2021年10月31日日曜日
アメリカ在住の娘Patricia夏子から、孫娘のAika(愛夏)が通っている現地の日本語学校の宿題で先祖のことを調べて提出するという宿題があるので教えてほしいという電話がありました。家系図を送るからメールアドレスを知らせるように言ったら、孫たち3人のメールアドレスと一緒にAika(愛夏)とColin(琥倫)のハロウィーンで着る仮装姿の写真が送ってきました。一番下のColin(琥倫)は伸長が192cmになったとのことでした。爺馬鹿と婆馬鹿ですが、私と妻は写真を見て喜んでいます。
3日間程旅行に出ていてチャドクガの調査ができませんでしたので、早速出かけてきました。新東京クリニック横のツバキ植栽の株元にはチャドクガ成虫の死骸が2個ありました。坂川沿いの安田邸の庭のツバキの葉には、今年産下されたと思われる新しい卵塊が見つかりました。今年の第2世代目の成虫が産下したと思われる、野外で初めて見つけた卵塊です。それ以外にはチャドクガ成虫も卵塊も見つかりませんでした。園芸学部研究圃場の飼育瓶と飼育容器の中では成虫がほとんど死んでいましたので、明日にでもペーパータオルの上に並べて性比を調べてみるつもりです。
戸定が丘ホール横のアサガオは青色の花を咲かせますが、萎む時はピンク色になります。今日は偶然半分だけピンク色の萎みかけの花がありました。近所のトチノキの黄葉/紅葉が一段と進みました。
2021年10月30日土曜日
神戸でも名古屋でも宿泊するホテルはネットで検索して予約しましたが、新型コロナウイルスの感染者数の激減に伴う規制解除でホテル間でお客の争奪競争が起こってるのか、料金の価格破壊が起こってるのかなと思いました。通常は一人一泊6千円~8千円ぐらいはするところが、朝食付きで二人で3千円~4千円(一人千5百円~2千円)というところがほとんどでした。結局は一人で宿泊して二人分を払いましたが、それでもずい分安いなと思いました。ホテル業界は自粛要請中にお客がいなくて厳しかったので、規制解除になって必死にビジネスを挽回しようとしているのでしょう。私が名古屋で宿泊したホテルオリエンタルエクスプレス名古屋栄は1階にはTully's Coffeeとコンビニのファミリーマートが設置してありました。
朝近所を散歩してみたら、商店街の前の通路にごみ箱が設置してあり、ほとんどがごみの不法投棄を防止するために施錠がしてありました。それが逆効果で、あちこちでごみ箱の前にごみが放置されていて、カラスの群れがその中から食べ物を物色して食べ散らかしていました。学習したカラスが毎朝ごみが片づけられる前に、どこかから飛んで来るのでしょう。
朝9時半に約束通り元千葉大学教授(作物学研究室)で同僚だった田代 亨先生が訪ねてきてくれました。年齢的には79才の私より10年以上若いとのことですので60代後半でしょうが、今でも出身の名古屋大学農・生命科学部の作物学教室の圃場で作物の栽培試験をしておられるとのことで、お互いの近況報告をして楽しい時間を過ごしました。私は11時にホテルをチェックアウトして新幹線で静岡に向かいました。午後1時に静岡駅で待ち合わせしてあった「市橋達也君の更生を支援する会」の支援金残金を管理して下さっているTさんとお会いしました。駅構内の喫茶店で支援金残金をどうしたら確実に仮出所する時に市橋君に届けられるか相談をしました。その後、新幹線に乗って沼津駅で途中下車して、待ち合わせをしてあった午後3時半に旧知の渡邉善保氏とお会いしました。彼が千葉県職員で東葛飾農業改良普及所勤務で畜産と野菜担当だった時からの付き合いで、千葉農業事務所長を停年退職後、三井物産とクボタでの勤務を経て郷里の沼津に帰ってお母さんのお世話をしておられます。昔一緒に殺虫剤抵抗性対策に取り組んだ柏市の利根川遊水池にあるチンゲンサイの契約栽培をしている大室団地を再訪するのに、東葛飾農業事務所の担当者を紹介してもらいました。
沼津からは計画通り午後5時頃の電車に乗って、松戸には7時頃帰りました。久し振りの長距離旅行でしたので、欲張っていろいろ計画しましたが、全部無事にこなすことができました。
残念ながら帰りの新幹線の車窓からは富士山は雲に隠れて見えませんでしたが、浜名湖は見えました。
2021年10月29日金曜日
シンポジウムのプログラムは昼まででしたので、すぐ新神戸駅に移動して新幹線で名古屋に向かいました。予定通り午後3時頃着いて、地下鉄で八事駅に行き、お墓参りをしてきました。いつもお花を買う清水屋石材店に寄って2,200円のお花を3組買って、太田家(母の従兄だった太田更一先生が眠っている)と荒川家(母の母の実家)と本山家のお墓にお参りしてきました。コロナで長い間お墓参りができませんでしたので、石組や砂利の間から草が結構生えていましたので手で引っこ抜くのが大変でした。
約1時間でお墓参りを済ませて、地下鉄で本山駅まで行って名古屋大学農・生命科学部の害虫制御学教室(私が大学院生だった頃は害虫学教室、その後環境昆虫学教室、現在は害虫制御学教室と名前が変わりました)を訪問して、談話室の棚に保管してある卒業論、修士論文の中から、殺虫剤抵抗性に関する論文の表紙の写真を撮りました。恩師の齋藤哲夫先生が昨年12月に96才で逝去されましたので、12月に予定されている農林害虫防除研究会の第1回殺虫剤抵抗性シンポジウムの私の講演の中で、追悼の意味を込めて害虫制御学教室で行われた殺虫剤抵抗性に関する研究を紹介するためです。
予約してあったホテルにチェックインして、夕食を食べにホテルの周辺を散歩しました。中部電力のテレビ塔が真っ赤にライトアップされていました。コロナの感染者数が激減していろいろな規制が解除されましたので、レストランやバーが営業を再開していました。
2021年10月28日木曜日
東海道新幹線に乗る時はいつも車窓から富士山が見えるか、三島駅を過ぎる辺りからチェックします。今日は天候に恵まれてしっかり見えました。初めは北側の斜面なのか雪に覆われていましたが、静岡に近づくにつれて南側の斜面に変わるのか雪が少なくなりました。
会場のアリストンホテル神戸の16階からは神戸港方面がよく見えました。高木和広委員長の挨拶の中での説明では、参加者は会場とオンラインと合わせて70名ぐらいとのことでした。よいプログラムで、基調講演も一般講演も特別講演も素晴らしい内容で大変勉強になりました。今回は特に、「植物による農薬の吸収・移行・代謝」というテーマでしたが、単に吸収・移行・代謝の測定ではなく、それらに関わる遺伝子に関する分子遺伝学的研究が中心で、最近の研究の動向がわかりました。私にとって非常に興味深かったのは、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合機構農業環境研究部門化学物質リスク研究領域有機化学物質グループ研究員の並木小百合博士の「土壌中クロピラリド濃度に応じた作物の生理障害と地上部濃度との関係」という演題の一般講演でした。クロピラリドという除草剤は日本では農薬登録はありませんが、アメリカでは牧草地で使われるようで、水溶性・残効性という性質から牧草に吸収されるらしく、日本が家畜の飼料を輸入する時に残留しているとのことでした。家畜が食べると水溶性のために分解されずにそのまま糞尿に排泄され、それを堆肥として(特に有機農業では化学肥料を削減して堆肥の利用を奨励しているので)農地に施用すると、土壌中に蓄積し、そこで栽培する作物に薬害を生じるということでした。輸入食品には残留農薬の基準値が設定されていますが、家畜飼料の牧草や堆肥の場合は多分残留農薬基準値は設定されていない筈ですので、どう規制して堆肥を介した農地の残留性農薬による汚染を防げるのか、難しい問題だなと思いました。
神戸市内には高層ビル(特にマンションなど)が多数林立していました。三宮駅には、JR三宮駅と、阪急神戸三宮駅と、ポートライナー三宮駅があって、私のように関東から初めて行った者は戸惑い気味でした。
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