2018年6月17日日曜日

日曜でしたので、園芸学部構内を通って、矢切の斜面林と江戸川堤防の間に広がる農耕地をゆっくりえウォーキング/ジョギングしてきました。
園芸学部の研究圃場には何年か前に8億円の研究費を取得して建てた太陽光利用型植物工場がありますが、ちょうど果樹研究室の顏なじみの教員がいましたので、パッションフルーツの栽培試験をしているところとイチジクの栽培試験をしているところを見せてもらいました。イチジクには植物工場でも害虫が発生するらしく、2色の粘着シートが吊るしてありました。
研究圃場には私が現役時代に実験用に造った池の周りに植えたモモや夏ミカンやナシの木が大きくなってそのまま放置されています。モモの木には珍しく今年は実がいくつもなっていましたが、農薬散布をしていませんので、全てのモモの実には害虫侵入痕があり、割ってみるとモモシンクイガの幼虫と思われる害虫が寄生していました。昔、日本植物防疫協会が無農薬栽培をした場合の被害率を調査した結果を公表し、リンゴとモモは病害虫防除をしなければ被害率はほぼ100%に達することを示したグラフがありましたが、研究圃場のモモは正にその通りの状況でした。栽培品種では、それだけ品種改良されて野生の原種がもっていた天然防御物質が除去されているのかもと思いました。
夏ミカンとナシとクリにも実がなっていました。事務管理棟前の庭に植栽されているタイサンボクは純白の綺麗な花を咲かせていました。百周年記念戸定ケ丘ホール前の広場には、何かイベントがあったらしく、大勢の市民が集まっていました。















小山(こやま)の浅間(せんげん)神社の斜面林のビワの木には、熟したビワの実が鈴なりでしたが、摘果をしていないので全部小粒でした。
途中の農地にはキウイフルーツ、ブドウ、カキ、カリン、スモモ?などの畑がありました。畑の端ではダリヤやヒマワリの花が咲いていました。
一軒の家の前の水路(溝)を跨ぐような変な恰好で駐車している車がありました。




 





水田ではチュウサギ、アオサギ、カルガモの姿が見えました。
放置をして虫食いだらけのキャベツ畑もありましたが、ちゃんと農薬散布をして全く虫食いが見られない見事なキャベツ畑もありました。









あちこちで農薬の散布作業をしている農家の姿も見ましたが、保護マスクや保護メガネや手袋を着用していない人が多く、農家自身の作業者暴露を防ぐ意識が足りないなと感じました。
ネギ畑や落花生畑で手取り除草をしている農家もいました。
農道には電気製品が不法投棄されているところがありました。誰が犯人かはわかりませんが、モラルの欠如は情けない限りです。