千葉大学時代の同期生で空手部でも同期だった友人のK君は、お父さんが東京芸術大学卒業生だった血筋か、芸術肌のところがあり、脱サラして自分の会社を立ち上げていろいろな発明をして商品開発をしてきました。一番最近の発明は、「揚水筒」と称する装置で、最少のエネルギーで池の底の水を水面に上方転流させることで、水質浄化効果が期待できるという仕組みです。特許も取得したようですが、この装置をどこで役立てるかが問題ですので、今日私と一緒に手賀沼のフィッシングセンターの養魚水槽と、沼南町(現在は柏市沼南区)の養豚場の尿浄化槽を見学に行きました。
フィッシングセンターでは日曜だということもあって家族連れがニジマス釣りを楽しんでいました。
母親と一緒の小さな女の子がニジマスを釣り上げたら、どうしたらいいかわからず後ずさりし、見ていた兄さんも怖がって後ずさりしていました。今の子供たちは生きた魚が動くのを見たことも触ったこともないので、びっくりしてしまったようでした。
魚の入っている養魚水槽は地下水を汲み上げて流し、電気で水車を回して水に空気を送り込んでいました。空の養魚水槽もいくつかありましたので、場合によってはそこを使わせてもらって揚水筒の水質浄化効果の実証試験ができるかもしれません。ただ、底の水と表面の水を転流させるだけで、果たしてどれだけ水質浄化効果が得られるか、測定してみなければわからないなと思いました。
養豚場の方は、私が千葉大学で現職だった時に何年間も通ってハエ類の発生生態調査と防除方法の試験をしたところです。糞は垂直型のコンポストタンクで発酵させて、有機堆肥として販売しています。尿は浄化槽で爆気をさせ、さらにメンブレンろ過をして浄化していますが、黄色く着色していて、地下水で倍に希釈すると水質基準をパスするので河川に流すことができます。K君が発明した揚水筒でその代わりをするのはちょっと難しいかなという印象でした。