2020年10月31日土曜日

松戸市内でも町会の子供会の人たちがハロウィーンの飾り付けをして、机を並べて子供たちにプレゼントを渡す準備をしていました。
園芸学部構内のチャドクガの様子を今日もチェックしてきましたが、新たに研究圃場の蔬菜研の温室の横のツバキの生垣にも成虫がいましたので葉を裏返して調べてみたら、 卵塊がありました。E棟の学生ホール裏のツバキでは葉裏で交尾をしている成虫が見つかりました。小枝を触ったらその振動で雄だけは飛び去ってしまいました。 小山(こやま)の染井氏宅のツバキ(1)には、チャドクガ幼虫とは背中の模様が少し違うタケノホソクロバと思われる幼虫がいました。これで目印のリボンを結んだ 卵塊は33個になりました。
研究圃場のカラスウリは橙色の熟した実をつけていました。砂利の間からハナカタバミが奇麗な花を咲かせていました。植物の生きようとする意志は大したものです。
江戸川堤防をウォーキングした帰り道の松戸神社近くの電柱には、先日上矢切の塚田工務店の掲示板に貼ってあったのと同じ猫のポスターが貼ってありました。行方不明に なったのは9月27日とのことですので、もう1ケ月以上経つのに探し続けているようです。よっぽど家族の一員として可愛がっていた猫だったのでしょう。 近くの建築工事現場では、段々高くなってきた鉄骨の上にクレーン車で重い資材を運び上げていました。運転席からは屋上は見えない筈なのに、どうやって正確な位置に 資材を吊り下げるのか不思議でしばらく見ていました。地上で交通規制をしている作業員に話しかけて訊いてみたら、自分もクレーン車に乗っていたことがあるが、2~4階建て ぐらいの場合は屋上の人と地上の運転席の人がマイクで連絡を取り合っているとのことでした。10階建てぐらいになると、クレーンの先端にカメラが付いていて、地上の運転席 の人はそれを見ながらクレーンを操作するとのことでした。最近は30階とか40階とかの高層ビルもありますので、建築技術はすごいなと思いました。 作業員としばらく話をしたら、埼玉県の春日部高校の出身で実家は米と野菜を作っていた農家で、日本大学に入学したが嫌気がさして1年半で退学してしまったとのことでした。私より5才若いとのことでしたので、いわゆる団塊の世代のちょっと前か境目ぐらいで、私が名古屋大学大学院博士課程の2年次に大学紛争で勉強ができなくなってアメリカのノースカロライナ州立大学のPh.D課程に留学した時期と重なります。当時、確か日本大学も学生運動(全共闘)の有名なリーダー(名前は忘れましたが)がいて、大学封鎖などの紛争が起こっていましたので、この方も勉強ができない大学に嫌気が差して退学したのかと想像しました。私も子供時代を埼玉県の浦和で過ごし浦和高校の出身だと自己紹介しましたら、昔の1中が浦和高校、2中が熊谷高校、3中が春日部高校になったのだと教えてくれました。偶然出会っただけですが、同じ埼玉県の出身だということで、急に親近感がわきました。
夕食後、妻が満月が出ていたというのでベランダに出て夜空を見上げてみたら、見事な満月が上っていました。月のちょっと右上に比較的明るい星が輝いていましたが、私には 金星なのか、今の時期月に接近すると言われている火星なのか、わかりませんでした。

2020年10月30日金曜日

Sarah さんの夫のScott Myers 君がFacebookに家族が大きなカボチャを彫っている写真をアップしました。私が昔約10年暮らしていたノースカロライナ州では、ハロウィーンの 時期(10月31日)が近づくと、大きなカボチャを彫って目や口を開け、玄関に飾っていました。カボチャが飾ってある家には、近所の子供たちが訪ねて"Trick or Treat"と言って お菓子などのプレゼントをもらっていました。日本ではひな祭りや子供の日がありますが、アメリカでも子供たちを喜ばせる日なのかもしれないと思っていました。私が 住んでいた家の近所の住民の中には、早くから玄関に椅子を出してお菓子をたくさん用意して、子供たちが訪ねてくるのを楽しみに待っている人もいました。最近は安全上の問題があるので親が一緒に歩いて道で見守っていたり、特に今年はCovid-19(新型コロナウイルス感染症)問題があるので戸別訪問は奨励していないのでしょうが、Margie さんの家では子供たちが 小さいので、今年もちゃんとしきたり通りにハロウィーンをお祝いしたようです。
園芸学部の旧農場本館前(裏)のツバキにはチャドクガ成虫は1頭いましたが、新しい卵塊は見つかりませんでした。チャノキにも新しい卵塊は見つかりませんでしたが、珍しい 白い成虫が1頭いました。何らかの原因で色素欠損した変種かもしれません。 E棟(教育棟)の学生ホールの裏のツバキに寄ってチェックしてみたら、あまり食害した葉はありませんでしたが、幼虫の脱皮殻がありましたので丁寧に葉を裏返してみたら、 チャドクガの卵塊が2個(NO.26とNO.27)が見つかりました。これで、リボンを結んで目印を付けた第2世代目の卵塊は27個になりました。これらの卵塊の観察を来年の5月ぐらいまで続ければ、孵化時期、孵化卵塊率、卵塊当たり孵化幼虫数、などがわかる筈です。 小山(こやま)の染井氏宅のツバキ(2)には、上の方の葉に成虫が1頭留まっていましたが、卵塊はまだ一つも見つかりませんでした。
園芸学部の生協前の広場に久しぶりに就職ガイダンスの立て看板がでました。農林水産省の説明会のようです。今の時期ですから、再来年(2022年)3月の卒業予定者を対象に しているのかもしれません。コロナ禍の不況で民間会社は求人が少ないでしょうから、学生は大変だろうなと思います。民間が不況の時は公務員の人気が高まりますので、国や県 はいい人材を採用するチャンスになります。 旧事務棟跡地のテラス造成工事は終わって、作業事務所として使っていたコンテナも撤去されました。 ロックガーデンの近くの藪の中にツワブキの花が咲いていました。サンクガーデンに面したユリノキも黄葉と落葉が始まりました。 運動場の片隅に10人ぐらいの学生が車座に集まっていました。学生のこういう姿を見るのは久しぶりでした。生協勤務の女性とすれ違ったら、”先生お久しぶりです”と 声をかけられました。定年退職して13年目になりましたが、現職時代の私の顔を覚えていて下さったようです。大学はオンライン講義で、せっかく入学した学生たちは 友達もできないし、サークル活動もできないし、先生と直接顔を合わせることもできないし、可哀そうですねという話になりました。生協も時間限定で食堂や文房具店を営業 しているようですが、学生が少ないので経営的に大変だろうなと想像しました。
江戸川の河川敷にはススキが白い穂を傾けていました。太陽が沈み始めたら、江戸川の向こう側(金町側)からカラスが2羽戸定ケ丘の方向に飛んでいきました。ハシブトガラスか ハシボソガラスか見分けはつきませんでしたが、カラスの縄張り(餌探索範囲)は意外に広いのかもと想像しました。