9月8日(木)~9日(金)に弘前大学で開催される松林防除実践講座での講演の準備をしています。主催者は配布資料を印刷しますので、遅くても2~3日中にはスライドを送らなければなりません。
天気予報は台風10号が関東地方に上陸する可能性が高いと言っています。今日は午後4時頃には怪しげな空模様でしたがまだ雨は降っていませんでしたので、途中でびしょ濡れになってもいいという覚悟で1時間50分ウォーキング/ジョギングにでかけてきました。園芸学部の研究圃場のダイズ畑は雑草管理を全くしていないらしく、ダイズが雑草に隠れて見えなくなりそうです。ちょっと立ち止まって見てみたら、雑草の中には害虫が発生しているものもありました。収穫量の測定が目的ではなく、ダイズも雑草も一緒に緑肥として地面にすき込むのかもしれません。
林床に珍しくタマムシ(多分ヤマトタマムシ)の翅が落ちていました。金属的な派手な色彩は天敵の野鳥を避けるためと考えられているようですが、よくもまあこんな綺麗な色彩を生合成して発現できるものだと不思議な気がしてきます。
旧正門の近くの道路には、以前もクワガタやカブトムシの腹部を食べられた死骸が落ちていましたが、今日はスズメバチ(大きさから多分オオスズメバチ)の死骸がかたまって落ちていました。やはり天敵の野鳥にやられたのでしょうか。その中の1頭にはすでに昆虫の死骸を食べることが知られるコカブトムシらしい甲虫が寄ってきていました。
金町側の江戸川河川敷の野球場は先日台風9号の影響で増水した江戸川とつながっていましたが、今日は水が引いて、少年野球チームが大勢で練習をしていました。みんな生き生きとして元気が溢れた姿でした。
つい先日5人の少年たちが16才の少年に集団で暴行をして殺してしまって河川敷に放置するという悲惨な事件がありました。野球の練習をしている少年たちと同じぐらいの年齢の筈ですが、多分大人たちに放置されて自分たちだけの閉鎖的な世界で生きていて、正常な判断ができなくなっていたのでしょう。最近、通りすがりに女性を次々にナイフで刺した別の少年の事件もありました。いつの時代にもこういう理性を欠いた気違いじみた事件はあるのでしょうが、周囲の大人たちや社会がもっと子供たちに関心を示していればと思ってしまいます。
水元公園Cブロックの不動池の水面上に突き出た木の枝には、いつもはカワセミが留まって水中の小魚を狙いますが、今日はアオサギが留まっていました。
ザクロもカリンもマテバシイのドングリも段々熟してきています。ザクロはもいで中を割って食べられる状態かどうか確かめたい誘惑に駆られましたが、本当に熟せば自然に割れる筈だと思って我慢しました。
帰りに松戸側の河川敷に降りるスロープを1往復だけ走って上り下りしてトレーニングしました。河川敷に自生している胡桃(クルミ)の木の下で中国語で話している3人の男性が長い棒の先に鉤(かぎ)を付けてクルミの実を採っていたので、これを食べるのかと訊いてみました。果肉は毒だが(有毒成分がある)、中に入っている核を割ってその中身を食べると脳に効果があって体にいいとのことでした。この頃の日本人は、柿も栗も無花果(いちじく)も胡桃も木になっているものを採って食べるということをあまりしなくなってしまいました。