9月10日-11日に鳥取大学で開催される「2015年松枯れ防除実践講座」で私の講演で使用するスライドがやっとできて、今夜宅ファイル便で主催者に発送しました。
これで、とりあえず9月に予定されている講演のスライドの準備は全部終わりましたので、次は遅れに遅れてご迷惑をかけている原稿3件を大至急作成しなければなりません。いずれもすでに何回か催促をされているものです。
昼休みは道場で空手の稽古を1時間しました。
2015年8月31日月曜日
2015年8月30日日曜日
Crop Life Asia(アジア農薬工業会)のDr. Vassant Patil からメールがあり、ASEAN諸国でのワークショップの日程を当初計画していた10月から私の都合に合わせて11月初旬に変更できないかそれぞれの国の関係者と折衝中とのことでした。また、9月1日に電話をかけるのに都合のいい時間を訊いてきましたので、日本時間で夕方7時以降なら家にいると返信をしておきました。
Dr. Vassant Patilはインド人ですが、昔ノースカロライナ州立大学大学院の毒性学プログラムに留学に来ていた時に一緒でした。
青森県の鬼楢営農組合の鳴海組合長からおみやげにいただいた新品種のリンゴを食べてみましたが、微妙に美味しい味で、少し酸味も残っていて、歯ごたえも適度に残っていました。これから新品種として売り出してどれだけ普及するか、私には判断できません。
にんにくは、妻が丸ごと料理する方法に詳しくないというので、ネットで調べていくつかの方法を見つけてプリントして手渡したら、アルミホイルに包んでオーブントースターに入れて加熱してくれました。ちょっと加熱時間が長過ぎたらしく、柔らかくなり過ぎましたが、美味しく食べました。
Dr. Vassant Patilはインド人ですが、昔ノースカロライナ州立大学大学院の毒性学プログラムに留学に来ていた時に一緒でした。
青森県の鬼楢営農組合の鳴海組合長からおみやげにいただいた新品種のリンゴを食べてみましたが、微妙に美味しい味で、少し酸味も残っていて、歯ごたえも適度に残っていました。これから新品種として売り出してどれだけ普及するか、私には判断できません。
にんにくは、妻が丸ごと料理する方法に詳しくないというので、ネットで調べていくつかの方法を見つけてプリントして手渡したら、アルミホイルに包んでオーブントースターに入れて加熱してくれました。ちょっと加熱時間が長過ぎたらしく、柔らかくなり過ぎましたが、美味しく食べました。
2015年8月29日土曜日
青森市内のホテルに一泊し、朝は7時に目覚ましをかけてゆっくり起きました。朝食後、ねぶたミュージアム「ラ・ワッセ」を見たり、歩いて青森湾に面した青い海公園の辺りを散歩しました。ナナカマドが少しだけ紅葉しかかっていました。
それからレンタカーを運転して、十和田市奥入瀬(おいらせ)十和田湖畔子ノ口(ねのくち)まで約2時間で行きました。ちょうど曇り空でしたが、遊覧船が出航しました。湖畔には大きなケヤキの木が何本もありましたが、根本が水で洗われて根が露出した厳しい環境で立っていました。樹木の生存力はたいしたものです。
帰途は奥入瀬渓流沿いに景色を堪能しました。睡蓮(すいれん)沼に立ち寄ってみましたが、あいにく八甲田連邦の高田大岳は霧が立ち上っていて見えませんでした。
せっかく青森まで行ったので、カーナビに三内丸山(さんないまるやま)遺跡と入力して訪ねてみました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%86%85%E4%B8%B8%E5%B1%B1%E9%81%BA%E8%B7%A1
説明によると5,500年前から4,000年前ぐらいの縄文時代の集落跡らしく、そんな昔に日本人(というよりもアイヌと同じ原日本人か?)の人々の生活の営みがこの地で行われていたことを想像し、タイムスリップしました。
時間の余裕があれば青森県内をもっとあちこち訪ねてみたいところでしたが、一日では無理でした。特に、八甲田山雪中行軍遭難資料館と実際に多くの兵士が凍死した山道は、是非いつか訪ねてみたいと思っています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E7%94%B2%E7%94%B0%E9%9B%AA%E4%B8%AD%E8%A1%8C%E8%BB%8D%E9%81%AD%E9%9B%A3%E4%BA%8B%E4%BB%B6
レンタカーを返して、新幹線で帰宅したのは夜の10時を過ぎていました。
それからレンタカーを運転して、十和田市奥入瀬(おいらせ)十和田湖畔子ノ口(ねのくち)まで約2時間で行きました。ちょうど曇り空でしたが、遊覧船が出航しました。湖畔には大きなケヤキの木が何本もありましたが、根本が水で洗われて根が露出した厳しい環境で立っていました。樹木の生存力はたいしたものです。
帰途は奥入瀬渓流沿いに景色を堪能しました。睡蓮(すいれん)沼に立ち寄ってみましたが、あいにく八甲田連邦の高田大岳は霧が立ち上っていて見えませんでした。
せっかく青森まで行ったので、カーナビに三内丸山(さんないまるやま)遺跡と入力して訪ねてみました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%86%85%E4%B8%B8%E5%B1%B1%E9%81%BA%E8%B7%A1
説明によると5,500年前から4,000年前ぐらいの縄文時代の集落跡らしく、そんな昔に日本人(というよりもアイヌと同じ原日本人か?)の人々の生活の営みがこの地で行われていたことを想像し、タイムスリップしました。
時間の余裕があれば青森県内をもっとあちこち訪ねてみたいところでしたが、一日では無理でした。特に、八甲田山雪中行軍遭難資料館と実際に多くの兵士が凍死した山道は、是非いつか訪ねてみたいと思っています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E7%94%B2%E7%94%B0%E9%9B%AA%E4%B8%AD%E8%A1%8C%E8%BB%8D%E9%81%AD%E9%9B%A3%E4%BA%8B%E4%BB%B6
レンタカーを返して、新幹線で帰宅したのは夜の10時を過ぎていました。
2015年8月28日金曜日
自宅を7時ちょっと過ぎに出て、東京から新青森まで新幹線はやぶさ5号、新青森から青森まで特急スーパー白鳥5号に乗って、青森駅からはタクシーで、農薬シンポジウム(青森)が開催される青森県総合社会教育センターにはちょうど昼の12時頃着きました。
出演者の顔合わせと名刺交換を兼ねた昼食会後、シンポジウムは午後1時半から始まり、主催者の全国農薬安全指導者協議会の会長の挨拶に続いて、私の「農薬とは何」と題した講演が1時間半、その後15分の休憩をはさんでパネルディスカッションが4時半ぐらいまでありました。担当者のミスで私には当日の進行予定表もパネルディスカッションのメンバーが誰かも届いていませんでしたが、青森県植物防疫協会常務理事の川嶋浩三氏がコーディネーターを務め、パネリストは私の他に生産者代表として農事組合法人鬼楢(おになら)営農組合組合長の鳴海廣治氏、消費者代表として青森県生活協同組合連合会常務理事の小野寺静子氏、行政機関の専門家として青森県病害虫防除所の所長の坂本 清博士がメンバーでした。
小野寺氏は生協活動がスタートした時代背景や、現在行っている取り組みに関して紹介してくれましたが、私に課題として見えてきたのは、社会が分業化した今日、生産者と消費者の距離が遠くなってお互いの顔が見えず信頼関係も薄れてきているということでした。生協が取り組んでいる産直活動はそれを克服する一つの方法でしょうが、消費者としてはもっと生産現場からの情報がほしいという要望をしておられました。
今回のシンポジウムの最大の収穫はそういう声が聞けて、今後生産者と消費者を結びつける活動につながるのではないかということでした。
鳴海氏は弘前市のりんご農家らしく、あみやげに新品種のりんごをいただきました。まだ品種登録されていないのか、名前がついていないとのことでした。赤い色が鮮やかで、いい香りもするりんごでした。アンケート調査に協力してくれた参加者には、主催者からお礼にながいもとにんにくがプレゼントされていましたが、いずれも青森県が生産量日本一だとのことでした。私も欲張って、残り物を2袋いただいてきました。
会場には、千葉大学時代の私の研究室の卒業生のH君が来ていました。卒業年次から計算すると50代後半ぐらいの筈で、もう子供は成長して自立していると言っていましたが、私には彼が大学4年生で私の研究室にいた頃のイメージがそのまま残っていました。大学教師をしていてよかったことは、こうして昔の専攻生と会えることです。農薬会社勤務で現在は仙台支店にいて東北6県を担当しているらしく、シンポジウム終了後一緒に生の津軽三味線が聴けるという酒場に案内してくれました。創業は享保4年(1719年)で青森で一番古いと看板に書いてありましたが、囲炉裏を囲むような配置で、午後7時から30分ぐらい貫録のある風貌の男性が津軽三味線を弾いてくれました。http://marutomisuisan.jpn.com/isariya-tugaru/
座席の横の壁には青森県出身の版画家の棟方志功(むなかたしこう) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%9F%E6%96%B9%E5%BF%97%E5%8A%9F の写真と作品が掲げてありました。
(写真はクリックすると拡大できます)
出演者の顔合わせと名刺交換を兼ねた昼食会後、シンポジウムは午後1時半から始まり、主催者の全国農薬安全指導者協議会の会長の挨拶に続いて、私の「農薬とは何」と題した講演が1時間半、その後15分の休憩をはさんでパネルディスカッションが4時半ぐらいまでありました。担当者のミスで私には当日の進行予定表もパネルディスカッションのメンバーが誰かも届いていませんでしたが、青森県植物防疫協会常務理事の川嶋浩三氏がコーディネーターを務め、パネリストは私の他に生産者代表として農事組合法人鬼楢(おになら)営農組合組合長の鳴海廣治氏、消費者代表として青森県生活協同組合連合会常務理事の小野寺静子氏、行政機関の専門家として青森県病害虫防除所の所長の坂本 清博士がメンバーでした。
小野寺氏は生協活動がスタートした時代背景や、現在行っている取り組みに関して紹介してくれましたが、私に課題として見えてきたのは、社会が分業化した今日、生産者と消費者の距離が遠くなってお互いの顔が見えず信頼関係も薄れてきているということでした。生協が取り組んでいる産直活動はそれを克服する一つの方法でしょうが、消費者としてはもっと生産現場からの情報がほしいという要望をしておられました。
今回のシンポジウムの最大の収穫はそういう声が聞けて、今後生産者と消費者を結びつける活動につながるのではないかということでした。
鳴海氏は弘前市のりんご農家らしく、あみやげに新品種のりんごをいただきました。まだ品種登録されていないのか、名前がついていないとのことでした。赤い色が鮮やかで、いい香りもするりんごでした。アンケート調査に協力してくれた参加者には、主催者からお礼にながいもとにんにくがプレゼントされていましたが、いずれも青森県が生産量日本一だとのことでした。私も欲張って、残り物を2袋いただいてきました。
会場には、千葉大学時代の私の研究室の卒業生のH君が来ていました。卒業年次から計算すると50代後半ぐらいの筈で、もう子供は成長して自立していると言っていましたが、私には彼が大学4年生で私の研究室にいた頃のイメージがそのまま残っていました。大学教師をしていてよかったことは、こうして昔の専攻生と会えることです。農薬会社勤務で現在は仙台支店にいて東北6県を担当しているらしく、シンポジウム終了後一緒に生の津軽三味線が聴けるという酒場に案内してくれました。創業は享保4年(1719年)で青森で一番古いと看板に書いてありましたが、囲炉裏を囲むような配置で、午後7時から30分ぐらい貫録のある風貌の男性が津軽三味線を弾いてくれました。http://marutomisuisan.jpn.com/isariya-tugaru/
座席の横の壁には青森県出身の版画家の棟方志功(むなかたしこう) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%9F%E6%96%B9%E5%BF%97%E5%8A%9F の写真と作品が掲げてありました。
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2015年8月27日木曜日
オーストラリアの首都キャンベラで開催中の世界若者農業サミットは今日が最終日ですので、4日間の討議の結論をまとめる作業をしている筈です。日本代表として参加した2人と帰国後に会う機会があるかどうかわかりませんが、何らかの形での報告はあるのではと思っています。
ある農薬メーカー勤務の知人からメールが届き、現在はシンガポールにあるリージョンオフィスに勤務中との知らせと、ASEAN各国(ベトナム、インドネシア、タイ、フィリッピン)で10月頃に予定されている農薬の登録や規制に関するワークショップに出席してくれないかとの打診でした。こういう国々の関係者たちと交流できるのは私にとっても楽しみですが、残念ながら私は10月3日~11月2日は古巣のノースカロライナ州に滞在中で日本を留守にしていますので無理かもしれません。一応9月~11月の今わかっている私の予定を書いて送りましたので、うまく日程の調整ができれば出席できるかもしれません。
一昨日霞ヶ浦国際ゴルフコースでドローン型の無人農薬散布ヘリコプター”スカイスプレヤー2000”のデモ飛行と模擬散布をしてくれたMC-FACTORY社の伊尾木(いおき)浩二代表に、松くい虫防除問題に関する若干の情報をまとめて送り、その後電話でも話をしました。”スカイスプレヤー2000”をゴルフ場の松くい虫防除の薬剤散布に活用する場合の、考えられる利点と欠点についても指摘しておきました。
今日も道場で1時間空手の稽古をしました。
明日は早朝に自宅を出て、新幹線で青森に向かいます。1時間半の講演の準備はできていますが、ノートパソコンを持参して新幹線の車中で最後の見直しをするつもりです。
ある農薬メーカー勤務の知人からメールが届き、現在はシンガポールにあるリージョンオフィスに勤務中との知らせと、ASEAN各国(ベトナム、インドネシア、タイ、フィリッピン)で10月頃に予定されている農薬の登録や規制に関するワークショップに出席してくれないかとの打診でした。こういう国々の関係者たちと交流できるのは私にとっても楽しみですが、残念ながら私は10月3日~11月2日は古巣のノースカロライナ州に滞在中で日本を留守にしていますので無理かもしれません。一応9月~11月の今わかっている私の予定を書いて送りましたので、うまく日程の調整ができれば出席できるかもしれません。
一昨日霞ヶ浦国際ゴルフコースでドローン型の無人農薬散布ヘリコプター”スカイスプレヤー2000”のデモ飛行と模擬散布をしてくれたMC-FACTORY社の伊尾木(いおき)浩二代表に、松くい虫防除問題に関する若干の情報をまとめて送り、その後電話でも話をしました。”スカイスプレヤー2000”をゴルフ場の松くい虫防除の薬剤散布に活用する場合の、考えられる利点と欠点についても指摘しておきました。
今日も道場で1時間空手の稽古をしました。
明日は早朝に自宅を出て、新幹線で青森に向かいます。1時間半の講演の準備はできていますが、ノートパソコンを持参して新幹線の車中で最後の見直しをするつもりです。
2015年8月26日水曜日
昼休みに道場で空手着に着替えて、久しぶりに空手の稽古を1時間ほどしました。
それ以外の時間は、9月10日~11日に鳥取大学で開催予定の「第11回松枯れ防除実践講座」での特別講演の準備をしました。
オーストラリアの首都キャンベラで、「第2回世界若者農業サミット」が一昨日24日から27日までの予定で始まりました。日本代表として参加している永澤拓也君と高尾育穂さんはどうしているだろうかと思っていましたら、付き添って現地に行っている主催者の担当者からメールによる報告と化学工業日報の記事が届きました。二人とも活発に活動しているようで、安心しました。二人にとっては、世界から選ばれて参加している同年代の多くの若者たちと交流できることは、貴重な経験になる筈です。
世界33ケ国から選ばれた100人が集まっているようですが、これだけの人数の飛行機代や滞在費をサポートするには大変なコストがかかる筈です。長い目で見れば主催者側にもメリットがある筈という計算もあるのかもしれませんが、地球の耕地面積は限界がある中で、確実に予測されている世界の人口増加にどうやって対応して食料を供給していくのかという課題を、国境も人種も宗教も越えて若者たちに考えさせるという崇高な企画を実行している主催者に敬意を表したいと思います。本来は国連のFAOあたりがやるべきことかもしれませんが、それを作物保護剤(農薬)の開発を主業にしている民間の1企業がやっているのですから、たいしたものです。
(記事はクリックすると拡大できます)
それ以外の時間は、9月10日~11日に鳥取大学で開催予定の「第11回松枯れ防除実践講座」での特別講演の準備をしました。
オーストラリアの首都キャンベラで、「第2回世界若者農業サミット」が一昨日24日から27日までの予定で始まりました。日本代表として参加している永澤拓也君と高尾育穂さんはどうしているだろうかと思っていましたら、付き添って現地に行っている主催者の担当者からメールによる報告と化学工業日報の記事が届きました。二人とも活発に活動しているようで、安心しました。二人にとっては、世界から選ばれて参加している同年代の多くの若者たちと交流できることは、貴重な経験になる筈です。
世界33ケ国から選ばれた100人が集まっているようですが、これだけの人数の飛行機代や滞在費をサポートするには大変なコストがかかる筈です。長い目で見れば主催者側にもメリットがある筈という計算もあるのかもしれませんが、地球の耕地面積は限界がある中で、確実に予測されている世界の人口増加にどうやって対応して食料を供給していくのかという課題を、国境も人種も宗教も越えて若者たちに考えさせるという崇高な企画を実行している主催者に敬意を表したいと思います。本来は国連のFAOあたりがやるべきことかもしれませんが、それを作物保護剤(農薬)の開発を主業にしている民間の1企業がやっているのですから、たいしたものです。
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2015年8月25日火曜日
東京農業大学グリーン研究会の2日目はゴルフ場視察会で、霞ヶ浦国際ゴルフコース http://www.kasumigaura-kokusai-golf.com/course.html に朝8時に集まり、他の参加者はゴルフをしながら芝や松の状態を視察しましたが、ゴルフをやらない私だけは自宅から車で出発し、現地に1時半に到着して合流しました。
私にとっては芝も松もよく管理された大変美しいゴルフ場の景色でした。ドローンによる薬剤散布デモンストレーションの前に少しコース内を歩いてみたら、空き地から煙が上っていて、近寄ってみたら松くい虫被害で枯れたマツの伐倒木を焼却しているところでした。昨日のグリーンキーパーの話では、このゴルフ場には約5千本のマツが植栽されていて、防除をしていても毎年100本ぐらいが松くい虫で枯れるとのことでしたが、焼却しているマツは大木でしたので、もったいないなと思いました。ゴルフ場のマツは、コースとコースの境界に1~2列に線状に植栽されている場合が多いようですので、根系癒合による隣接木へのマツノザイセンチュウ感染がどれくらいあるか興味のあるところです。
ドローンによる薬剤散布のデモンストレーションという研究会主催者の説明でしたが、実際にはMAC-FACTORYという群馬県利根郡みなかみ町にある会社 http://mac-factory.com/ が独自に設計・製作した"無人農薬散布機スカイスプレー2000"という、ドローンに似た形のラジコンヘリコプターでした。http://mac-factory.com/?page_id=2 プロペラが8枚付いていて、1~3枚が故障して回らなくなっても墜落しない設計になっていました。デモ機には付けてありませんでしたが、カタログを見ると、プロペラを付けるシャフトの先に棒を付けてロープを円周に取り付けられる構造になっていて、万が一操縦ミスで人にぶつかっても回転しているプロペラに接触しないような安全装置が設置してありました。ガソリンエンジンではなく、バッテリー搭載の電動式でしたので、従来の無人ヘリコプターに比べて騒音が少なく非常に静かでした。
MAC-FACTORYの伊尾木(いおき)浩二代表の一通りの説明とデモンストレーションの後、参加者にも操縦してみるようにとのことでしたので、私も操縦がどれくらい難しいのか易しいのか試しにフライトコントローラーを操作して飛ばしてみました。そのように設計されているので当たり前でしょうが、意外と簡単で、ちょっと練習すればすぐ上手に操縦できるようになるという印象でした。
農薬の代わりに3ℓのタンクに水を入れて散布してみましたが、これならゴルフ場の松くい虫防除でマツの樹冠部の上から簡単に散布ができるのではと思いました。
スカイスプレー2000は水田での農薬散布を想定して設計・製作してあるそうですが、伊尾木代表とは名刺交換・情報交換をしましたので、これからさらに飛散調査試験や、防除効果試験や、作業効率試験などを実施して、松くい虫防除用に若干の改良を加えれば、かなり有用な防除方法になる(ニーズがある)ような気がしました。価格も、本体ユニット一式、バッテリー、充電器その他の附属品込みで100万円ちょっとのようですから、確か1千万円ぐらいした筈の従来のガソリンエンジン搭載の無人ヘリコプターに比べて、手ごろだと思いました。
私にとっては芝も松もよく管理された大変美しいゴルフ場の景色でした。ドローンによる薬剤散布デモンストレーションの前に少しコース内を歩いてみたら、空き地から煙が上っていて、近寄ってみたら松くい虫被害で枯れたマツの伐倒木を焼却しているところでした。昨日のグリーンキーパーの話では、このゴルフ場には約5千本のマツが植栽されていて、防除をしていても毎年100本ぐらいが松くい虫で枯れるとのことでしたが、焼却しているマツは大木でしたので、もったいないなと思いました。ゴルフ場のマツは、コースとコースの境界に1~2列に線状に植栽されている場合が多いようですので、根系癒合による隣接木へのマツノザイセンチュウ感染がどれくらいあるか興味のあるところです。
ドローンによる薬剤散布のデモンストレーションという研究会主催者の説明でしたが、実際にはMAC-FACTORYという群馬県利根郡みなかみ町にある会社 http://mac-factory.com/ が独自に設計・製作した"無人農薬散布機スカイスプレー2000"という、ドローンに似た形のラジコンヘリコプターでした。http://mac-factory.com/?page_id=2 プロペラが8枚付いていて、1~3枚が故障して回らなくなっても墜落しない設計になっていました。デモ機には付けてありませんでしたが、カタログを見ると、プロペラを付けるシャフトの先に棒を付けてロープを円周に取り付けられる構造になっていて、万が一操縦ミスで人にぶつかっても回転しているプロペラに接触しないような安全装置が設置してありました。ガソリンエンジンではなく、バッテリー搭載の電動式でしたので、従来の無人ヘリコプターに比べて騒音が少なく非常に静かでした。
MAC-FACTORYの伊尾木(いおき)浩二代表の一通りの説明とデモンストレーションの後、参加者にも操縦してみるようにとのことでしたので、私も操縦がどれくらい難しいのか易しいのか試しにフライトコントローラーを操作して飛ばしてみました。そのように設計されているので当たり前でしょうが、意外と簡単で、ちょっと練習すればすぐ上手に操縦できるようになるという印象でした。
農薬の代わりに3ℓのタンクに水を入れて散布してみましたが、これならゴルフ場の松くい虫防除でマツの樹冠部の上から簡単に散布ができるのではと思いました。
スカイスプレー2000は水田での農薬散布を想定して設計・製作してあるそうですが、伊尾木代表とは名刺交換・情報交換をしましたので、これからさらに飛散調査試験や、防除効果試験や、作業効率試験などを実施して、松くい虫防除用に若干の改良を加えれば、かなり有用な防除方法になる(ニーズがある)ような気がしました。価格も、本体ユニット一式、バッテリー、充電器その他の附属品込みで100万円ちょっとのようですから、確か1千万円ぐらいした筈の従来のガソリンエンジン搭載の無人ヘリコプターに比べて、手ごろだと思いました。
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