又、差し入れの際、身分証明証がないとだめだと言われましたが、私たちの担当の方がとても親切な方で、今回は通してくれました。場合により印鑑が必要な事もあるようです。帰りはとても複雑な気持ちで、〇〇さんと無言で電車に乗って来ました。
お忙しい毎日の中、ランニングをする先生のお姿が目に浮かびます。寒さに向かい、お体気をつけて下さい。
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今日は昼休みに農大の周囲を10Km走りました。これで累積は130Km/16日です。農大の学生諸君は収穫祭の後片付けをてきぱきとやっていました。