松枯れ防除実践講座の2日目は、会場を森林総合研究所林木育種センター東北育種場に移して実施されました。東北育種場には、抵抗性松を選抜するためにマツノザイセンチュウを接種(1000頭/苗)した松苗を維持しているハウスがあり、生き残った松と枯損した松が一目瞭然でした。
研修は参加者が多かったので4班に分けて、線虫接種技術、殺線虫剤の樹幹注入、殺線虫剤の土壌灌注・灌水、玉切りした伐倒木にマツノマダラカミキリ成虫に対する病原微生物ボーベリア菌製剤(バイオリサマダラ)の施工、燻蒸剤の施工、ナラ枯れ予防薬剤の樹幹注入、などを実施しました。
こうして、全国(今回は岩手県の他に福岡、四国、島根、長野、埼玉、伊豆大島、福島、秋田、青森など)から集まった松保護士や樹木医の資格を持っている方々が、松くい虫防除の実技を研修するのは大変よいことだと思いました。
全てのプログラム終了後、私と参加者の一人O氏とは迎えに来てくれた車で岩泉に行き、山の中の入植地にある集会場に移動しました。(有)龍泉洞黒豚ファームのT氏とそのご家族、田野畑谷地(やまち)酪農牛乳(株)のY氏夫妻、東京農業大学国際農業開発学科の研修生3名(2年生)が待っていてくれて、夕食を作ってくれて心温まる歓迎会をしてくれました。夕食には養豚場で生産した黒豚のとろけるような角煮や、酪農牧場で生産したコクのある美味しい牛乳も含まれていました。
歓迎会後、私とO氏は集会場に布団を並べて泊まりました。
2013年9月5日木曜日
2013年9月4日水曜日
松枯れ防除実践講座が開かれた岩手大学には少し早目に着いたので、学内をちょっとだけ散歩する時間がありました。さすが伝統のある大学だけに、構内には巨大な木が何本かありました。
講座では挨拶その他に続いて、岩手県農林水産部森林整備課長のA氏が講演し、岩手県における松くい虫の侵入・拡散状況を説明してくれました。県南部から侵入した松くい虫は先ず幹線道路(国道)沿いに北上したので、見つけるとすぐ伐倒駆除をして拡散を抑えてきたが、現在は侵入地域が面として広がって盛岡市まで入ってしまっているとのことでした。
独立行政法人森林総合研究所東北支所のN氏の講演は、松くい虫防除の戦略について、予算と人員が限られた現状では、最前線(岩手県盛岡市のような)に集中的に戦力を投入してそれ以上の拡散(青森県への侵入・分布拡大)を防ぐことの重要性を指摘しました。
私の講演も時間を5分くらいオーバーした以外はまあまあというのが自己評価ですが、他の参加者からはお世辞が半分かもしてませんが、高い評価をいただきました。
交流会(懇親会)では、島根県や長野県や群馬県などから参加された方々と名刺交換・情報交換ができて有意義でした。
講座では挨拶その他に続いて、岩手県農林水産部森林整備課長のA氏が講演し、岩手県における松くい虫の侵入・拡散状況を説明してくれました。県南部から侵入した松くい虫は先ず幹線道路(国道)沿いに北上したので、見つけるとすぐ伐倒駆除をして拡散を抑えてきたが、現在は侵入地域が面として広がって盛岡市まで入ってしまっているとのことでした。
独立行政法人森林総合研究所東北支所のN氏の講演は、松くい虫防除の戦略について、予算と人員が限られた現状では、最前線(岩手県盛岡市のような)に集中的に戦力を投入してそれ以上の拡散(青森県への侵入・分布拡大)を防ぐことの重要性を指摘しました。
私の講演も時間を5分くらいオーバーした以外はまあまあというのが自己評価ですが、他の参加者からはお世辞が半分かもしてませんが、高い評価をいただきました。
交流会(懇親会)では、島根県や長野県や群馬県などから参加された方々と名刺交換・情報交換ができて有意義でした。
2013年9月3日火曜日
昨日は運動の時間がとれなかったということと、明日の盛岡での講演の準備はだいだいできているということで、昼休みに江戸川左岸の堤防を上流に向かって3時間ちょっと歩いてきました。昨日の竜巻で大気中のごみが飛ばされたのか、空は抜けるように青く、真っ白い雲が湧きたつように発生していました。真夏のような、秋のような、まるで飛行機の上から見る雲のようで面白かったので眺めながら歩いて楽しみました。
いつも側を通る家の庭の酔芙蓉(すいふよう)は、酔っ払うには早すぎる昼の時間だったにもかかわらず、いつもよりも濃いピンク色をしていました。時間(というよりも日射し)によって花の色が変化する、不思議な植物です。この時期になると、あちこちで木の実やドングリもビッシリ生(な)っています。その中の大部分は他の生物の餌になって、一部は発芽・生育して命を次の世代に引き継ぐのでしょう。
明日は自宅を早く出て、盛岡に向かいます。6日(金)の夕方か夜には帰宅する予定です。ブログを更新する時間があるかどうかわかりませんが、一応パソコンは持参するつもりです。
いつも側を通る家の庭の酔芙蓉(すいふよう)は、酔っ払うには早すぎる昼の時間だったにもかかわらず、いつもよりも濃いピンク色をしていました。時間(というよりも日射し)によって花の色が変化する、不思議な植物です。この時期になると、あちこちで木の実やドングリもビッシリ生(な)っています。その中の大部分は他の生物の餌になって、一部は発芽・生育して命を次の世代に引き継ぐのでしょう。
明日は自宅を早く出て、盛岡に向かいます。6日(金)の夕方か夜には帰宅する予定です。ブログを更新する時間があるかどうかわかりませんが、一応パソコンは持参するつもりです。
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