2014年7月6日日曜日

今月26日(土)に予定されている市民キャビネット主催のフォーラム「農薬から農業と環境を考える」の講演の準備をしました。集中したので、話の流れとスライドがほぼ出来上がりました。あとは、割り当てられた30分という時間内で納まるように、調整するだけです。



昼休みは江戸川堤防から矢切の渡し方面に向かって、伊藤左千夫の小説「野菊の墓」の舞台になった江戸川と斜面林に挟まれた農地の間の道を2時間ちょっと歩いてきました。

明日は朝早く家を出て、羽田空港から徳島に向かいます。

2014年7月5日土曜日

先日、東京(神田神保町)の岩波ホールで上映中の「みつばちの大地」(原作名:More Than Honey)を観に行きましたが、今日は映画に関連して中村 純先生(玉川大学教授)のトークイベントと、その後の「みつばちの大地」を語り合おうという催しがありましたので、私も参加してきました。

中村先生の蜜蜂に関するお話は以前樹木医会で講演された時も拝聴しましたが、軽妙な話術を駆使して、わかり易く映画の解説とみつばちに関する追加情報を提供して下さり、大変勉強になりました。後半部分は9階の岩波シネサロンで14:00 から15:30 くらいまで行われましたが、主催者が当初予想した人数よりもはるかに多くの参加者がありましたので、椅子を会場一杯に追加していました。

会場からの質問に丁寧に回答され、私もいくつか質問をし、知りたかったことを教えていただきました。先生は映画の内容について、科学的な事実とちょっと異なる場面があることをちゃんと指摘しておられたこともよかったと思いました。
環境問題や蜜蜂を家畜として利用してきた人間の文化に興味のある大人だけでなく、子供たちの生物学の勉強にも非常によい映画だと思いました。
農薬に関する解説部分でちょっと正確でないと感じたところもありましたが、それについては後で個人的にメールででもお知らせしたいと思っています。

2014年7月4日金曜日

天気予報では大雨ということで心配していたのですが、幸い松戸駅改札口での待ち合わせ時間の10時41分までには雨があがったのは幸運でした。「市橋達也君の更生を支援する会」の幹事3人と駅から歩いて戸定ケ丘歴史公園に行き、徳川昭武公の別邸だった戸定邸とよく管理された見事な庭園を見学しました。
それから、すぐ横に位置する千葉大学園芸学部に行って、市橋君が学生時代に過ごした庭園学研究室のあるA棟の前で写真を撮ったり、学内を見てから、生協2階の食堂でコーヒーを飲みました。ちょうど昼食時間だったので、部屋は間もなく学生たちで一杯になりました。これも、せっかく遠路を松戸まで来て下さった幹事の方々に、市橋君が学生時代を過ごした場所の雰囲気を見ていただくと言う意味ではよかったと思います。
それから、よく行くファミリーレストランに車で移動して昼食を食べながら、いろいろお話をしました。ゆうちょ銀行の通帳を持参されたので、支援金がきちんと管理されていることを4人であらためて確認しました。
これからも命のある限り、あるいは市橋君が罪を償って出所できる日が来るまで、1年に1回はこうして4人で顔を合わせましょうということになりました。

こういう出会いに恵まれたのも、「市橋達也君の適正な裁判を支援する会」を支持して支援金を送って下さった全国の多くの支援者のお蔭です。時間の経過とともに事件は風化し、社会からは忘れられていきますが、支援者の皆様から寄せられた大切な支援金の残りは「市橋達也君の更生を支援する会」の幹事4人で保管し、市橋君が出所する日を待って手渡すつもりです。
多分、私自身は年齢的にその日まで生きてはいられませんが、残りの幹事3人がその意思を継いで下さる筈です。

2014年7月3日木曜日

26日(土)のフォーラムでの講演の準備を始めましたが、30分という短い時間に農薬の役割と環境影響の実態という2つのテーマをどう話したらいいか、四苦八苦しています。20日までに配布資料が届くようにしてほしいと言われていますので、それまでに推敲を重ねて話の内容を決めようと思っています。スライドのタイトルページだけは、昨日撮ってきた水田の写真を使って作成しました。

明日は午前中に「市橋達也君の更生を支援する会」の幹事3人が松戸に来られるので、4人で現状を確認する予定です。ほぼ1年振りに皆様とお会いできるのは楽しみです。

2014年7月2日水曜日

7月7日(月)~8日(火)の徳島での農林害虫防除研究会での講演、11日(金)~12日(土)の長崎での「農薬シンポジウムin 長崎」での講演、16日(水)~17日(木)の徳島での「農薬について考える講演~農薬について正しく学ぼう~」の準備ができ、スライドもそれぞれの担当者に送りましたので一段落です。

その次は、26日(土)の東京での市民キャビネット主催のフォーラム[農薬から農業と環境を考える」での講演ですから、その準備として時間のある中にと思って今日は水田の写真を撮ってきました。この辺りでは5月の連休の頃に田植えをし、農薬は田植え前の育苗箱に殺虫剤(と殺菌剤を加える場合も)を1回、田植え2~3週間後に除草剤を1回振る(粒剤の場合が多いので散布というよりも振ると言う)のが普通ですが、それだけでこの写真のように稲は見事に生育しています。
まだ水が残っていましたので、田んぼの中や周辺には蛙(カエル)もオタマジャクシもその他の生物もたくさんいました。無理をして無農薬栽培をしなくても、農薬を普通に(必要最小限)使った水田周辺には水さえあれば様々な生物が元気に動き回っています。今でもまだ農薬は環境に悪影響を及ぼしていると観念的に主張する人たちには、現場に出てこういう実態を見てほしいものです。