2013年10月6日日曜日

天気予報ではガルフ湾で発生したハリケーンKarenが今日か明日頃にこの辺りを通過する筈でしたが、勢力が弱まってTropical storm(熱帯性低気圧?)になったせいか、今朝起きたら一面が濃霧で真っ白でした。週末はロビーでの朝食がないと思って自分の部屋の台所でドリップ式のコーヒーメーカーでコーヒーを入れて、食パンをトーストにしてバターを塗り、リンゴとバナナとミルクで朝食にしました。後で気がついたのですが、マネジメントが代わったせいか(以前はこのモーテルはStudio Plusと言っていたのが今はExtended Stay Americaに代わった)、日曜なのに朝食のサービスがありました。

いつものようにRegency park に散歩に行きましたが、池には濃い霧が立ち込めて向こうがうっすらとしか見えなくなっていました。野外劇場で音楽が聞こえたので立ち寄ってみたら、インド人の男性たちが舞台で音楽に合わせて踊っていました。しばらく見ていたら、男性たちが終わったら今度は女性たちが舞台に上って違う踊りを踊りました。台湾で朝の公園でよく見た太極拳や、日本でちょっと前までよく見た朝のラジオ体操のようなものなのかもしれません。 紅葉が始まり、木々の葉の色がそれぞれ異なり、楽しませてくれます。リスもすぐ目の前に出てきます。

今日は私はトコジラミの発生したマンションに行って仕事をしていたら、午後3時頃マージーさんから電話があって、すぐ近くの映画館でRed 2というCIAを退職した男の映画を見に行くというので、私も一緒に行くことにしました。この映画館は細長い建物に廊下を挟んで小さな映画館が10くらい並んでいてそれぞれ違う映画を上映していました。封切になって数ケ月経った映画を専門に上映して、料金は以前は1ドル50セント(約150円)だったのが、今日は2ドル(約200円)に値上がりしていました。結構大勢の観客が入っていましたので、こういうのも娯楽の多様化やDVDの普及で不況と言われる映画館経営の一つの方法だなと思いました。

夕食はマージーさんが映画館の帰りにモーテルに来て、いろいろなものをごちゃ混ぜにした南部の家庭料理を作ってくれました。 本当は今日か明日はジョアンさん・フランク君の家で食事をすることになっていたのですが、昨日確認の電話をしてみたらジョアンさんが電話にでて、私がHow are you?(気分はどう?) と言ったらI am not feeling well.(調子がよくない)と答えました。低く沈んだ声の調子から、持病のうつ病が発症していることがすぐわかりました。フランク君が会社を退職して仕事から引退してから、時間ができたので夫妻で一緒にジムに行ってリハビリをしていたのですが。

2013年10月5日土曜日

朝ラリー君とすぐ近くのウォルマートというスーパーマーケットに行ってフィッシングライセンスを購入しました。以前は、1年間有効なのと1日だけ有効なOne day permitというのがあったのですが、ルールが変わったらしく、1年間有効か10日間有効かになっていました。私たちのように州外の住民の10日間有効なライセンスは一人$10でした。それからLake Johnson に行ってJohn boat(平底のボート)と電気モーターとバッテリーを$10で1時間借りることにしました。昨日の食事代のお返しとしてお金は全部ラリー君が払ってくれました。

湖面にはすでに3艘(そう)のボートがでてフィッシンブをしていました。ラリー君が船尾に座ってモーターの操作をしてくれましたが、これも私が自由に釣りができるようにとの配慮です。最初は二人とも紫色のプラスチックウォーム(ミミズ)をつけて投げていましたが、当たりがこないので、途中から私は太った魚の形をした深く潜るタイプのルアー(疑似餌)に切り替えましたが、それが正解で2.5ポンド(1.1Kg)くらいのいいサイズのラージマウスバス(日本ではブラックバス)とやはり同じくらいのサイズのキャットフィッシュ(ナマズ)を釣り上げました。両方ともいいサイズでしたので、引きが強く、無理して引いてラインが切れるといけないのでしばらく引き合いをしながら魚が疲れて引きが弱くなるのを待って釣り上げました。ラリー君の奥さんのリンダさんは料理が上手で、いつも釣った魚をすぐ料理してくれるので本当はモーテルに持って帰って自慢したかったのですが、魚を保持する紐も入れ物も持っていなかったので写真だけ撮って水に放してしまいました。わずか1時間でこんないいサイズの魚が2尾も釣れたのですからラッキーでした。
若い頃だったらラリー君も私も何時間でも釣りを続けたのでしょうが、二人とももう老人ですし、モーテルで女性二人がご飯を作って待っている筈だからと思って、最初の予定通り1時間だけで止めました。1970年代の初めの頃にノースカロライナ州立大学にいたラリー君と一緒によくKerr Lake という湖にフィッシングに行った当時を思い出し、楽しい時間を堪能しました。

モーテルに帰ったらマージーさんもリンダさんも女性は女性同士でどこかに出かけて留守でしたが、間もなく帰ってきて4人で近くのオールドチャーリーというアメリカ料理のレストランに行って昼食を食べました。お金はリンダさんが全部払ってくれました。しばらくおしゃべりをしてからモーテルに戻り、ラリー君とリンダさんは荷物を車に積んでサウスカロライナ州に向かって出発しました。来年もし私がまたアメリカに来れたら、今度は私がサウスカロライナ州の牧場を訪ねるからと言って別れました。昨日の夕方着いて、今日の昼までの短い時間を私と過ごすために片道5時間も車を運転してきてくれたことになりますが、こういうのが南部の田舎のアメリカ人らしい良さだと思います。

昨日到着したばかりのリンダさんが、何て人が多いのだろうと言ったことがちょっと気にかかりました。普段サウスカロライナ州のギャフニーという田舎町の広大な牧場に暮らしていて、リンダさん自身は今でも刑務所で教師をして働いていますが、朝は鶏のコケコッコーで目を覚ますようなのんびりしたペースの生活をしているので、ノースカロライナ州のローリー市のようなところで人がたくさんいるのを見て住んでいる世界が違うような違和感を感じたのでしょう。日本でも千葉県に住んでいる私がたまに東京の渋谷や新宿の駅前辺りに行って、多くの人々が夜遅くまでゾロゾロ歩き回っているのを見ると、何か別世界のような違和感を感じるのと同じ気持なのかもしれません。 今日は朝の散歩も夕方のジョギングもできませんでした。

2013年10月4日金曜日

朝いつものようにRegency Park の池の周りを歩こうと思ってモーテルを出ましたが、途中の川(Swift Creek)の橋を渡る手前に森の中に続く小道があるのに気がつきました。犬の散布をさせている人が入っていったので、私も続いて小道に入ってみました。大きな木に囲まれた小道にはSwift Creek Greenway という道標が立っていて、Wild Life Refuge(野生生物保護地区)なので狩猟、フィッシング、動物捕獲の罠の設置は禁止というポスターも木に打ち付けてありました。モーテルのすぐ隣にこんな素敵な自然があったとは今まで気が付きませんでした。何だか得したような気分で森の木々や川の景色を眺めながら約1時間歩いてきました。

モーテルに戻って、2回目の洗濯をして汚れた衣類を全部きれいにしてサッパリしました。それから昨日トコジラミのトラップを設置したマンションに行って、炭酸ガスのトラップと集合フェロモン入りのシェルターのトラップをチェックしてみましたが、トコジラミは1匹も入っていませんでした。持参した海中電灯と虫眼鏡を使って、引き出しの中や棚の中や、ベッドの隅など丁寧に調べてみましたが、トコジラミも排泄物も全くなく、代わりにゴキブリの死骸と生きているカメムシ2頭が見つかりました。カメムシは多分越冬のために窓の隙間かどこかから入ってきたものと想像されます。トコジラミも名前にはシラミと付いていますが、実際にはシラミの1種ではなく、カメムシの1種ですから、共通のくさい匂いを放出することが知られているようです。従って防除業者が連れてきた犬が陽性反応を示したのは、カメムシだった可能性もあります。 トコジラミの有無を調べる残る方法は、私自身が裸になってベッドやソファーやカーペットの上に横になって、トコジラミが吸血に出てくるかどうかを確かめるだけです。 午後3時頃Lake Johnson に行って1周3マイル(約5Km)をジョギングしてきたら、今日は39分で回れました。太ももの上側と下側はまだ筋肉が張っていて筋肉痛がありますが、少しずつ心肺機能がよくなっているのかもしれません。

夕方5時過ぎに、リンダさん・ラリー君夫妻から電話があり、すぐ近くのショッピングセンターのハリス・ティーターという食料品店の前にいるけれどモーテルへの道がわからないということでしたので、すぐ迎えに行くからと伝えました。昨年は私のモーテルに泊まって、同じ部屋で夫婦は私のベッドに寝て、私はソファーで寝ましたが、今年を気を使ってすぐ近所のラキンタインという別のモーテルを予約してありました。チェックインをした後、マージーさんも含めて4人で近くの中国料理店に行って一緒に夕食を食べました。 デザートにラリー君と私は液体チョコレートのかかったバナナケーキを注文して半分ずつ食べました。奥さんのリンダさんは始めはデザートはいらないと言っていたのに(多分カロリーを気にして)、私たちのバナナケーキを見たら子供みたいに誘惑に負けて自分たちも同じものがほしいと言って注文しました。中国人のウェイトレスがマージーさんと分けて食べるように2つに切って持ってきたら、先に食べたラリー君と私の方がチョコレートがたくさんかけてあったと文句を言いました。ウェイトレスも自分もそう思うと言って、もう一度チョコレートをたくさんかけ直して持ってきました。半分は冗談でしょうが、まるで子供みたいなことを言ってウェイトレスを困らせて、ラリー君も困ったような顔をしていたので、肩をたたいてこういう奥さんでは自宅ではさぞ大変だろうなと言って慰めてあげました。

明日の朝はラリー君と私は7時頃に合流してLake Johnson でボートと電気モーターとバッテリーを借りて(1時間10ドル)フィッシンブをすることにしました。マージーさんとリンダさんは、美術館に行くなり別行動の予定です。今回は滞在期間が短いから私が訪ねて行けないと言ったので、サウスキャロライナ州のギャフニーという町からわざわざ5時間も車を運転して会いに来てくれたので、ありがたいとお礼を言っておきました。食事後にウェイトレスが1チェックか、2チェックか、4チェックかと訊くので(つまり食事代を割り勘にするのか誰か代表で払うのかという意味)、1チェックと言って、4人分の食事代は$95.63だったので、チップ$15.00を会わせて$110.63を私が払いました。リンダさんが恐縮がって、明日のフィッシング代とランチ代は自分たちがもつからと言っていました。サウスカロライナの自分の家のガーデンで収穫したトマトとキャンタロープ(メロンとカボチャの合いの子みたいな瓜)を持ってきていて、ランチはリンダさんが私の部屋の台所で作ってくれるようです。

ラリー君もリンダさんもお互いに2度目の結婚ですが、素敵な奥さんです。 (写真のアップの仕方を思い出しましたので、少しずつさかのぼって追加していきます。)