2011年11月3日木曜日

お二人の支援者から心温まるお便りが届きました。市橋君の事件前の友人からは、面会の翌日、「昨日は、ありがとうございました。ブログも言葉を選びながらと配慮を頂き感謝しております。これからも達也のことを、よろしくお願いいたします。」というお礼のメールが届いています。新しい道を歩き始めていても、市橋君に対する温かいお気持ちは持ち続けておられるようです。大人の心をお持ちなのでしょう。時々はこのブログにも目を通しておられるようですので、支援者からのメッセージもご覧になっている筈です。

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ご活躍のご様子、いつも励みにしております。アメリカにご滞在中のご様子も、海外経験がほぼ皆無の私には、大変刺激になりました。
本日、少額ではございますが送金させていただきました。またご確認いただければ幸いです。11月は、再審に向けて準備があるようですので、市橋さん・弁護団の先生方には、正当な審判に向けて頑張っていただければと思います。

前回送金から今回まで、心の痛むことがありました。先日、先生と面会に行かれた「ご友人」(おそらく、事件当時の彼女かと・・・ 確信はございません、ただの‘おんなの勘’です)と、つらい最後だったなと思いました。普通に会って、食事したり、一緒に出かけたり、時にはけんかもしたり。楽しい思い出が、こんな悲しい最後の別れになることが、本当につらく思えてなりませんでした。どうか、市橋さんも「ご友人」も、このつらさを乗り越えて生きていかれますように。
それと、市橋さんのご両親が面会に行かれていないこと、市橋さん自身もそれを「当然のこと」と受け止めておられることです。市橋さんも-当然のことながら-十分苦しみ、反省しておられると思うのです。これから、もし有期刑になったとしても、かなり長期の入獄になる可能性が高いと思っています。いろいろなお考えがおありでしょうが、せめてご両親くらいは、市橋さんを赦し、励ましてあげて下さい、と祈るばかりです。
それにしても、世の中は広いものですね。私は、一応支援者のつもりですので、市橋さんを決して否定的には見ていないと思っています。けれども、犯した罪が大きいですから、世の中には、「決して許しはしない」という意志で見る方もおられると思いますし、それはそれで当然の考えであると思います。そういうものだと思います。しかしわざわざ、送りもしていない本を「送った」と、文面まであれこれ考えて伝えてこられる方・・・ 何が狙いなのかまったく予想がつかないのです。一種の病気なのか、いや、そもそも「病気」のヒトコトで片付けて良いのか、人間ほどわからないものはない-という、この不思議さを、しみじみ感じております。
これから寒さに向かい、マラソンの季節を迎え、お身体ご自愛され、ますますご活躍下さいませ。
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ご無沙汰しています。ブログ拝見しています。先生のアメリカでの生活や帰国されてからの精力的な毎日に感心しています。愛知県の蒲郡市にもいらしたんですね!三谷温泉は二年前、父が亡くなる直前に家族旅行をした思い出の地でもあります。
それにしてもマラソンの参加を決意され努力をされる姿に拍手を送らせていただきます。市橋達也さんの先生の面会を辞退して裁判に備えたい、という言葉を深く受け止めました。失礼ながら、私のようなにわか支援者は自分の生活の隙間で余裕がある時だけの関わりですが、市橋さんは自由が制約された独居ぼうの空間の中で、その事と常に向き合って生きているのだと今更ながら思い知らされました。何もできず、たまに送金することしかできませんが、この世のどこかに、市橋さんのことを気にかけながら生きている人が大勢いることが分かっていただけたら、少しでも力になれるのかな、と思います。
以前もお伝えしましたが、仕事で採用に関わり、新卒の内定者やそれ以前の学生たちとも関わり、入社後の若い社員ともよく話をします。誰しも自分を認めて欲しいと生きています。私は関わりの中で、「いつも見ているよ、困ったときはおいで」という母親的なスタンスでいるのですが、日頃の関わりが重要だと痛感しています。相変わらず仕事は忙しく、昨日も帰宅は翌日になってしまいましたが、最近は休日もよく出掛け、遊びにも忙しい毎日です。
先生を見習って、毎日を大切に充実させて生きていきたいと思っています。これからも頑張ってくださいね。

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今日は妻と一緒に、有楽町駅前の東京国際フォーラムで開催された「アイヌ文化フェスティバル」を見に行きました。財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構 http://www.frpac.or.jp/ が主催の素晴らしい企画でした。ステージの部と展示の部がありました。ステージの部では、秋辺日出男氏(阿寒アイヌ工芸協同組合専務理事)の基調講演「アイヌ政策実現に向けて」、堀 多栄子氏による口承文芸イヌンケ(子守唄)、アンチコラチメノコウタラ(アイヌ語:ありのままの私たちを見てほしい)による舞踏公演、アイヌアートプロジェクトによる音楽公演があり、会場からは盛んな拍手と、最後の音楽公演では会場の参加者も一緒に踊りに参加して盛り上がりました。白人に侵略・迫害されたアメリカのインディアンと同じように、和人(日本人)による侵略と差別に苦しめられてきたアイヌ民族が、2007年に「先住民族の権利に関する国際連合宣言」が国際連合総会で採択されたのを機会に、民族としての誇りと文化を回復しようという努力が行われつつあるようです。


朝、東京に出かける前に江戸川の堤防を8Km 走ってきたので、累計は152Km/18日です。この調子でいけば、最初の1ケ月のトレーニング目標200Km はゆうゆう達成できそうです。