持参した「松保護士の手引き」(改定2版)とその他の資料を吉岡賢人君に渡して、散布をする造園業者が到着するの待ちました。4時半から散布予定になっていましたが、実際には4時ちょっと過ぎに到着し、4時10分から散布を開始しました。6月10日、21日に続いて3回目の散布ですので大分要領がよくなって、ノズルをあらかじめクレーンの先端に固定して、希釈薬液もあらかじめ500ℓのタンクに準備してきましたので、到着後すぐ散布を始め、約30分後の4時40分には作業を終了しました。
散布方法や環境への配慮は前回よりもさらに改善されました。散布対象木の下に位置する飲料自動販売機には1台だけでなく2台ともブルーシートを掛けてカバーしてくれました。ただ、残念ながらこの業者の3段のクレーンでは高さが不足で、樹高約25mの一番守りたい樹齢約300年のマツの樹冠部には十分量の薬液が届いていませんでした。そのことは、前回の散布後、吉岡君が高所作業車を使って樹冠部近くのマツ枝を採取し、樹木医仲間の阿部 豊氏に飼育しているマツノマダラカミキリ成虫に摂食させる生物検定をやってもらって、十分の殺虫効果がなかったことからも確認されました。
この点についてはいずれ甚兵衛の森を守る会で吉岡君が報告して、高木にだけはスプリンクラーを設置・固定するなり、来年は20mの高所作業者の上にノズルを持ち上げて上から散布するなり、皆で検討をすることになると思います。
コンビニ前のベンチに座って吉岡君と30分ぐらい打ち合わせをしてからすぐ帰宅の途につき、朝7時前には自宅に着きました。シャワーを浴びて、朝食を食べて、すぐ7月15日の滋賀県での講演のスライド作成にとりかかり、机の前に座ったままで夕方近くになってやっと出来上がったので先ほど宅ファイル便で発送しました。配布資料の印刷をするので、首を長くして待っていたようでした。滋賀県では何年か前にも農薬シンポジウムで一度講演をしましたが、今回は主催者は同じでも開催場所が異なるので、どれぐらい参加者が重なっているか予想ができません。そのために、基本的には前回と同様の内容構成にしましたが、もし重なる人が多い場合は実際の講演では別の新しい内容構成で話をしますので知らせて下さいとお願いしました。
次は7月6日の東京高田馬場での講演の準備を大至急しなければなりません。遅くても7月4日までには配布資料を送ってほしいと言われています。
やっと一段落しましたので、今から夕食前に1時間ぐらい運動に出かけて汗をかいてこようと思います。
水元公園Cブロックに行き、1時間半ウォーキングしてきました。少しジョギングもしてみましたが、寝不足で元気がでないのですぐ止めてウォーキングだけにしました。江戸川堤防のすぐ下の螺子(ネジ)を切ったりする小さな工場の横には魚の水槽が置いてあったり、カンナが植えてあります。金属相手の無機的な仕事場なので、水槽の小魚や植物を見ると癒しになるのでしょう。
ちょうど綺麗な黄色の花が咲いていました。植物はどうしてこんなに綺麗な色を出せるのか、不思議な気がします。